フリーランスの求人サイトはエージェント型がおすすめ!活用ポイントを解説
近年では働き方の多様化によってフリーランスが増えてきており、フリーランス向けの求人サイトも増加しています。特にエージェント型の求人サイトには、条件交渉を任せられるため営業力が不要な点や、業務上の不安な部分を担当者に相談できる点など、さまざまなメリットがあります。
本記事では、フリーランス向けの求人サイトを利用するメリットや、利用時に確認しておきたいポイント、おすすめの求人サイト10選などを徹底解説します。
フリーランス向けの「求人サイト」とは
「フリーランス向けの求人サイト」とは、フリーランス向けの求人を紹介しているサイトのことです。クライアントが依頼したいさまざまな案件が求人サイト上に掲載されており、フリーランスは希望の条件を設定して、自分のスキルに合った案件を探し出すことができます。
従来の求人サイトといえば、正社員が他社への転職先を探すための「転職サイト」が一般的なイメージだったといえるでしょう。しかし、近年ではフリーランスの需要が高まってきていることから、フリーランス向けの求人サイトも増えてきています。
フリーランスにとって、安定的に仕事を獲得することは、収入を安定させるために重要です。求人サイトを上手く活用することで、希望条件に沿った高単価な案件を効率的に探すことが可能です。
フリーランス向けの求人サイトには2種類ある
フリーランス向けの求人サイトには、自分で案件を自由に探すことができるクラウドソーシング型と、プロのエージェントが自分のスキルに合わせて求人を紹介してくれるエージェント型があります。
自身のスキルや希望する働き方に合わせて、どちらを利用するか選ぶことをおすすめします。ここでは、2種類の求人サイトについて詳しく解説します。
エージェント型
エージェント型とは、フリーランスに「エージェント」と呼ばれる専門のコンサルタントが付き、クライアントとフリーランスを仲介するタイプの求人サイトです。フリーランスは自身のスキルや過去の実績、希望条件などを求人サイトに登録しておき、エージェントの担当者が登録内容を参照して、条件に合致するクライアントと引き合わせます。
エージェント型の特徴は、高単価案件が多いことや、営業面・業務面の手厚いサポートが受けられることにあります。エージェントから案件を紹介してもらえるため、自分で仕事を探すための営業活動が不要な点は魅力的です。また、業務上の不都合が発生した際は、エージェントを通して悩みを相談することなどもできます。
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クラウドソーシング型
クラウドソーシング型は、運営会社が用意したプラットフォーム上にクライアントが案件依頼を登録し、フリーランスがその案件に応募する形でマッチングをはかるタイプの求人サイトです。運営会社が関わるのはトラブル解決などの一部の場面のみで、基本的にはクライアントとフリーランスの間だけでやり取りが完結します。
登録されている案件は初心者向けの簡単なものから上級者向けの難易度が高いものまで幅広く、フリーランスが自身のスキルに合わせて応募する案件を選べます。
エージェント型はある程度の実績やスキルがないと案件を獲得できないことも多いため、フリーランスとして働くのが初めての人は、クラウドソーシング型で実績を積むのもおすすめです。
フリーランスの求人サイトはエージェント型がおすすめな理由
フリーランスの求人サイトを利用するなら、クラウドソーシング型よりもエージェント型の利用がおすすめです。エージェントと呼ばれる担当者のサポートを受けられたり、条件面の交渉を代行してもらえたりといったメリットがあるためです。
また、エージェント型を利用することで、信頼できる取引先を見つけやすくなるというメリットもあります。ここでは、エージェント型をおすすめする3つの理由について解説します。
担当者のサポートが受けられる
エージェント型では、フリーランス一人ひとりに担当者が付いて、さまざまなサポートを受けることができます。
自分一人でフリーランスとして働く場合は、仕事の探し方や業務の進め方はもちろん、今後のキャリアプラン設計や税務処理の進め方など、さまざまな作業を一人で行う必要がありますが、エージェント型を利用すれば、悩み事をプロの専門家に相談することが可能です。
中には正社員並みの保障を受けられたり、確定申告などの手間のかかる作業をサポートしてもらえたりする求人サイトもあるため、上手く活用することでフリーランスとしての仕事を円滑に進めやすくなります。
条件面の交渉を代行してもらえる
エージェント型はクライアントとフリーランスを仲介して、それぞれの希望条件をマッチングさせるため、条件面の交渉を代行してもらえるのが強みです。希望の報酬額や勤務条件などを代わりに調整してもらえるので、営業力に不安がある人でも、安定的に仕事を獲得できます。
自分一人でフリーランスとして活躍するためには、高いスキルを身につけるだけでなく、仕事を獲得するための営業力が必要不可欠です。しかし、エージェント型を利用すれば営業力が不要になり、営業活動にかかる時間を削減して本業に集中できます。
信頼できる取引先を見つけやすい
信頼できる取引先を見つけやすいことも、エージェント型のメリットの一つです。
初めて仕事をする相手が信頼できる取引先かどうかを見極めるスキルは、身につけることが難しいスキルの一つですが、フリーランスとして働いていく上で非常に大切です。特にクラウドソーシング型の求人サイトに登録されている案件は玉石混合であり、連絡が急に途切れたり、相場に見合わない悪条件で仕事を依頼されたりするリスクがあります。
その点、エージェント型なら求人サイトが仲介するため、ある程度信頼のおける取引先と仕事ができる可能性が高いというメリットがあります。
フリーランスの求人サイトを選ぶときに確認しておきたいポイント
フリーランスの求人サイトを選ぶときに確認しておきたいポイントとして、十分な求人数があるか、希望の働き方に沿っているか、紹介元のサポートがしっかりしているかなどの要素が挙げられます。
また、自身のスキルがマッチしているかどうかを確認することも、希望の仕事を見つけるためには重要です。ここでは、求人サイトを選ぶときに確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。
十分な求人数があるか
自分のスキルに適した案件を見つけるためには、求人サイト上に十分な求人数が登録されているかを確認することが大切です。登録されている案件数やクライアント数が多いほど、さまざまな条件を持つ案件が存在するため、希望の条件にマッチした案件にめぐり合える可能性が高いです。
また、案件数が多い求人サイトは、サポート体制も充実している傾向にあります。他にも、サービス開始から長い年月が経っている求人サイトでは過去に多くのフリーランスをサポートしてきた実績があるため、比較的安心して利用しやすいでしょう。
希望の働き方に沿っているか
自身の希望の働き方に沿っているかどうかも、求人サイトを選ぶ際の重要なポイントの一つです。職種や過去の実績、今後取り組んでみたい仕事などをあらかじめ整理した上で、希望条件に合ったサービスを選ぶことが求められます。
また、求人サイトによって、「在宅型」の紹介が多い場合や「常駐型」の紹介が多い場合など、登録されている案件の傾向はさまざまです。自宅でリモートワークを中心に働きたいのか、クライアント企業に出社して働きたいのか、働く時間は何時ごろが理想的かなど、労働条件についても事前に希望を整理しておきましょう。
紹介元のサポートがしっかりしているか
紹介元のサポートがしっかりしているかどうかは、良質な案件を獲得できるかどうかに強く影響します。
エージェント型の求人サイトではフリーランス一人ひとりにプロのエージェントが付きますが、担当者が自身のスキルや経歴をよく理解し、適切なクライアントとマッチングしてもらえるかどうかは、エージェントの質に大きく左右されるためです。
フリーランス向けの求人サイトには、「ITエンジニア向け」や「マーケター向け」など、職種に特化したものもあります。職種に特化した求人サイトには専門知識を有したエージェントが数多く在籍しているため、登録する求人サイトを正しく選定しましょう。
自身のスキルとマッチしているか
求人サイトの登録前に、自身のスキルや経験にマッチした案件があるかどうかを確認しておくことも大切です。どれだけ高度な知識やスキルを有していても、求人サイト側にマッチした案件がなければ、案件の紹介を受けられるチャンスは狭まります。求人サイトを選ぶ際は、「自分が活躍できる求人サイトはどこなのか」を見極めることが重要です。
前述のポートフォリオの作成にも共通する部分ですが、求人サイトの登録前に自身のスキルや経歴を洗い出しておくことで、どの求人サイトに登録すべきかを明確にできます。
IT技術者として活躍するためには、身につけておきたいスキルが数多くあります。プログラミングスキルやネットワーク知識などの技術面だけでなく、コンサルティング力やマネジメント力などのソフト面のスキルも重要です。 ITスキルを身につけるためには、スキルの棚卸しを行い、自分に必要なスキルを見極めることが求められます。本記事では、ITSS認定資格の具体例やIT技術者として高めたいスキル、それらのスキルを身につけるための具体的なステップについて解説します。
TECH STOCKでは、フリーランスになる前の準備リストを配布しています。準備に時間をかけたくない、情報収集が大変という方はぜひご覧ください。
フリーランスの求人サイトでより良い案件を見つけるためには
フリーランスの求人サイトでより良い案件を見つけるためには、複数の求人サイトに登録しつつ、ポートフォリオを充実させることが大切です。また、単価が安すぎる案件を引き受けないように注意することや、継続案件が多い求人サイトを利用することも重要です。
複数の求人サイトに登録する
フリーランスの求人サイトに登録する際は、一つのサイトだけに登録するのではなく、複数の求人サイトに登録するのがおすすめです。複数のサイトに登録することで、より多くの案件に接する機会が増え、自分のスキルや希望条件にマッチした案件に出会える可能性が高まるためです。
とはいえ、あまりに多くの求人サイトに登録すると、管理が難しくなるというデメリットもあります。自分のスキルや希望条件に合った求人サイトを2~3個程度選び、メインで利用するサイトを決めておくことをおすすめします。
単価が安すぎる案件には注意する
フリーランスとして生活していくためには、適切な仕事量で安定的な報酬を得る必要があります。そのため、単価が安すぎる案件に安易に飛びつかず、その仕事の報酬が自分のスキルに見合っているかどうかを冷静に判断することが大切です。
フリーランスとしての価値を高めつつ、収入アップを目指すためには、自分のスキルに見合った報酬の仕事を選びましょう。
単価が安い案件を請け続けると、仕事量だけが増えて収入は上がらず、新たな案件を探す時間も取れなくなるといった悪循環に陥る可能性もあるため、注意が必要です。フリーランスとしての実績を積みながら、より高単価な案件の受注を目指していくことが大切です。
自身の実績をまとめたポートフォリオを作成する
案件をスムーズに獲得するためには、自身の実績をまとめたポートフォリオを作成することが望ましいでしょう。過去に参画したプロジェクトの内容や、自身が担当した役割、開発に使用した言語、成果物などをポートフォリオにまとめておくことで、クライアントが採用する際の参考資料になります。
充実したポートフォリオを作成することによって、自身のスキルに合った案件を探しやすくなるだけでなく、よりスキルに見合った単価の案件に出会える可能性が高まります。ポートフォリオは一度作成した後も定期的に見直し、最新の状態に更新することが大切です。
エンジニアが保有するITスキルを記述した「スキルシート」は、完成度が高くなるほど、自身のスキルに見合った良い案件を獲得できる可能性が高まります。クライアントとのミスマッチを防止するための材料にもなるため、事前準備を十分に行い、精度の高いスキルシートを作成しましょう。
本記事では、スキルシートを作成する目的や実際の作成方法、より良いスキルシートを作成するためのポイントなどについて解説します。
TECH STOCKでは、フリーランスのセルフブランディングについて解説する資料を配布しています。他のエンジニアとの差別化やクライアントへのアピール力向上に不安を抱えている方はぜひご覧ください。
継続案件が多い求人サイトを利用する
一度取引が発生したクライアントは、高い成果を出すことによって継続的な取引が発生する可能性が高まります。成果物のクオリティを高めたり、こまめなコミュニケーションを取ったりすることによってクライアントからの信頼が厚くなり、別案件を依頼されることもあるでしょう。
また、継続案件を前提とした求人サイトを利用することによって、安定的な収入を確保する手段も有効です。求人サイトの登録時に継続依頼があるかどうかをチェックしておき、数カ月~1年など、長期スパンで仕事を依頼してもらえる案件を受注しましょう。
フリーランスの求人サイトで安定的に案件を獲得するコツ
フリーランスの求人サイトで安定的に案件を獲得するためには、複数のクライアントと契約しつつ、クオリティに妥協しない仕事を心がけることが大切です。また、ポートフォリオをこまめに更新し、自身のスキルを積極的にアピールしましょう。
複数のクライアントと契約する
安定的に案件を獲得するためには、複数のクライアントと契約して、リスク分散をはかることが大切です。契約するクライアントを1社に絞ってしまうと、その1社の業績が悪化した場合に、案件の受注件数が減少したり、最悪の場合は発注が停止したりする可能性があります。
収入を月給制ではなく報酬制で得ているフリーランスが活躍し続けるためには、安定した収入の確保が必要不可欠です。複数のクライアントと契約しておくことで、契約している企業のうち1社の業績が悪化して案件が減少しても、収入への影響を最小限に抑えることができます。
クオリティに妥協しない
フリーランスの求人サイトで獲得した案件には、自身が持つ知識やスキルを最大限に活用して、最高のクオリティの成果物を納品しましょう。
高いクオリティで成果物を納品できれば、クライアントから実力を認めてもらうことができ、信頼が高まります。クライアントからの信頼が高まれば、継続して案件を発注してもらえたり、より難易度が高く高単価な案件を紹介してもらえたりする可能性が高まります。
手を抜いてクオリティが低い成果物を納品すると、次回以降の発注をためらわれる要因になったり、他のフリーランスと比べて発注の優先度を下げられたりするおそれがあります。
ポートフォリオをこまめに更新する
より条件が良い案件を受注するためには、ポートフォリオをこまめに更新することも大切です。自身のスキルや経歴を詳細に記述し、プロフィールの充実をはかることで、クライアントの目に留まりやすくなります。
プロフィール欄にごく簡単な経歴しか書かれていないフリーランスと、どのような資格や勤務歴、プロジェクトの参加歴があるかが詳しく書かれているフリーランスを比較すると、クライアントにとっては後者のほうが仕事を依頼する際の安心感が高いといえます。
「このポートフォリオを見たクライアントはどのように感じるのか?」を意識しながら内容を充実させることが、良い案件に出会うためのポイントです。
フリーランスにおすすめの求人サイト10選
近年ではフリーランスが増えてきていることもあり、フリーランス向けの求人サイトも数多く登場しています。そこで、希望の条件や待遇を相談しやすいエージェント型に絞って、フリーランスにおすすめの求人サイト10社の概要や特徴を紹介します。
TECH STOCK
TECH STOCKは、全登録者数41,000名以上のフリーランスエンジニア向け求人サイトです。「日本のIT人材地位向上に最も貢献するサービス」を目指し、エンジニアの地位向上やひとりひとりの目指したいキャリアに寄り添ったキャリアカウンセリングを提供しています。
特筆すべきは、直請けや高単価、上場企業案件の多さです。月額報酬80万円以上の高単価案件が多数を占めます。また、プロジェクトマネジメントやコンサルティング案件へのチャレンジについても相談が可能です。
業界最速水準の翌月15日払い、アサイン後のフォローアップ、税理士や社労士の紹介など、案件紹介以外のフォローが充実している点も魅力です。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、IT職種に特化した求人サイトで、フリーランス登録者数No.1を獲得しています。利用者の認知度も高く、多くのフリーランスに利用されています。また、利用者の平均年収が高いことも特徴の一つで、平均876万円と高額な年収を期待できます。
常時提案可能な案件数は業界最大規模であり、12職種・44言語に対応した幅広い案件を有しています。職種ごとに専門のアドバイザーが付くため、業務内容や作業環境などの専門性の高い内容について事前に相談しながら、求職者にとって理想的なプロジェクトへの参画が可能です。
契約期間満了の1カ月前から次のプロジェクトを紹介してもらえるため、収入の安定化も容易です。
Pe-BANK
Pe-BANKは、ITエンジニアに特化した求人サイトです。求人サイトとしては長い歴史があり、開設から30年以上の実績があります。高単価な独自案件を紹介してもらえることはもちろん、正社員並みの充実したサポートも魅力の一つです。
「オープンな報酬体系」を特徴としており、紹介されている求人は全ての報酬内容と手数料がオープンなので、安心して契約に進むことができます。また、健康診断やIT資格支援、各種保証を備える共済会に加入できることも、会社員に比べると社会保障が手薄なフリーランスにとっては嬉しいポイントです。
全国に12の拠点を構えていることから、全国各地に案件があり、1,000社以上・50,000件を超える豊富な案件の中から希望条件に沿った案件の紹介が可能です。
フォスターフリーランス
フォスターフリーランスも、ITエンジニア向けの求人サイトです。1996年のサービス開始から延べ22,000人以上のITエンジニアへサービスを提供してきた実績があり、常時5,000件以上の案件数を有しています。
ITエンジニアの満足度も90%と非常に高く、多くのフリーランスがフォスターフリーランスの利用に満足しているようです。
「直請け案件」と「プライムSler案件」の紹介があり、働き方に合わせて希望の案件の紹介が可能です。直請け案件では、WEBサービスやゲームなどのBtoC企業に直接常駐して業務を行います。一方のプライムSIer案件は、大手Slerのプロジェクトに参画して、銀行や公共などの業務を行う働き方です。
フューチャリズム
フューチャリズムでは、言語やフレームワーク、開発環境など、ITフリーランスが持つさまざまなスキルに合わせて最適な案件を提案してもらうことができます。「未来と現在を繋げて考えること」を重視し、将来的にエンジニアが淘汰されるリスクを解消することを目的として立ち上げられたエージェントサービスであり、きめ細かいサポートを受けられます。
既にフリーランスとして活躍している人だけでなく、「今すぐフリーランスになるべきか?」を迷っている人や、「現状のスキルで通用するか?」を悩んでいる人は、無料カウンセリングを受けることも可能です。
直近5年間継続してITエンジニアのマッチング・支援をしてきたエージェントがサポートしてくれるため、市場のニーズに合った提案をしてもらえるのが魅力です。
テックビズフリーランス
テックビズフリーランスは、案件継続率が97%と非常に高く、安定した収入の実現が期待できるITエンジニア向けの求人サイトです。案件登録数は30,000件超と豊富で、多くの案件の中から自身のスキルに合ったものを紹介してもらうことができます。
サポートを担当するのは独立経験のあるコンサルタントであり、フリーランスの目線に立ってサポートを受けられるのもメリットの一つです。
記帳や確定申告を税理士が無償サポートしてくれるので、事務作業が不安な人や、手間を削減したい人にとっては魅力的です。本業に集中できる環境を整えることで、スキルアップや収入アップにつなげられます。サポートは土日や業務時間後の夜間帯でも対応しているため、不安なことがあったときでも安心して相談できます。
Furien
フリエンは、「すべてのエンジニアを自由にする」をコンセプトとしたエンジニア向けの求人サイトです。紹介されている案件のうち45%が60万円以上の高単価案件であり、平均単価は72万円と高収入が期待できます。
エンジニア一人ひとりに専任コンサルタントが用意され、カウンセリングやマッチングから成約後のサポートまで充実したサポートが受けられます。フリエン利用者の80%が収入アップにつながっています。
「即日入場可案件」や「クライアント直接契約特集」など、エンジニアの希望の働き方に合わせたさまざまな求人が展開されており、フリーランスならではの働き方の希望を叶えることが可能です。
Sollective
Sollectiveは、完全審査制のトップフリーランス・副業プラットフォームです。マージンが発生しないのが特徴的で、仲介業者を挟まない直接契約なので、これまでマージン有りの求人サイトを使っていた人にとっては、フリーランスとしての収入アップが期待できます。デザイナーやエンジニア、コンサルタント、営業、広報など幅広い職種のフリーランスが登録しています。
契約書の作成をサポートする「契ラク by Sollective」というツールを利用でき、いくつかの簡単な設問に答えるだけで手軽に契約書を作成できるのも魅力です。
また、完全審査制のハイスキルなフリーランスのみが登録できることもあり、オンラインコミュニティに参加することで技術研鑽や新たな人脈の形成が可能です。
MidWorks
MidWorksは、「今よりあなたのキャリアに合った働き方を提供すること」を目指す、ITフリーランスエンジニア専門の求人サイトです。
直接契約案件が約70%を占めているのも魅力の一つで、直接契約であれば仲介によるマージンがないため、高収入の実現が期待できます。実際に、MidWorksの利用者平均年収は840万円以上で、他の求人サイトから乗り換えて収入をアップさせた事例も数多くあります。
登録されている求人のうち約70%がフルリモートであることから、リモートワークを希望している人に特におすすめの求人サイトです。JavaScriptやJavaの案件が中心ですが、PythonやPHP、C言語などの案件を探すことも可能です。
ギークスジョブ
ギークスジョブは、リモートワークの案件が80%以上を占める、ITエンジニア向けの求人サイトです。平均年収も867万円と高く、高額報酬を期待しているフリーランスエンジニアにもおすすめです。
既に独立しているフリーランスはもちろん、これから独立を検討しているエンジニア向けの「はじめてのフリーランスセミナー」などのサポートも充実しているため、独立を迷っている人にも活用しやすい求人サイトとなっています。
エンジニアとしての価値を高めるためのセミナーをはじめとして、さまざまなイベントも開催しており、自身の市場価値を簡単に診断できるサービスなども活用可能です。医療費や所得の補償など自分でプランを選べる保険サービスなど、福利厚生も充実しています。
求人サイトに対するよくある質問
最後に、求人サイトに対するよくある質問について回答します。登録にかかる料金や未経験からの利用、法人契約などについてお答えしますので、これから求人サイトを活用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
求人サイトの登録にお金はかかる?
一般的に、登録料金がかからない求人サイトがほとんどです。そのため、求人サイトを利用する際はいくつかのサイトに登録しておき、理想の求人が掲載されたら応募する心づもりで準備しておくとよいでしょう。
ただし、求人サイトで受注した案件は、報酬額に対して求人サイトが規定するマージン(手数料)を支払わなければならないケースが多いです。無料の求人サイトも一部ありますが、基本的にはマージンが発生することを覚えておきましょう。
未経験でもフリーランスの求人サイトで案件獲得は可能?
未経験でも、一部のフリーランスの求人サイトでは案件を獲得することが可能です。ただし、未経験お断りの求人サイトは利用できないため、経験者に比べると選択肢は狭まるでしょう。
また、エージェント型は高単価案件が多く、クライアントが希望する条件に業務経験者が指定されているケースも多いと考えられます。絶対に不可能というわけではありませんが、基本的に未経験がエージェント型で案件を受注するのは難しいと考えておきましょう。
法人契約はできる?
多くの求人サイトで法人契約できますが、事前に規約を確認しておくと安心です。
法人契約の件に限らず、求人サイトを利用する前は、各サイトの利用規約を十分に確認しておきましょう。登録した時点で利用規約に記載されている内容に了承したとみなされるため、後から知らなかったと主張しても、明らかに求人サイト側の不備でなければ認められない場合が多いです。
特に案件に対するマージンの割合などは、しっかりと把握しておくことが大切です。
働き方の多様化が進む現代において、フリーランスとして仕事をすることを選ぶ人も増加しています。令和4年の総務省調べによると200万人以上がフリーランスを本業としているという数値が出ています(※)。
実際にフリーランスや個人事業主として働き始める際、依頼主側と「業務委託契約書」を結んで仕事をすることになるケースがあります。
本記事では、業務委託契約書に関して、フリーランスが気を付けるべきことを詳しく解説します。
※令和4年就業構造基本調査の結果|総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/index2.html
案件の受注後もサポートを受けられる?
多くの求人サイトにおいて、受注後でも職場改善や条件交渉などのサポートを受けることが可能です。また、現場で働く中で不安なことや不都合なことなどがあれば、悩みを相談することもできます。エージェントを経由して環境の改善を申し入れてもらえることも多いので、遠慮せずに相談してみましょう。
フリーランスは土日祝や夜遅くに働いている人も多いものですが、夜間・休日に対応してもらえる求人サイトもあるため、心配事が生じても安心して利用できます。
まとめ
フリーランスが増えてきている背景から、フリーランス向けの求人サイトが増えてきています。求人サイトを利用するなら、担当者のサポートが受けられる点や、条件面の交渉を任せられる点から、クラウドソーシング型よりもエージェント型の求人サイトを選ぶのがおすすめです。
求人サイトでより良い案件を獲得するためには、複数のサイトに登録したり、自身の経歴やスキルを記したポートフォリオを作成したりするなどの取り組みも重要です。悩み事が生じたときは、求人サイトのキャリアカウンセリングやセミナーなども利用して、一人で悩まずに解決策を探しましょう。
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