フリーランス

【保存版】契約書に関してフリーランスが気を付けるべきこと

更新日 2024/04/18

これからフリーランスという働き方を本格的に検討している人にとって、実際にどういう形で契約が結ばれて業務開始に至るのか、その流れを把握しておくことは非常に重要です。

本記事では、フリーランスがどうやって契約に至るのか、何に気を付ければよいのかなど、その詳細を分かりやすく解説します。

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フリーランスの契約について

個人事業主のことを「フリーランス」と呼びますが、一定の仕事を請け負うためには企業との「業務委託契約」が必要です。お店を立ち上げて自分で仕入れから販売まで行う場合など例外はありますが、基本的には、業務内容・費用・期限などを事前に取り決めた状態で業務を進めていきます。

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契約を交わすメリット

フリーランスが企業と業務委託契約を結ぶ場合、基本的にはビジネス上での取引を意味します。 そのため、業務委託契約を結ぶメリットは、企業とフリーランスの双方にあります。それぞれに以下のようなメリットが挙げられます。

【企業側】

  • 人材育成をせずに専門性の高い人員を確保できる
  • 外部委託を活用することで社内の人的リソースを最適化可能

【フリーランス側】

  • 自分の専門性を活かして高収入が期待できる
  • 働く場所や時間の自由度が高い
  • 上司部下の関係がないため、対人関係のストレスが少ない

フリーランスの契約形態について

フリーランスの業務形態は以下の2つに大別されます。

  • 納品物の成果によって報酬が支払われる「請負契約」
  • 時間や期間により報酬が決定する「委任契約」

2つの大きな違いは、仕事の完成義務があるかどうかです。 まず「請負契約」には、仕事を完成させる義務があります。 例えば記事のライティング業務において、クライアント側から支持された通りの状態に仕上がっていない場合や、クオリティに問題があれば、仕事が完成したと認められません。

一方で「委任契約」には、仕事を完成させる義務がありません。とは言っても、適当に仕事をしても良いということではありません。当然、専門家として業務委託されているわけなので、そこに対して何らかの違反が認められた場合は責任が追及されます。

フリーランスが契約書において注意すべきポイント

「請負契約」と「委任契約」のどちらにおいても、契約=一種の駆け引きです。 当然、どちらかが妥協するべき点もありますが、両者がWin-Winの関係になるためにも、業務委託契約のポイントを押さえておく必要があります。注意点を中心に以下で確認をしていきましょう。

業務委託契約の契約締結までの流れ

業務委委託契約の流れは以下の通りです。

  1.  契約内容の取り決め・確認
  2. 契約書の作成
  3. 契約書の内容を再度確認
  4. 必要に応じて契約書の内容を微調整
  5. 業務委託契約書の製本

まず、フリーランスの業務委託は契約を交わすまでの行程が重要です。特に「契約内容の取り決め・確認」に関しては、慎重になる必要があります。 ここでは、報酬や業務期間だけでなく、進捗報告などの細かい点に関しての話し合いも行われます。

ここでしっかりと話し合いが行われれば、それ以降での変更はほとんどないはずです。 スムーズに契約まで持っていくためにも、事前に確認する事項をメモしておくことをおすすめします。

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業務委託契約書に記載すべき項目

業務委託契約書に記載する項目と内容は以下の通り。

業務委託内容の記載

まず、業務内容とその範囲を明確に定めておきます。これはお互いの仕事内容に咀嚼が生じないようにするための防御策とも言えます。併せて、契約形態に関しても確認します。

業務期間・契約更新に関して

契約開始から終了までの期間を記載します。契約更新がある場合は、その期間と条件に関しての記載もここで行っておきましょう。

料金や報酬の支払い

仕事内容に対しての報酬を受け取るための条件や納期、報酬額、支払い方法などを具体的に明記します。他にも税金や振込手数料に関しても記載しておきましょう。

知的財産権の所在

フリーランスが納品した成果物の知的財産権が、どちらに帰属するのかを確認します。特にイラストや写真などに関しては、二次利用や編集の可否なども明確にする必要があります。

秘密保持義務

フリーランスは企業側の情報を仕事内容によって得る可能性があります。それを第三者に対して漏らさないように義務付けが必要です。これに関しては、逆の場合も然りです。

契約解除

以上の点などにおいて契約違反があった場合、契約解除が可能なことを記載します。また、その方法に関しても併せて明記をしておく必要があります。

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フリーランス向けのおすすめテンプレート

ここでは、0から契約書を作るのは難しいという方のために、契約書のテンプレートをダウンロードできるサイトをご紹介します。好みや事業にあわせたテンプレートを探してみてください。

「業務委託契約書」の書式テンプレート/bizocean
bizoceanは、さまざまな書類のテンプレートを配布しているサイトです。スタンダードなものからコンサルタントやホームページ制作など、さまざまなテンプレートがあります。

「業務委託契約書」の無料テンプレート(書式)一覧/テンプレートBANK
テンプレートBANKは、ビジネス書類やデザイン・イラストなどのテンプレートを配布しているサイトです。業種や成功報酬や定額制などの報酬体系など幅広いテンプレートがラインナップしています。

すぐに使える業務委託契約書テンプレート(Word・Excel・Googleドキュメント)/ビズ研
ビズ研は、無料かつ登録不要のビジネステンプレートサイトです。WordやExcelの他に、Googleドキュメントでもダウンロードできます。

業務委託契約書とは?作成方法や注意点を弁護士が解説【雛形テンプレート付き】/弁護士法人 咲くやこの花法律事務所 企業法務の法律相談サービス
弁護士法人が提供する業務委託契約書テンプレートです。弁護士法人が監修しているため、信頼度が高いと言えるでしょう。ただし、こちらはスタンダードなスタイルのため、細かい部分など自分の事業や内容は修正する必要があります。

まとめ

フリーランスにとって、業務委託契約というものは非常に面倒な存在に思えてしまいます。しかしながら、ポイントを押さえておけば、時間に縛られることはありません。 もっと言えば、自身のスキルを認めてもらうことによって収入がアップする可能性もあります。契約上でのトラブルを避けるためにも、しっかりと情報収集はしておきましょう。

 

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