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フリーランスの業界別職種大全!仕事内容から必要スキル、案件の取り方まで徹底紹介

更新日 2024/10/08

働き方改革(※)に合わせて、フリーランスとしての働き方が注目を集めています。
しかし、フリーランスに興味はあるものの、どのような職種が適しているか、会社員と働き方がどのように異なるかわからない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、フリーランスとしての基礎知識やおすすめの職種などを解説します。
フリーランスとして働き始めるための準備や手続きなどもステップバイステップで解説しますので、ぜひ参考にしてください。
※参考:「働き方改革」の実現に向けて|厚生労働省

フリーランス 職種

フリーランスとは

フリーランスとは、特定の企業に雇用されずに、自分のスキルや知識を活かして個別に仕事を受ける働き方です。自由度が高く、自分のペースで働けるという魅力があります。
一方で、個人事業主とは、開業届を提出した上で個別に仕事を受けている人を指す言葉です。個人事業主は税制上の区別で使われる単語で、フリーランスの中でも開業届を出した人は個人事業主とも言えます。
また、個人で事業を営んでいる人は自営業と呼ばれ、フリーランスとあまり区別はされません。ただ、自営業は多くの場合、店舗を経営している人を指すことが多いです。

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自分自身のキャリア像に合った選択をするための一助として、この記事をご活用ください。

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フリーランスにおすすめの職種

フリーランスの仕事は、次の6つに大別できます。

  • ITエンジニア系
  • マーケティング系
  • デザイン系
  • 営業系
  • 経営・運営系
  • インフルエンサー系

フリーランスにおすすめな職種はさまざまですが、パソコンを扱う職が多い傾向があります。
フリーランスとして挑戦するのであれば、これまでしていた仕事に関連した職を選ぶか、趣味の一環や好きなことができる職を選ぶなど、長く継続できる職種を選ぶのがおすすめです。

ITエンジニア系

ITエンジニア系の職は、フリーランスの中でも特に人気です。
DX化を推進している政府が提示した資料によると、IT人材の不足が深刻化(※1)しているため、プログラミングスキルのようなIT関連のスキルを持った人材の需要が増加しています。
さらに、経済産業省の調べ(※2)では、優秀なデジタル人材の新卒・中途採用時に、通常よりも高い報酬水準を設定する企業が増えているのも事実です。
※参考1:IT人材需給に関する調査|経済産業省
※参考2:我が国におけるIT人材の動向|経済産業省

ここからは、次の職種をそれぞれ紹介します。

  • Webコーダー
  • プログラマー
  • アプリケーションエンジニア
  • システムエンジニア
  • インフラエンジニア
  • ゲームエンジニア
  • AI/IoTエンジニア
  • ITコンサルタント
  • プロジェクトマネージャー

Webコーダー

Webコーダーは、HTMLやCSSなどの言語を使用してWebサイトの制作や修正を行う職業です。
サイトの中でも、利用者が実際に目にするフロントエンドを主に担当します。フリーランスでも受注可能な難易度の案件も多いため、副業からでも始めやすい職種です。
報酬の幅は広く、自身のスキルセットに応じて大きく変動します。そのため、Webコーダーの専門家として活動するだけでなく、ほかのプログラミングスキルやデザインスキルを習得してキャリアアップを目指すのがおすすめです。

プログラマー

プログラマーは、要件定義書をもとに開発を行います。さまざまなプログラミング言語を使用し、システムの構築から実装までを担当するのが主な仕事です。
プログラマーは専門知識やスキルが必要なため、初心者から始める場合は相応の努力が求められます。フリーランスとして生計を立てていくためには、事前に一定水準のスキルセットを身につけておくのが望ましいです。
プログラマーの報酬は、扱う言語や参画するプロジェクトの規模によって異なります。フリーランスとしてより高収入を目指していくには、仕事と並行して専門的なプログラミングスキルの学習を続けることが大切です。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、スマートフォンやタブレット向けのアプリ開発を専門とする職業です。ユーザーのニーズに応じたアプリケーションの設計・開発を主に担当します。
アプリケーションエンジニアは、プログラミングスキルに加えて、アプリケーションを動かすハードウェアの知識も必要です。フリーランスとして案件を安定して受注していくには、システムエンジニアと同様に、幅広い知識を有することが求められます。
経験が浅いうちは、統合開発環境を活用したり、ノーコードで開発できるアプリを利用して、独自にアプリ開発を経験しておくのがおすすめです。安定して開発ができるようになれば、複数案件をかけ持てる強みがフリーランスにはあります。

システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントが要望するシステムの要件定義や設計を行うのが主な仕事です。企業によっては、システム構築や全体の運用管理も担当します。
システムエンジニアは顧客とのやり取りが多いため、システムに関する知識だけでなく、コミュニケーション能力も重要です。さらに、クライアントとプログラマーの間に立ち、進捗管理や人員管理も担当することがあります。
業務範囲が広く幅広い知識が必要なため、未経験から始めるのは少し難しい職種ですが、報酬には期待できます。ただし、フリーランスであっても、リモートワークではなくクライアント先に常駐する必要がある案件が多いのも事実です。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ソフトウェアやシステムの基盤となるネットワークやサーバーの設計・構築・運用保守を担当し、システムの安定した稼働を支える職種です。
企業により担当する業務範囲が異なるため、それぞれ必要とされる知識も異なりますが、共通して高い知識や技術力が必要とされる職種です。各分野に特化したエンジニアはITスペシャリストとも呼ばれ、サーバーエンジニアやセキュリティエンジニア、クラウドエンジニアなどに細分化できます。
しかし、案件によっては作業がルーチン化され、企業が用意したマニュアルに従って作業を進められるものもあるため、未経験でも挑戦しやすいです。システムエンジニア同様、フリーランスであってもクライアント先に常駐する必要がある案件も多々あります。
インフラエンジニアの報酬は、担当する業務内容により大きく異なります。要件定義や設計などの上流工程を担当するインフラエンジニアであれば高収入が期待できますが、未経験でも始められる運用保守を担当する場合は比較的低い可能性があります。

ゲームエンジニア

ゲームエンジニアは、スマートフォンゲームやパソコンゲームをはじめ、さまざまなプラットフォーム上のゲーム開発を専門とする仕事です。
ゲームエンジニアの業務内容は、ゲームプログラマーとしてゲーム上の動きを制作したり、グラフィックスプログラマーとして画面のレイアウトを制作したりします。IT技術だけでなく、開発を担当する分野により異なる知識が必要です。
報酬の幅は比較的広い傾向にあります。しかし、ゲームエンジニアもさまざまな分野の知識が必要となるため、未経験から始めるには相応の努力が必要です。趣味の延長線上として副業を始め、経験を積んでからフリーランスへ転身する道もあります。

AI/IoTエンジニア

AI/IoTエンジニアは、AIやIoTの開発・活用を専門とする職種です。IT技術の進歩により、AIやIoTに関連した製品開発が急速に進んでいます。
これまでインターネット環境に接続されていなかった電化製品や医療、農業といったあまり密接な関わり合いがなかったさまざまな分野を、インターネットと連携させるための開発や、構築を行う最先端の業務です。
ただし、AI/IoTエンジニアは難度の高い職種であるため、未経験からではなくIT関連の企業で経験を積んでから挑戦するのがおすすめです。最先端の知識が必要となる分、専門家がまだ少ない分野であることから、AI/IoTスキルを備えたフリーランスは重宝されます。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、IT戦略の立案やシステム導入の支援を行い、企業のIT環境の改善を図る職種です。
IT関連のスキルは大前提とし、企業の経営層と円滑に意見交換できるコミュニケーション能力や、課題解決に向けた施策を打ち出す思考力も必要です。上流工程を担当するため、ITエンジニアのキャリアパスのゴールとしてフリーランスのITコンサルタントを目指すケースも多く、報酬額も高い傾向にあります。
IT関連の業務経験だけでなく、上流工程での要件定義の担当経験などを積んでから挑戦するのがおすすめです。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画・進行管理を担当し、期限内にプロジェクトを完了させるためにチームの統括を行う仕事です。
業務には、メンバーやクライアントとのコミュニケーションだけでなく、進捗管理や変更管理といったマネジメントスキルも必要です。
プロジェクト全体をマネジメントする立場であるため責任が伴う仕事ですが、その分報酬も高くなります。多くのプロジェクトマネージャーは、システムエンジニアからステップアップしているため、システムエンジニアとしての実績を積んでからフリーランスとして挑戦するのがおすすめです。

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マーケティング系

マーケティング系の仕事は、フリーランスにおすすめの職種の中でも、初心者からでも参入しやすい職業が多い傾向です。参入障壁が低いため提示される報酬の幅も広く、生計を立てるために多くの案件をこなさなければならない職もあります。
紹介する職業は次の5つです。

  • Webマーケター
  • Webライター
  • アフィリエイター
  • 広報・PR
  • データサイエンティスト

Webマーケター

Webマーケターは、Webサイトのアクセス解析や広告運用を行い、マーケティングスキルを駆使して集客を図り売上に貢献する仕事です。
業務内容は、Web広告運用やSEO対策、データ分析ツールを活用したアクセス解析など多岐にわたります。データ分析をもとに改善し、新たな施策を講じて実践を繰り返すことで、より良い成果を目指します。フリーランスの中でもさまざまなことに目を利かせることに長けている人におすすめです。
マーケティングスキルを身につけることが必須となるため、まずはそのスキル習得を優先する必要があります。

Webライター

Webライターの仕事は、Webコンテンツの執筆を担当とし、SEO対策や記事の作成を行います。
これまで紹介したITエンジニア系の職やマーケターに比べ、フリーランス初心者でも始めやすいとされている職業です。参入障壁が低い一方で報酬が低い案件も多く、ライティングのみで生計を立てるには努力が必要です。
高単価を狙うためには、専門性の高い記事を執筆できるような知識が求められます。

アフィリエイター

アフィリエイターは、自分でWebサイトやブログを運営し、その中で商品を紹介・販売することで販売元からインセンティブを得る仕事です。
サイト運営と記事執筆ができれば始められるため、独学でも始めやすく、副業で行っている人も多い傾向にあります。別業務を本業としているフリーランスが、2つ目の軸としてアフィリエイトに挑戦することも可能です。
しかし、日本アフィリエイト協会が取ったアンケート(※)によると、アフィリエイトの収入がほぼない人も多い傾向にあります。その分、アフィリエイターとして成功できれば、その他マーケティング系の職業でも活躍可能です。
※参考:アフィリエイト市場調査2022|日本アフィリエイト協議会

広報・PR

広報・PRの仕事は、企業や商品のPR活動を行い、メディアやSNSを通じて情報を発信します。
業務内容の多くは、LP制作や各種SNSを活用して商品・サービスを紹介して、売上や認知度の上昇に貢献することです。
企業とのつながりがない場合、初心者のフリーランスにとって仕事を探すのが難しい職種です。そのため、PR会社や制作会社で経験を積みつつ、人脈を広げてからフリーランスになるのをおすすめします。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、主にデータの分析や解析を行い、企業の意思決定に役立つ情報を提供する職種です。
データ分析から課題を見つけ改善策を立案するなど、経営に深く関わるため、企業で経験を積んでからフリーランスに転身するのをおすすめします。
デジタル化が進んでいることもあり、企業によっては高水準の報酬を提示することもある仕事です。

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デザイン系

デザイン系の職種は、WebサイトのデザインやLPのデザインなど、想像力や創造力、センスなどが試される職種です。参入障壁の低い業務から専門知識が必要となる業務まで、幅広い仕事があります。
ここでは、デザイン系の職種を4つ紹介します。

  • Webデザイナー
  • 動画クリエイター
  • イラストレーター
  • カメラマン

Webデザイナー

Webデザイナーの仕事は、デザイン系の中でも特にWebサイトのデザインを担当する仕事です。
クライアントが求めるデザインをWeb上に再現して仕上げていくだけでなく、ユーザーが満足できるようなサイトデザインを考える必要もあります。
Webデザイナーの仕事は、ロゴやバナーの作成といった比較的小規模なものから、企業ホームページ全体のデザインといった大規模なものまで幅広いです。そのため、フリーランスとして仕事を受注しやすい反面、報酬も案件のボリュームによって大きく異なります。

動画クリエイター

動画クリエイターは、動画作品を制作する職種です。
テレビ番組やCMだけでなく、YouTubeやTikTokといった動画配信サービスを扱う企業も増えていることから、フリーランスで動画クリエイターを始める人もいます。
未経験からでも始めやすく、動画編集者として副業を始めて実績を積んでいく人が多いです。

イラストレーター

イラストレーターは、自身のイラストを販売したり、依頼を受けてイラストを制作する仕事です。
SNSの普及により自分の作品をアピールできる場が増えたことで、フリーランスのイラストレーターとして活動している人もいます。
ほかにも、デジタル機器の進歩に伴いデジタルイラストが主流になったため、デジタル機器の扱いにも長けていると獲得できる案件の幅を広げられます。

カメラマン

カメラマンは、撮影した写真を販売したり、依頼を受けて広告や雑誌などで使用される写真を撮影したりする職業です。カメラマンには、従来よりフリーランスの方が多くいらっしゃいます。
趣味の延長線上として始められる職種ですが、仕事としてカメラを扱うのであれば、相応の撮影技術が必要です。それに加え、画像編集スキルやクライアントとのコミュニケーションスキルなども求められます。
各種SNSを活用して自分の作品をアピールしていくことが、案件の安定した受注につながります。

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接客系

接客関連の仕事は、職業ごとの専門知識だけでなく、コミュニケーション能力が重要となる職種です。
ここでは、5つの職種について紹介します。

  • 営業代行
  • 美容師
  • パーソナルトレーナー
  • カウンセラー
  • 占い師

営業代行

営業代行の仕事は、クライアントから依頼を受けて営業を行う職種です。
社内で営業に長けた人材を育成するよりも、営業スキルに長けたフリーランスの人材を外部から雇うことで、コスト削減やより高い営業効果が見込めます。
営業代行の報酬形式は、成果報酬型や固定報酬型、複合型報酬があり、報酬額も企業によりさまざまです。営業スキルに自信がある人にはおすすめの職種です。

美容師

美容師は、カットやカラーなどのヘアメイクを行う職種で、国家試験の取得が必須です。
美容師には、特定の美容院に社員として雇われている人もいれば、フリーランスとして美容院と契約している人もいます。
多くの美容師が独立後に自分の店を持つことを目標としており、独立してフリーランスになるケースが多いです。

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、個別にフィットネス指導を行い、トレーニングや健康管理をサポートする仕事です。
フリーランスのパーソナルトレーナーは、自宅を活動拠点としたり、派遣形式で顧客が希望する場所で指導を行ったり、オンラインを活用して指導したりすることもあります。
個人の顧客を獲得するためには、パーソナルトレーナーとしての知識だけでなく人柄も重要です。

カウンセラー

カウンセラーは、相談者の悩みを聞いて心の健康を支援します。
カウンセラーには、医療福祉カウンセラーやキャリアカウンセラー、スクールカウンセラーなどがあり、それぞれ異なる知識が必要です。
正社員として雇われている人や契約社員として雇われている人もいますが、自営業やフリーランスで活動している人もいます。

占い師

占い師は、占いを通じてクライアントの悩み相談やアドバイスをするフリーランスが多い職種です。
占いには手相、タロットカード、姓名判断といったさまざまな方法があり、任意の手段に対するしっかりとした知識が求められます。ほかにも、顧客には占い結果を知りたいだけでなく、悩みを打ち明けたいと考える人もいるため、話しやすい人柄であることも大切です。
占い師のほとんどは歩合制のため、成果を出せないと生計も立てられません。

経営・運営系

経営や運営系の仕事は、自分で店を開き運営する形が多い職種です。
ここでは、2つの職種について紹介します。

  • ネットショップ経営
  • 士業

ネットショップ経営

ネットショップ経営は、インターネット上でネットショップ用のWebサイトを構築し、ショップを開設・運営していく仕事です。
商品の選定からサイトの構築、集客まで、多くの業務をこなす必要があるため、幅広い知識が必要です。しかし、フリーランスであれば自由に商売を始められる利点があります。
扱う商材によっては初期投資が、運用方法によっては経費がかさむため、事前に綿密な事業計画を立てておきましょう。

士業

士業は、司法書士や税理士といった、独占業務を持つことが多い職種です。
士業の多くは難関試験を突破しなければなりませんが、取得できれば大きなアドバンテージとなります。独占業務を担当できることから、フリーランス税理士(開業税理士)として事業を立ち上げることも可能です。
それだけでなく、司法書士や税理士のように独占業務を持つ士業であれば、増加傾向にあるフリーランスを相手に仕事を提案でき、十分生計を立てられます。

インフルエンサー系

インフルエンサー系は新たに認知されてきた職種で、主にYouTubeをはじめとした各種SNSでコンテンツを配信する仕事です。
ここでは、3つの職種について紹介します。

  • ユーチューバー
  • ライバー
  • SNSインフルエンサー

ユーチューバー

ユーチューバーは、YouTubeに動画を投稿して広告収入を得たりアフィリエイト報酬を得たりする仕事です。
インフルエンサーがメジャーになった火付け役とも言われる職種であり、無料で誰でも始められる特徴があります。
ただし、高収入を得ているフリーランスがいる一方で、収入がゼロの人がいるのも事実です。

ライバー

ライバーは、専用アプリなどの配信機能を活用してライブ配信を行う仕事です。
ライバーは、ライブ配信アプリに搭載されている投げ銭と呼ばれる機能を活用して、視聴者から受け取った投げ銭を収入源としています。
ライブ配信は編集ができないという特性上、視聴者をひきつける話術や魅力的なコンテンツが必要です。コミュニケーション能力を活かしたいフリーランスには、おすすめできます。

SNSインフルエンサー

SNSインフルエンサーは、各種SNSを活用して情報発信を行い、広告収入やアフィリエイト収入、コンテンツ販売などで収入を得る職種です。
活用する媒体により、ツイッタラー・ティックトッカーなどと呼ばれています。参入障壁はほぼないためすぐ始められますが、収益化させるには努力が必要です。
フリーランスとして稼ぐためには継続した投稿はもちろんのこと、企画力やコミュニケーション能力なども求められます。
多くの場合、稼げるようになるまでにある程度時間がかかるため、すぐに結果が出なくても諦めないメンタルも必要です。

フリーランスのメリット・デメリット

ここからは、フリーランスの各メリット・デメリットを2つにまとめて紹介します。
事前に把握しておき、自身のライフスタイルに合うかどうかの判断材料にしてください。

フリーランスのメリット

フリーランスには次のメリットがあります。

  • 好きな時間・場所で働ける
  • 収入に上限がない

メリット1.好きな時間・場所で働ける

フリーランスは多くの場合、パソコンとインターネット環境があり、納期を守ることさえできれば好きな時間や場所で仕事ができるというメリットがあります。
そのため、仕事と自分の時間を両立させやすく、趣味の時間や家族との時間を大切にすることも比較的容易です。
さらに、会社員とは異なり自分のペースで働けるため、モチベーションの維持にもつながります。

メリット2.収入に上限がない

フリーランスは好きなだけ案件を獲得でき、仕事をこなせばこなすほど収入は増加します。
会社員のように固定給ではないため、収入に上限がありません。
フリーランスになり収入が増えていけば、同時に仕事にやりがいを感じられるのもメリットです。

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フリーランスのデメリット

フリーランスのデメリットは、次のとおりです。

  • 自己管理の徹底が必要
  • 事務作業が多い

デメリット1.自己管理の徹底が必要

フリーランスは自己管理の徹底が非常に重要です。
納期管理や体調管理、私生活とのオンオフなどを徹底して管理していかなければなりません。
私生活の乱れは体調に影響を与え、体調を崩しても代わりに仕事をしてくれる人がいるわけでもなく、納期を守れなければ信用を失ってしまうためです。
働く時間や場所が自由な反面、怠けやすい環境でもあるため、自己管理を徹底しないと安定した収入につながりません。

デメリット2.事務作業が多い

フリーランスは請求書の送付や確定申告など、会社員であれば担当部署が行う事務作業をすべて自分でやらなければなりません。
事務作業自体は収入が発生する作業ではないため、稼働可能な時間のうち、毎月数時間は収益が発生しない業務に費やすことになります。
事務作業は代行業者を活用すれば自分でやる必要はなくなりますが、その分料金がかかるため注意が必要です。

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フリーランスの仕事の取り方

フリーランスが仕事を探す方法はいくつかあります。ここでは、次の3つに絞って解説します。

  • エージェント
  • クラウドソーシングや求人
  • 各種営業

エージェント

フリーランスエージェントを活用すれば、営業活動をする必要がありません。営業活動に費やす時間を、ほかの業務に充てられます。
フリーランスになる前からエージェントサイトに登録しておけば、フリーランスに転身した際スムーズに仕事を進められます。

TECH STOCKは、全登録者数41,000名以上、約20年の実績を有するITエンジニア向けエージェントです。リモート案件が70%以上を占めるほか、月額報酬80万円・上場企業・即アサイン可能など、スキルや希望にマッチする案件を紹介してもらえます。
開発案件だけでなくプロジェクトマネジメントやコンサルティング案件も豊富なため、今後のキャリアプランを見据えてさまざまな案件に挑戦できます。

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クラウドソーシングや求人

クラウドソーシングサイトや、求人サイトを経由して仕事を探す方法もおすすめです。
各種クラウドソーシングサイトでは、豊富な案件数とさまざまな報酬額が提示されており、自分の実力や希望額にあった案件を見つけられます。
求人サイトや求人雑誌で探す場合、業務委託に絞って探すなどの工夫をすれば、フリーランスでも挑戦できる求人を見つけられます。

各種営業

企業に直接営業をかけたり、各種SNSを活用してフリーランスの活動をアピールする方法もあります。
SNS上で仕事の発注先を探している企業も多いため、SNS上のDMだけでなく、連絡用メールアドレスを記載したり、サイト運営やメディアプラットフォームを活用して問い合わせフォームを設置したりするのがおすすめです。

フリーランスとして必要な基本スキル

フリーランスとして活動を開始した際、安定した生計を立てられるように、次のスキルは保持していることをおすすめします。

  • コミュニケーションスキル
  • 営業スキル
  • 自己管理能力

これらのスキルは、どのような職種であっても必要です。

コミュニケーションスキル

フリーランスには、コミュニケーションスキルがとても重要です。
クライアントの要望を的確にくみ取り、自分の意思や情報を明確に伝えるためには、クライアントとの丁寧な意思疎通が求められます。さらに、コミュニケーションスキルがあれば、クライアントとの良好な関係を保てます。

営業スキル

フリーランスは自分から仕事を獲得していかなければならないため、営業スキルがとても重要です。
請け負っている案件が一つだけでは、その案件が終了した際、収入がゼロになってしまいます。安定した収入を得るためには継続した営業が必要なため、営業スキルは欠かせません。

自己管理能力

納期管理や体調管理など、フリーランスには高い自己管理能力が求められます。
仕事に責任を持ち、公私ともに自己管理を徹底できる人は、納期を厳守できるのはもちろん、納品物のクオリティも高く保つことが可能です。これにより、クライアントとのより良い信頼関係を築くことへもつながります。

フリーランスの始め方4ステップ

実際にフリーランスとして活動を始めるまでを4ステップで解説します。

  • ステップ1.どんな仕事をするか決める
  • ステップ2.事前準備
  • ステップ3.仕事の受注
  • ステップ4.事業の拡大

ステップ1.どんな仕事をするか決める

まずはフリーランスになる前に、どんな仕事をするか決めることが大切です。
今の仕事を活かしてフリーランスでも同じ職種を選択すれば、これまでの経験が助けになります。フリーランスにおすすめの職種からやってみたい職を選ぶのもおすすめです。
初めにどの仕事にするか明確にしておくことで、どのような準備が必要か把握できます。

ステップ2.事前準備

どのような準備が必要か把握できたら、事前準備を始めます。
必要なスキルが不足している場合、フリーランスになる時期から逆算して学習計画を立て、少しずつ進めていくことが重要です。
職種ごとの専門知識だけでなく、前述したフリーランス全般に必要なスキルの取得を目指します。

ステップ3.仕事の受注

準備が整い、自分が納得できる時期がきたら仕事の受注を開始します。急にフリーランスになるのではなく、副業から始めて経験を積んでいくのもおすすめです。
初めのうちは簡単に仕事を受注できないかもしれませんが、継続して応募を重ね、少しずつ実績を積むことでポートフォリオも充実していきます。

ステップ4.事業の拡大

仕事が安定してきたら、受注をさらに増やし事業を拡大していきます。
副業から始めている場合、タイミングを見て独立を考える時期です。受注量や報酬額を考慮しつつ、業務によっては人を雇いさらなる発展を目指していきます。

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しかし、フリーランスエンジニアになるにはどうすればいいのかと不安に感じる方も多いと思います。
そこで、本ガイドではフリーランス転向前に知っておきたいフリーランスエンジニアの実情や必要な書類、手続きなどについてご説明します。
ぜひ、お使いのブラウザでブックマークをしていただけると幸いです。

\フリーランスに興味がある方へ/

まとめ

フリーランスにおすすめの職種はたくさんあり、特にITエンジニア系がおすすめです。
時間や場所に囚われず自由な働き方ができる一方で、自己管理を徹底し、日ごろから継続して案件を獲得できなければ収入が安定しないこともあります。
しかし、フリーランスとして成功すれば大きな収入に期待できるため、安定した生計を立てられるようにしっかりと準備をしておくことが大切です。

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