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フリーランスエンジニア独立後の失敗例を紹介!原因と解決策も解説

更新日 2024/05/13

フリーランスのITエンジニアとして独立する前に、さまざまな失敗を想定して準備を行う必要があります。この記事では、フリーランスエンジニアが直面する失敗事例やその原因、解決策、さらに失敗しやすい人の特徴について詳しく解説します。

これからフリーランスエンジニアとして独立を検討している方にとって、フリーランスがどのような点で失敗しやすいかを知ることは、準備を進める上で役立つはずです。

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フリーランスエンジニアに見られる具体的な独立失敗例を紹介

フリーランスエンジニアに見られる独立失敗例として以下の3つを紹介します。

  • タスク管理が難しい
  • 収入が安定しない
  • 健康・ストレス管理を疎かにしやすい

フリーランスとして長く活躍するために、どのような失敗が起こり得るかを想定することは大切です。

失敗例①:タスク管理が難しい

フリーランスとして独立したての時期には、収入を安定させるために、多くの案件を引き受けがちです。

しかし、「一度仕事を断ると次がないかもしれない」という不安から、自分の処理能力を超える仕事を受けてしまうと、オーバーワークやスケジュール管理の失敗につながってしまいます。

反対に、仕事を選びすぎると収入面の不安を常に抱えることになります。フリーランスは会社員と異なり、収入を考慮しながら、自分で毎月の業務やタスクを設定し、管理する必要があります。

優先順位を間違えたり、タスクを溜め込んだりすると、「スキルアップのための時間が不足する」「納期に間に合わなくなる」などの事態を招くことも少なくありません。

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失敗例②:収入が安定しない

フリーランスエンジニアが独立後に直面しうる失敗の一つが、収入が安定しないことです。

DX領域のフリーランス人材の報酬満足度調査によると、「正社員に戻りたいと思った理由」として「フリーランスは収入が安定しないから」と答えた人が全体の約5割にのぼりました。(※)

フリーランスの収入は、固定給ではなくプロジェクトベースで変動するため、収入が大幅に減少する、あるいは無収入になる可能性があります。収入の変動は収入の増減が生活に直接影響します。

「プロジェクトの完了が遅れたため、報酬の支払いが1ヶ月後ろ倒しになる」「継続していた案件が急遽今月で終了する」といったケースにより、収入が不安定になることがあります。特に大規模なプロジェクトでは、作業期間が長引き、報酬の支払いが数ヶ月先になることもあります。

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失敗例③:健康・ストレス管理が疎かになりやすい

フリーランスエンジニアとして独立することは、仕事の自由度が高い反面、健康・ストレス管理が疎かになりがちです。

フリーランス特有の孤独な職場環境や、仕事のプレッシャー、不規則な生活リズムは、身体だけでなくメンタルの健康にも悪影響を及ぼします。出社時間のない自由な働き方は、一見魅力的に見えるでしょう。しかし、案件を詰め込みすぎることで、セルフブラック企業化し、オーバーワークに陥る危険性もあります。

健康が損なわれると、業務への影響も出てくるでしょう。業務の質の低下によりクライアントとの契約解除など、仕事量の減少に直結し、経済的な困難を招く可能性があります。

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フリーランスエンジニアによくある失敗の原因と解決策

この章では「営業・交渉」「契約・税金」「自己管理」の3つのカテゴリーごとの失敗の原因と解決策を紹介します。失敗談の内容に合わせて具体的な対策内容も解説しているので、これからフリーランスとして独立を検討している方は参考にしてみてください。

営業・交渉での失敗の原因と解決策

ここでは、フリーランスエンジニアによくある営業・交渉での失敗のケースを見ていきましょう。

  • 営業スキルがなく、新規開拓が行えていない
  • 業務の単価が上げられない
  • 継続的に仕事をもらえる顧客がいない
  • 取引先が少なく、一気に収入が減るリスクがある

失敗の原因①:営業スキルがなく、新規開拓が行えていない

エンジニアフリーランスの方には、今まで営業の経験がない人もいます。案件獲得する方法として、会社員時代の人脈を活用して案件を得るやり方はありますが、長期的にフリーランスとして活動していくと、新規開拓を行わなければならない場面が出てきます。

新規開拓の手段として有効なのは、「クラウドソーシングサービスの利用」、「エージェントサービスの活用」、「直接企業への営業」があります。特に独立したばかりのフリーランスには、比較的ハードルの低いクラウドソーシングサービスや、営業活動をサポートしてくれるエージェントの活用がおすすめです。

フリーランスとしての活動に慣れて、実績やポートフォリオが充実してきたら、興味がある企業に直接営業を行ってみてもいいでしょう。

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失敗の原因②:業務の単価が上げられない

フリーランスを長く続けていく上で、業務の単価をあげることも重要です。自分からクライアントに単価交渉を行わなければならないのは正社員と異なる点といえます。

解決策としては、以下の内容が挙げられます。

  • スキルの向上:新たな言語や技術の習得、資格の取得
  • 今までの業績をアピールする:既存のクライアントに今までの業務を通してどのような成果を挙げたかを伝える
  • 好条件の案件を探す:同じ業務内容でより高待遇な案件(単価・稼動時間など)を探す
  • 上流の案件を目指す:今行っている業務よりも上流の案件を目指す

失敗の原因③:継続的に仕事をもらえる顧客がいない

フリーランスとして安定した収入を得るためには、一度のプロジェクトだけでなく、長期的に案件を受注できるクライアントを確保することが重要です。継続案件を受注する上で最も重要な点は「クライアントが期待する価値を提供すること」です。

その他のポイントとしては、「クライアントとの円滑なコミュニケーションを心がけること」「受けたフィードバックを業務に反映し、同じ指摘を受けないようにすること」「納期の厳守」などが挙げられます。

また、自分の能力やスキルに合わない案件を受注してしまうと、クライアントの期待値を下回る結果になるリスクがあります。そのため、自身の経験やスキルセットに合った案件を選ぶことが、相手の期待を上回る成果を提供するための基本となります。

失敗の原因④:取引先が少なく、一気に収入が減るリスクがある

フリーランスにとって取引先の数は収入源を意味します。取引先が少ないと、一気に収入が減るリスクとなります。

フリーランスエンジニアの平均的な1月あたりの案件数は約2.7件、中央値で3件とされています。(※)デザイナーやライターなどの業種と比べると、並行して多くの案件を抱えることは難しいですが、複数取引先は確保できるといいでしょう。

抱える案件が限られるフリーランスエンジニアにとっては、長期案件(6ヶ月〜1年)を積極的に獲得することも一つの方法です。長期案件は安定した収入源となり得るため、条件を満たしていれば挑戦する価値があります。

さらに、受注している案件期間が決まっている場合は、案件終了の約2〜3ヶ月前から新規案件の獲得活動を始める必要があります。早めに新たな収入源を確保することで、収入の安定化を図ることができます。

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契約・税金関連での失敗の原因と解決策

次に、フリーランスエンジニアによくある契約・税金関連での失敗のケースを見ていきましょう。

  • 節税対策ができていない
  • 無駄な経費・支出がある
  • クライアントと契約書を交わしておらず、報酬を回収できない

失敗の原因①:節税対策ができていない

節税対策によって、不要な税金の支払いを回避することができます。節税対策は多岐にわたりますが、まず初めにできる節税対策は、「経費に該当する項目を把握すること」「確定申告を青色申告で行うこと」です。

経費として計上できるものには、「事務所の家賃」「通信費」「水道光熱費」「旅費交通費」「接待交際費」「広告宣伝費」「消耗品費」などが含まれます。これらの経費を適切に管理し、確定申告で計上することによって、税負担を軽減できます。

また、確定申告は白色申告と青色申告のどちらかから選ばなければなりません。青色申告を選択すると、最大65万円の特別控除を受けることが可能です。一方で白色申告の場合の控除額は48万円にとどまります。青色申告では複式簿記の帳簿を作成する必要があり、一定の手間は伴いますが、その分、節税効果は大きくなります。

失敗の原因②:無駄な経費・支出がある

事業にとって無駄な経費・支出を抑えることもフリーランスを長く続けていく上で大切です。定期的に使用頻度が減ったサブスクリプションや会員費を見直してみましょう。

また、固定費の見直しも大切です。生活費には「インターネット代」「水道光熱費」「食費」「家賃」「保険料」などがありますが、削減できる項目はないかを確認することで、固定費を抑えることができます。

失敗の原因③:クライアントと契約書を交わしておらず、報酬を回収できない

クライアントとの間で最も多いトラブルが報酬の未払いです。『フリーランスの実態と課題』では企業トラブルの約43.7%が「報酬の支払いが遅延された」と報告されています。また、フリーランスの69.7%が「仕事をしたが、クライアントが報酬を払ってくれない」と回答しています。(※)

報酬に関するトラブルを回避するためには、案件開始時に必ず業務契約書を交わすとよいでしょう。また、事前に契約書の雛形を準備しておくとスムーズに契約を行えます。

エージェントやクラウドソーシングサービスを経由して案件を受注する場合は、管理している企業が報酬トラブルに対応してくれることが多いため、直接営業に比べて報酬未払いのリスクは軽減されます。

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自己管理での失敗の原因と解決策

最後に、フリーランスエンジニアによくある自己管理での失敗のケースを見ていきましょう。

  • 時間管理がうまく行えていない
  • モチベーション管理がうまく行えていない
  • 健康管理がうまく行えていない
  • 金銭管理がうまく行えていない

失敗の原因①:時間管理がうまく行えていない

自己管理の失敗の一つに、「時間管理がうまく行えていない」という問題があります。時間管理を怠ると納期遅れや品質の低下に繋がり、顧客からの信頼を失うことになります。結果として、案件が獲得できなくなる、収入が減少する、などの事態を招きます。

対策として、月間や1週間の勤務時間を事前に整理し、案件ごとに要する労働時間を大まかに算出しましょう。フリーランスエンジニアとしていくつか案件をこなしていけば、「1時間の稼動でどれくらいの報酬が得られるか」が把握できます。

希望する月収に合わせて必要な月間稼動時間や週の稼働時間を設定すれば、無理のないスケジュールを立てることが可能です。

失敗の原因②:モチベーション管理がうまく行えていない

フリーランスとして活動する上で、日々のモチベーションを管理することは重要です。

モチベーション管理の方法としては、長期のキャリアパスを策定することが効果的です。将来のキャリアビジョンが明確になれば、現在必要なスキルや経験を特定しやすくなります。また、「このような自分になりたい」という具体的なイメージがあると、モチベーションの向上にも繋がります。

失敗の原因③:健康管理がうまく行えていない

フリーランスは自己責任で健康管理を行わなければなりません。正社員であれば、定期的な健康診断が義務付けられており、健康チェックを自然と行う機会があります。しかし、フリーランスは個人で健康診断の申請を行う必要があります。

フリーランスが毎年、健康診断を受診する割合は28%という低水準(会社員<公務員・経営者含む>の受診率は81%)であり、多くのフリーランスが十分な健康管理を怠っています。(※)

また、フリーランスは仕事時間を自由に設定できる一方で、これが生活習慣の乱れや働きすぎに繋がるリスクもあります。規則正しい生活スケジュールを守ることは、健康管理を行う上で重要です。食事、休憩、睡眠の時間をしっかりと取り、定期的に運動をするなどして体調を整えることが求められます。

フリーランス健診受診実態調査2021/クリニックTEN渋谷

失敗の原因④:金銭管理がうまく行えていない

フリーランスとして活動する上で、売上や経費、支出の把握は必須です。金銭管理を怠っていると、「顧客を増やすのに必要な広告費に費用が投じられない」「いつの間にか生活費を削らなければならない状況になった」といったケースが発生するかもしれません。

独立を検討する際は、事前に金銭面でのルールを設定しておくことが重要です。例えば、「月収が〇〇万円以上は必ず確保する」「貯金が〇〇円を切ったら稼動量を増やす」など、具体的なルールを設けることで、必要な収入額や稼動量を判断しやすくなります。

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失敗するフリーランスエンジニアの特徴

失敗するフリーランスエンジニアには以下の特徴が挙げられます。

  • クライアントとのコミュニケーションを円滑に行えない
  • フリーランスエンジニアに必要なスキルを有していない
  • 無計画でフリーランスになろうとしている
  • 継続的なキャリアアップを目指していない

長期的にフリーランスとして活躍できるように、事前に失敗する人の特徴を押さえておきましょう。

クライアントとのコミュニケーションを円滑に行えない

失敗するフリーランスエンジニアの一つの特徴として、クライアントとのコミュニケーションが円滑に行えない点が挙げられます。技術力と並んで、フリーランスエンジニアには高いコミュニケーション能力が求められるからです。

フリーランスエンジニアはチーム単位で業務を行うケースが多いため、相手の意図を正確に理解し、自身の考えを明確に伝える能力が不可欠です。

フリーランスエンジニアに必要なスキルを有していない

エンジニアとしての基本的なプログラミングスキルやシステム開発の経験が不足していると、案件を獲得することは困難です。フリーランスとして成功するためには、継続的なスキルアップが不可欠です。

特にフリーランスエンジニアは、プログラミング言語の習得が欠かせません。例えば、フロントエンドエンジニアであればJavaScriptを、バックエンドエンジニアであればJava、C#、Pythonは将来性があるため、おすすめです。

また、案件によって必要とされるスキルや実績は大きく異なります。そのため、事前に希望する案件で求められるスキルセットを確認し、自身の能力を見極めることが重要です。

エンジニア業務に関するスキル以外にも、営業力や経営スキル(特に会計)はフリーランスになるために必要な能力です。案件の獲得から契約、プロジェクトの管理、報酬の請求まで、一連の業務に対応する必要があります。

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無計画でフリーランスになろうとしている(売り上げが見込めない状態での無謀な独立)

失敗するフリーランスエンジニアの特徴の一つに、「無計画でフリーランスになろうとしている」ことが挙げられます。できれば、独立前にフリーランスとしての収入源となる案件を確保しておくべきです。

たとえ仕事がある状態で独立したとしても、収入が不安定になった場合に備えておく必要があります。生活費の半年〜1年分程度の貯蓄を準備しておくと、収入がない場合でも安心して営業活動が行えます。

継続的なキャリアアップを目指していない

失敗するフリーランスエンジニアの特徴の一つに「継続的なキャリアアップを目指していない」という点があります。自分自身のキャリアパスを持たずに同じ種類の案件ばかりに参画していると、収入の増加やより良い条件の案件を獲得する機会が減少するでしょう。

フリーランスは実力主義の世界であり、特に40代以降、市場価値が下がる傾向にあります。フリーランスエンジニア専門メディア「PE-BANK」によると、フリーランスエンジニアにおける40代の平均年収が「約860万円」であるのに対し、50代の平均年収は「約630万円」(※)というデータがあります。これは、年功序列の原則が働く会社員とは異なり、年齢や経験に見合ったキャリアアップをしていないと、価値が認められにくいからだと考えられます。

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まとめ

この記事では、フリーランスエンジニアが直面する失敗事例や失敗の原因・解決策などについて解説しました。フリーランスエンジニアとして失敗しないためには、エンジニア関連のスキルだけでなく、営業、会計、自己管理など、幅広いスキルを身につけなければなりません。

また、フリーランスとして独立した後の失敗を避けるために、事前に自分の理想とする生活スタイルやキャリアプランを策定することが重要です。希望の収入や稼動時間、業務内容などが明確になれば、フリーランスとしての活動方針が定まりやすくなるはずです。

フリーランスは自由や楽な働き方だと誤認されがちです。しかし、そのようなメリットだけではなく、失敗するリスクやデメリットなどフリーランスの現実を正確に把握したうえで、フリーランスになる準備を行う事が重要です。

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