職種

ITエンジニアの将来性は?未経験からなれる需要あるエンジニアとは

更新日 2024/10/29

近年、DX化やクラウドの浸透、またAIの進化にともない、ITエンジニアの需要が高まっています。一方で「ITエンジニアに将来性はあるのか」と、不安に感じる人もいるのではないでしょうか。この記事では、エンジニアへのキャリアチェンジを目指す上で考えなければならないITエンジニアのキャリアについて解説します。

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ITエンジニアの需要状況と将来の需要予測

最初に、ITエンジニアの需要状況と将来の予測をみていきます。

社会のDX進行やデジタル技術の進化を背景に、ITエンジニアの需要は近年急増しています。一方で、経済産業省によれば、人材不足数は2024年には約40万人に達するとされています。将来的には、2030年にはIT人材が最大で約80万人の規模で不足する、という見方が出ています。(※1)

経済産業省 商務情報政策局『参考資料 IT人材育成の状況等について』より引用

さらには、AIやIoTなど新しい技術の浸透により、従来とは異なる分野で人材の需要が増すという予測もあります。(※1)

ここからは、より具体的にITエンジニアの将来性についてみていきます。

※1:経済産業省『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果』

ITはすでに社会インフラである

インターネットやモバイル通信の普及により、ITは社会インフラとなりました。ITエンジニアの役割は、この重要なインフラを支え進化させることです。

ITエンジニアは、システムを構築するためのプログラミングやコーディングにとどまらず、システム設計・運用・トラブルシューティングなど、幅広い業務を担います。これら、社会インフラとなったITシステムを機能させる業務を行うITエンジニアは、今後も重要性を増す不可欠な存在になっていくと言えます。

労働人口の減少とDXによる高度なIT社会の実現

現在、少子高齢化の進行による労働力人口の減少が、日本国内の大きな社会問題となっています。その問題に対する解決策となるのが、DX推進やAIをはじめとする先端技術導入による業務の効率化です。

このように、デジタルツールやAIなど社会インフラとなったITシステムを支えるITエンジニアは、大きな役割を担っていくと考えられます。専門知識と技術を駆使して高度なIT社会を実現する人材は、今後も重要な存在として求められるでしょう。

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TECH STOCKでは、今後AIが社会に与える影響や求められるスキルについて解説する資料を配布しています。今後のAIの発達や社会の変化に関心がある方はぜひご覧ください。

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職種ごとの将来性

技術の進化や社会のデジタル化など、ITエンジニアの仕事内容や雇用に影響を及ぼす要素は数多く存在します。特にAIの台頭は、ITエンジニアにとって無視できない要素であると同時に、その管理者となる人材の創造性や能力に対する新たなニーズを生む要因にもなっています。

このように、ITエンジニアの将来性を考えるうえでは、AIやIoT、クラウドといった先端技術のトレンド、そして社会状況なども考える必要があります。ここからは、それらの要素を踏まえながら、以下の5職種について詳しく解説します。

  • 開発フロントエンド系
  • 開発バックエンド系
  • インフラ系
  • データ活用系
  • 組み込みシステム系

開発フロントエンド系

開発フロントエンド系は、Webサイトやアプリのユーザーインターフェース(UI)およびユーザーエクスペリエンス(UX)に関わる業務領域を担当します。

デジタル化の加速により、フロントエンド開発の重要性が高まっているため、開発フロントエンド系エンジニアの需要は増加傾向にあります。特にモバイルアプリ開発の分野では、ネイティブアプリとWebアプリの融合が進み、フロントエンドの役割がより大きくなっています。また、UI/UXデザインとの連携も求められるため、デザインスキルを兼ね備えたフロントエンドエンジニアは高い競争力を持ちます。

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開発バックエンド系

バックエンドエンジニアは、基幹システムやWebアプリケーションのサーバーサイド開発を担当する職種です。

Webアプリケーションの開発ニーズが増え続けていることに加え、大規模な開発プロジェクトに欠かせない存在であることから、バックエンドエンジニアの将来性は今後も高いといえます。

バックエンド開発では主にJava・Python・PHP・Ruby・Go言語などの言語が使用されます。プロジェクトによって異なりますが、これらの言語はサーバーやデータベースとの連携やデータ操作の基本をカバーしているため特に需要が高くなっています。この職種で重要となるJavaScript・SQLなどの知識とあわせ、バックエンドエンジニアを目指す際には習得するべきでしょう。

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インフラ系

インフラ系エンジニアは、オンプレミス環境からクラウドまでITインフラの設計・構築・運用を担当し、一部はファシリティ(電気系技術職)と連携しながら業務を進める職種です。クラウド化が進むことで社内のネットワークやサーバーの利用が減り、重要性が下がると考えられがちですが、インフラエンジニアの需要はなくなることはないと予測されています。

今後、インフラエンジニアの役割を担ううえでは、SRE・DevOps・IaCなどの知識や、ネットワーク・データベース・ミドルウェアの構築・チューニングのスキルが役立ちます。必要とされる技術は変化するものの、インフラエンジニアはクラウドサーバーやセキュリティシステム、ネットワークの構築という重要な業務を担います。ITエンジニアの人材供給が不足する状況の中では、インフラエンジニアの将来性は高いといえます。

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データ活用系

データ活用系の分野で活躍するITエンジニアは、今後ますます重要性を増していくと考えられています。

データ分析・データエンジニアリング・機械学習・データサイエンスに関わる職業は、大量のデータ収集から分析・処理までを担当し、その成果は企業のDXや業務の自動化推進につながります。多くの企業が自社の保有データを活用できていない現状もあり、このギャップを埋めるために膨大なデータを扱えるエンジニアの需要が高まっています。

また、ビッグデータの活用を通じた新たなビジネスモデルの創出や、効率的な意思決定支援システムの実現には、データサイエンティストやデータエンジニアなどの専門性を持った人材が不可欠です。

したがってデータ活用系エンジニアの将来性は非常に高く、データに基づいた意思決定が必須となる現代社会において、その重要性は今後も増すと考えられます。

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組み込みシステム系

IoTデバイスやIoTシステムの需要は年々増加し、家電製品や産業機械など多様なハードウェアへのシステム組み込み業務の重要性が高まっています。その状況の中で、一般化が進むIoTやAIに関する技術力を発揮し、ニーズに対応できる組み込みエンジニアの需要も増加を続けています。

組み込みエンジニアは、IoTデバイスやマイコン制御などのプログラム部分を担当するため、ハードウェア系(電子系技術職種)とのつながりもあります。ソフトウェア、ハードウェア、OSに関する幅広い知識を吸収しながら、高いクオリティを追求できる人にとっては、将来性の高い職種だといえます。

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今回は、組み込みエンジニアのキャリアアップにおすすめの資格を紹介し、効果的な勉強方法も詳しくご紹介します。

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これからのITエンジニアに求められるスキルと知識

ここでは、ITエンジニアになるために大切な以下の6つのポイントについて、詳しく解説します。

  • 論理的思考力
  • 数学的思考力
  • データサイエンスの知識
  • 技術トレンドの影響を客観的にとらえる視点
  • クラウドの知識
  • アジャイル開発の知識

論理的思考力

ITエンジニアに求められる重要な能力が、論理的思考力です。論理的思考力とは、与えられた情報から論理的結論を導き出し最適解を見つける能力です。この能力は、問題解決を体系的に進めるために必須なものであり、プログラミングのロジック構築や複雑なシステムの理解・管理に欠かせません。

ITエンジニアが直面する問題は多岐にわたり、最適解を見つけるためには問題を構造的に分解し、論理的に解析することが必要です。また、要件定義や設計段階においても、顧客のニーズや問題点を正確に捉えながら適切なシステム構築を目指すため、論理的思考が重要になります。

数学的思考力

ITエンジニアには数学的思考力が不可欠です。数学的思考力は、複雑な問題の解析や効率的なアルゴリズム設計に必須のスキルであり、データ分析・機械学習・ソフトウェア開発などさまざまな領域で求められます。このスキルには、論理的推論・パターン認識・数式の理解などの能力が含まれます。

機械学習や人工知能に関連する開発業務では統計学・確率論の知識が求められます。また、アルゴリズムの性能評価や有益な洞察の抽出には数学的手法が必要です。ソフトウェア開発でも、効率的なコーディングを実施するためには、アルゴリズムの複雑さを理解して最適化するための数学的思考力は欠かせません。

データサイエンスの知識

ITエンジニアとしてキャリアを積むうえで、データサイエンスの知識は重要な役割を果たします。データサイエンスとは、大量のデータから有益な情報を抽出・分析するアプローチであり、ビジネスでの意思決定や新サービス開発に活用されています。

その知識には、統計学・機械学習・データマイニング・ビッグデータ技術などが含まれます。これらを活用してデータからパターンを発見することで、予測モデル作成が可能になります。特に機械学習は、データから自動的に学習・改善するアルゴリズムの開発に利用されるなど、AI技術の進歩に寄与しているため重要です。

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クラウドの知識

クラウドに関する知識は、今日のデジタル化された社会において開発業務を担うITエンジニアにとって、欠かせないスキルの1つです。

クラウドは、物理インフラから離れ、ネットワーク上で提供されるサーバー・ストレージ・データベース・ネットワーク・ソフトウェアなどを用いたコンピュータの利用形態です。そしてこの技術が、企業の柔軟性・拡張性の向上や、コストの削減を可能にしています。

現在、多くの企業がオンプレミスからクラウドへ移行していることから、クラウドサービスの設計・実装・管理に関する知識がITエンジニアに求められています。

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アジャイル開発の知識

アジャイル開発は、ソフトウェア開発を反復的かつ柔軟に進めるプロセスです。

アジャイル開発は速さと柔軟性を特徴とし、ユーザーのニーズに迅速に対応できる開発手法です。現在の開発環境では、要件の変更や新技術への適応が求められるケースも多いため、アジャイル開発への理解と実践能力はITエンジニアにとって非常に重要なスキルとなっています。

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ITエンジニアに向いている人の特徴

ここからは、ITエンジニアに向いている人の特徴のうち以下の3つについて、詳しく解説します。

  • 論理的思考ができる
  • 地道な努力を継続できる
  • コミュニケーション能力がある

論理的思考ができる

論理的思考力とは、問題を明確に分析し、合理的で効率的な解決策を導き出す能力のことを指します。このスキルは、プログラミングのアルゴリズムを考える際や、システムのバグを特定し修正する作業など、ITエンジニアの業務におけるさまざまな場面で必要とされます。

地道な努力を継続できる

ITエンジニアの業務には、長時間のコーディングや細かな不具合チェックなど、地道さと根気強さが求められる場面が多くあります。

具体的には、プログラムコードの綿密なチェックと長時間に渡り書き続ける作業、不具合原因を一つひとつ追及する作業などが挙げられますが、その取り組みには忍耐力と集中力が必要です。

自身の業務に責任感と誇りを持ち、そうした地道な努力を惜しまずに継続できる人が、ITエンジニアに適した資質を備えているといえます。

コミュニケーション能力がある

ITエンジニアにとって、コミュニケーション能力は技術的な対応力と同様に重要なスキルとなります。開発プロジェクトは、個人ではなくチームで進められることが多いため、チームメンバーやクライアントとの効果的なコミュニケーションは成功を目指すうえで不可欠な要素です。また、クライアントのニーズに応えるためにも、要望を的確に理解するためのコミュニケーション能力が重要です。

将来性のあるITエンジニアになるために大切なこと

将来性のあるITエンジニアになるために大切なことは以下の2つです。それぞれ詳しく解説します。

  • 1つの言語に頼らない
  • 常にIT業界の最新情報をキャッチアップし続ける

1つの言語に頼らない

将来性のあるITエンジニアになるためには、1つの言語や技術に固執せず幅広いスキルを身に付けることが大切です。

ITエンジニアのキャリアにおいて1つの言語にこだわりすぎると、技術の進化に対応できなくなり、人材としての市場価値を失ってしまう危険性があります。複数のプログラミング言語や技術を学ぶことで、技術的なトレンドに取り残されることなく、幅広い案件に対応できるようになります。

また他の言語を習得することで、すでに身に付けている言語の特性や長所・短所が見え、要件に応える効率的な開発につなげることができます。

ただし、はじめは1つの言語をきちんと習得することが不可欠です。キャリアの初期に1つの言語体系をしっかりと身につけた後に、別の言語で同じ記述をしたときの表現を理解することで、「横方向」への展開でスキルアップを目指すことができます。

常にIT業界の最新情報をキャッチアップし続ける

将来性のあるITエンジニアになるためには、IT業界の最新情報に常に注目する必要があります。IT業界は、日々新しい技術やトレンドが絶えず登場しています。この継続的な変化に適応するためには最新情報をキャッチアップし、新たな知識を積極的に学び続ける姿勢が欠かせません。

また、最新の技術トレンドやその影響を客観的に捉える視点も重要です。技術トレンドを追跡してその影響を理解し、今後求められるスキルを適切に選択する姿勢が、キャリア戦略の立案のためには不可欠です。

おすすめのプログラミング言語やスキルと実現可能なキャリアパス

ここからは、これから学ぶのにおすすめのプログラミング言語やスキルと、言語に関連して実現可能なキャリアパスについて詳しく解説します。ITエンジニアになるにあたりどのプログラミング言語を学べば良いか、情報を求めている方はぜひ参考にしてください。

  • Python
  • Java
  • C++
  • Go
  • JavaScript
  • セキュリティの知識
  • クラウドサービスに関する知識

Python

Pythonは、主にデータ解析やWeb開発の分野で利用されているプログラミング言語の1つです。文法が易しくコードの記述がシンプルで書きやすい点、豊富なライブラリやフレームワークを幅広く活用できる点、自由に商用利用もできるオープンソースである点がメリットです。一方で、処理速度が遅いデメリットもあります。

プログラミングの初心者にとって学習しやすい言語とされ、習得することでトレンドのAIや機械学習分野で活躍できるスキルを身につけられます。InstagramやSpotifyなど、世界的な人気を集めるWebアプリケーションの開発にもPythonが使われています。今後も人気傾向が続くと見られているこの言語の習得は、キャリアアップの上でも有用です。

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Java

Javaは、Webサイト作成からアプリケーション・システム開発まで幅広く使える、汎用性が高いプログラミング言語です。Webアプリケーションのバックエンド開発・Androidアプリの開発など、幅広い開発現場で活躍できるようになることが、Javaを習得することのメリットです。

ただし、Javaはコンパイルが必要であることから開発速度が遅くなるケースがあり、初心者にとって学習障壁となる危険性があります。また、最新の開発フレームワークや言語に比べると、新機能の追加や更新が比較的遅い点はデメリットです。

Javaを習得することで、システムエンジニア(SE)としてのキャリアパスが広がります。特にAndroidアプリ開発では必須の言語ともいえ、Javaのスキルは今後も引き続き需要があると考えられます。

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C++

C++は、高速性と汎用性に優れ、組み込みシステムやゲーム開発・システムのコア部分の開発など、高い性能が要求される領域で広く利用されているプログラミング言語です。

C++は、その汎用性の高さだけでなく、習得することで他の言語への理解を深められることもメリットです。一方で、学習の困難さや頻繁な更新などは、言語習得を目指す際のデメリットになる可能性もあります。

しかしBoostなどのライブラリを利用することで、プログラミングの自由度は格段に向上します。習得後のキャリアパスは、システム開発・ゲーム開発・組み込みシステム開発など、多岐にわたる分野で活躍できるでしょう。

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Go

Go言語は、シンプルで可読性の高いプログラミング言語です。初心者でも学習しやすいこと、充実した開発環境と豊富なライブラリ・高速な処理速度・高い安全性といった特徴を活かせることがメリットです。

Go言語を習得することでシンプルで効率的なコーディングが可能になり、高い並行処理能力や信頼性を持つアプリケーションを開発できます。一方で、言語仕様が単純であるがゆえに、複雑な処理を記述するのが難しい点はデメリットです。

Go言語習得後のキャリアパスは、Webアプリケーション開発・システム開発・ネットワークプログラミングなどが考えられます。また、クラウドやIoT、ドローンなどの先端分野でも活用されていることから、スキルを身につけることでエンジニアとしてのキャリアの選択肢が広がります。

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Go言語は、2009年にGoogleから発表されたプログラミング言語です。正式名称は「Go」ですが、この記事では便宜上、慣用的に使われている「Go言語」と表記します。Go言語は、記述のシンプルさと処理速度の高さが評価されており、2020年には「エンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング」で1位を獲得しています。またIoTやコンテナ技術など、将来性の高い分野で使われているため、Go言語に強いエンジニアの需要は高まっています。
この記事では、Go言語を使うことによってできることや特徴を紹介した上で、具体的な将来性や学習方法を解説します。

出典:HackerRank’s 2020 Developer Skills Report

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JavaScript

JavaScriptは、Webブラウザ上で動作することでWebサイトの動的な機能を実現し、プラットフォームであるNode.jsによってバックエンドの開発にも使える言語です。

JavaScriptは習得に役立つ書籍やオンライン講座などの教材が多く、学習しやすいのが魅力です。また、煩雑な環境準備を必要とせず書いたコードをテストできる手軽さ、学習難易度の低さも習得のメリットとなります。

汎用性が高く、多言語との相性も良いJavaScriptは、今後の技術開発や市場のニーズに対応するために重要となる言語です。Webプログラマーやマークアップエンジニア・UI/UXデザイナーなど、幅広い選択肢からキャリアアップを目指せるため、エンジニア未経験者やHTML・CSS初心者におすすめです。

キャリアパスとしては、実績を重ねながら他の言語の知識やスキルを高め、多角的な対応ができるエンジニアを目指すことが堅実な道となります。

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セキュリティの知識

今日のデジタル社会では、セキュリティに関する脅威が日々増大し、情報セキュリティの重要性はこれまで以上に高まっています。企業からの需要が高い点が、セキュリティの知識を身につけるメリットとなります。

一方でセキュリティの知識を身につけるためには、費用や時間がかかるという点がデメリットです。また、セキュリティの分野は常に変化しているため継続的な学習が必要になる、という特徴もあります。

セキュリティエンジニアのキャリアパスには、セキュリティコンサルタント・情報セキュリティマネージャー・フリーランスエンジニアなどの道があります。資格取得も、知識の整理やキャリアパスの実現に役立ちます。

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クラウドサービスとは、インターネットを経由して提供されるさまざまなサービスのことを指します。有名なサービスとしては、AmazonのAWSやMicrosoftのAzureなどがあります。クラウドに関する知識を持つエンジニアは、これらのサービスを用いて顧客の問題解決にあたる専門家としてのキャリアアップが可能です。

クラウドサービスの知識を習得するメリットは、クラウド技術は今後も発展を続けることが見込まれているため将来性が高い、という点にあります。クラウドサービスを導入する企業の増加に伴い、クラウド領域の技術を担うエンジニアの需要も高まっています。

一方でクラウド分野は技術の進化が速く、常に最新の知識や技術を学習し続けることが求められます。

クラウドサービスに関する知識を習得するキャリアパスは、クラウドエンジニア・クラウドコンサルタント・クラウドアーキテクトなどです。特にクラウド技術を用いて顧客の問題解決にあたる専門家として、企業における重要なポジションを担うことが期待されます。

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将来性の高いITエンジニアのキャリアパス設計のポイント

将来性のあるITエンジニアになるためには、自分に合ったキャリアパスを設計することが必要です。そこで、ここからはキャリアパスを設計するうえで意識するべきポイントを3つご紹介します。

  • 働き方(正社員かフリーランスか)
  • 働く組織(企業の規模)
  • 専門性の広さと深さ(ジェネラリストかスペシャリストか)

働き方(正社員かフリーランスか)

ITエンジニアとしてのキャリアを築くうえで重要なことは、自身に合った働き方を選択することです。

正社員として働く場合は、プロジェクトへの参加を通じたスキルアップや、社内での昇進や役職就任によってステップアップできます。また、安定した収入を得られる、福利厚生を受けられる、チームワークを重視する環境で働けるという点も魅力に感じられるでしょう。

一方、フリーランスとして働く場合は、自分自身がチャレンジしたい仕事に積極的に関わることができます。また、自由度の高い働き方が可能ですが、より厳格な自己管理能力や、自分自身で契約を獲得するための営業力が求められます。

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働く組織(企業の規模)

ITエンジニアのキャリアパスは、働く組織の規模によって異なります。将来性のあるエンジニアになるには、企業規模ごとのキャリアパスを考えることが重要です。

一般的に大企業では、安定した職場環境と広範囲なプロジェクトへの関与の機会が得られます。一方で中小企業やスタートアップでは、より多様な業務を経験できます。

専門性の広さと深さ(ジェネラリストかスペシャリストか)

ITエンジニアとして将来性を高めるには、ジェネラリストかスペシャリストのどちらを目指すかを明確にすることが重要です。これらのキャリアパスは、目指すべき専門性の広さと深さに関わります。

ジェネラリストのキャリアパスでは、幅広い技術知識と多様なプロジェクト経験を得ることが可能です。そして、多様な知識やスキルを発揮しながら業務を統括し、顧客との折衝やマネージメントに至る役割を担いながら、キャリアアップを目指すことができます。

スペシャリストのキャリアパスでは、特定の技術領域やツールに深い知識と経験を持ち、その分野で高い専門性を追求します。スペシャリストは、専門知識を活かして高度な技術課題の遂行や新技術の研究開発に従事し、特定の専門技術が求められる大企業や研究機関で活躍できるでしょう。

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IT人材のキャリアパスとは? ~その幅広い可能性について~

IoT/AI/Fintech等による技術革新は従来にないスピードで進行しており、これら技術革新は「第4次産業革命」とも表現されています。日本においても当該時技術革新を産業・生活に取り入れることで、「Society5.0」※を世界に先駆けて実現していくことを目指しています。 (※Society5.0:仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(内閣府HPより))

それでは、新たな技術革新により、従来のIT技術は淘汰されていくのでしょうか?いいえ、日本は技術ありきの経営よりも、お客様目線のサービスありきの経営が根強い傾向がありますし、ドラスティックな技術要素は企業としても設備投資が追いつかないため、新たな技術要素へはゆるやかな変遷となり、当面は従来型IT技術との融合型になると予想されます。

また、従来型のIT技術は既に重要な経営基盤ともなっていることから、従来型IT人材はまだまだ必要とされることでしょう。ここでは、従来型ITのキャリアパスを整理してみようと思います。

TECH STOCKでは、フリーランスのセルフブランディングについて解説する資料を配布しています。他のエンジニアとの差別化やクライアントへのアピール力向上に不安を抱えている方はぜひご覧ください。

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まとめ

デジタルが社会に浸透していくなかで、ITエンジニアの役割は増していくと考えられます。AIが台頭したとしても、作るモノに責任を持つのはエンジニアであることから、「仕事がなくなる、将来性はない」といった心配は杞憂と言えるでしょう。

しかし、これまでとはITエンジニアの在り方が変わることは否めません。本記事でご紹介したAI時代を生き抜くエンジニアになるためのスキルや特長を踏まえて、将来なりたいエンジニア像をイメージしてみてください。

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