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未経験からITコンサルタントになる方法は?必要スキルや転職ノウハウを大公開

更新日 2024/10/08

この記事では、未経験からITコンサルタントに転職するための具体的な方法や、転職までの過程で押さえておきたいポイント、成功するための転職ノウハウなどを詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで頂き、新たなキャリア形成のきっかけにしてください。

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ITコンサル 未経験

目次

未経験でもITコンサルタントに転職できる?

ITエンジニアとして働く人がコンサルティングの経験がない状態からITコンサルタントへ転身することは可能なのでしょうか。
結論から言えば、ITエンジニア時代の経験次第ですが、未経験でもITコンサルタントへの転職は十分可能です。ITエンジニアとして培った技術や知識、問題解決能力は、ITコンサルタントの業務に生かせる部分があるからです。
例えばITコンサルタントとして、クライアント企業のIT戦略立案やシステム導入支援を行うことになったとします。
もしITエンジニアとしてシステム開発のプロジェクトマネジメント経験を積んでいれば、システムに関連する技術の知識や、マネジメントスキルを活かしてコンサルティングに携わることは可能です。

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントへの転職に関する情報の前に、ITコンサルタントの仕事内容について理解を深めましょう。
ここでは、ITコンサルタントの一般的な仕事内容を紹介します。

課題のヒアリング

クライアント企業の現状を理解するために行うのが課題のヒアリングです。クライアントに合ったソリューションを提供するためには、クライアントが抱えるITに関する問題点やニーズを正確に把握することが必要になります。
ITコンサルタントはヒアリングの場で、クライアントの現状分析や課題抽出のために細かく質問します。
他にも、インタビューやワークショップを通じて、部門ごとの問題点を収集し、全体的な課題の分析をします。
問題解決のための適切なアプローチと効果的な提案を行うには、丁寧なヒアリングが重要です。

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IT技術の計画策定

ITコンサルタントはクライアントにヒアリングした内容からITの投資計画を策定し、解決策を提案します。
例えば、あるメーカーが生産効率を向上させたいという課題を持っていた場合、ITコンサルタントはクライアントに合った自動化技術やIoTを導入するための投資計画を策定し、具体的なコストや実装スケジュール、期待できる効果などを提案します。
クライアントに合ったソリューションを提案するためには、ITコンサルタントはクライアントの課題と技術の両方を理解している必要があります。

ITデューデリジェンスの実施

ITデューデリジェンスとは、企業買収や投資の際に、対象企業のITシステムやインフラの評価を行うプロセスです。企業のデジタル戦略や新技術導入の検討材料にするため、関連するITシステムの評価を行います。評価作業を通じて、潜在的なリスクや問題点を事前に把握するほか、買収や投資の妥当性を判断する材料にします。
具体的には、サーバーやネットワーク、データベースなどの評価を行い、使用されているソフトウェアのレビューやセキュリティ体制のチェックも含まれます。これら評価項目を通じて、システムの状態やパフォーマンス、セキュリティの強度、継続性など多方面から企業のIT環境を分析します。
ITデューデリジェンスを行うにはシステムや技術の知識に加え、調査結果を整理して分析する能力が求められます。

組織マネジメントの支援

ITコンサルタントは、組織のマネジメントを支援する役割も果たします。ITコンサルタントが提供する支援は、単なる技術的サポートに留まらず、経営戦略の一部としてITをどのように活用するかといったアドバイスも含むからです。
例えば、新しいシステムを導入するプロジェクトを実施する際は、ITコンサルタントが自らプロジェクト管理を行い、導入がスムーズに進行するようサポートします。提案した施策が順調に進むように舵取りを行うのも、ITコンサルタントの重要な役目です。

未経験からITコンサルタントに転職するためのステップ

未経験のエンジニアがITコンサルタントへ転身するのは不可能ではありませんが、計画的なアプローチが重要です。ITコンサルタントになるまでのステップを詳しく解説します。

履歴書・職務経歴書を作成する

応募書類である履歴書と職務経歴書は、未経験からITコンサルタントに転身するための第一歩です。履歴書・職務経歴書を作成する際には、まずこれまでの経験やスキルを明確にしましょう。
具体的には、過去のプロジェクト経験や自己学習の成果、得意なプログラミング言語、業務で使った経験のある技術などを詳細に記述してください。例えば、独自に立ち上げたWebサイトやアプリの開発経験、オンラインコースで習得したスキルなども重要なアピールポイントになります。また、自分の成長性や学ぶ意欲を具体的なエピソードで示すことも有効です。
企業は書類選考で候補者の第一印象を判断するので、履歴書と職務経歴書はその第一印象を左右する非常に重要な情報です。未経験者であっても、適応力やポテンシャルをアピールすることが大切です。

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求人へ応募する

履歴書や職務経歴書の準備が整ったら、求人への応募を始めましょう。まずはIT系の求人サイトや転職エージェントを活用し、自分に合った募集要項を持つ企業をリストアップしましょう。多くの求人サービスでは、業界や職種ごとに詳細な検索機能が用意されているため、効率的に自分の希望条件に合った求人情報を見つけられます。
さらに、企業の公式Webサイトをチェックして採用情報を直接確認することも非常に有効です。また、SNSを活用して、リアルタイムで更新される求人情報や業界のトレンドを把握する方法もあります。今はIT系の求人に特化した転職サイトやサービスも数多く展開されていますので、それらを利用して効率よく探すことが可能です。

書類選考

求人に応募した後は、企業が書類選考を行います。企業は 書類選考で候補者の基本的な経歴やスキル、適性を判断します。ITコンサルタントの書類選考では、技術的なスキル、業務経験、プロジェクトマネジメントの経験などがチェックされます。具体的には、応募者の履歴書や職務経歴書に記載された内容が企業の求める条件と一致しているかを確認しています。

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適性検査

企業によっては、書類選考の後に応募者の能力を確かめる適性検査を実施します。
ITコンサル企業が選考で適性検査を行う目的は、応募者の適性やポテンシャルを客観的に評価し、企業が求める人材なのかどうかを見極めるためです。特に、論理的思考力や問題解決能力、対人スキルなどの業務に必要な能力を確認します。
企業にもよりますが、適性検査ではSPI・CAB・GABなどを実施します。また、数学的な問題や文章理解、パーソナリティテストなどを行うことも多いです。
企業にもよりますが、適性検査はある程度出題される内容や範囲が共通しているので、事前に各種検査の対策本や過去問題集で練習しておくと効果的です。また、時間内に問題を解くスピードと正確性を高めるため、実際の試験に近い環境で模擬試験を繰り返しやってみましょう。
なお、適性検査は一次面接と二次面接の間や、最終面接の前に実施されるケース多いです。

面接

書類選考と適性検査をパスしたら、次はいよいよ面接です。未経験者の面接ではコンサルタントとしてのポテンシャルが重視されます。つまり、1人前のITコンサルとして成長する可能性を秘めているかどうかを見られているというわけです。
具体的には、課題解決で重視される論理的思考力や多くの人を巻き込んで仕事をするためのコミュニケーション能力などをチェックしています。
加えて、面接では求職者自身が「どう考えているか」も注視されます。事前の対策は大切ですが、自分の考えを率直に伝える姿勢もまた重要です。自分らしさを忘れず、誠実に対応することを心がけましょう。

内定通知

選考の結果、合格となったら内定通知を受け取ります。内定通知を受け取った後、勤務開始日や給与条件、担当する業務内容などについて企業の担当者とすり合わせを行います。そして企業からの指示に従って入社書類の提出を行います。
研修の有無、給与や福利厚生の詳細など、入社前の手続きの段階で気になることがあれば、早めに質問して解決するようにしましょう。

ITコンサルタントに求められるスキル

ITコンサルタントは多種多様な業務を行うため、求められるスキルも多種多様です。ここからは、ITコンサルタントに必要な主要スキルについて詳しく説明します。必要なスキルを持っていると応募先企業から評価されれば、未経験でもITコンサルタントとして採用される可能性が出てきます。

論理的思考力

ITコンサルタントに求められるスキルの中で、論理的思考力は特に重要です。
複雑な問題を分解し、原因と結果の関係を明確にする能力が必要だからです。
論理的思考力を活用してベストな解決策を提案し、迅速かつ効果的に問題解決を図ることがITコンサルタントには求められます。
問題の分析から解決策の提案まで一貫して対応するためには、論理の飛躍や曖昧さを排除し、一貫した推論に基づいて判断を下すことが大切です。
したがって、問題解決能力の基盤となる論理的思考力は、ITコンサルタントにとって必須のスキルといえます。

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言語化能力

複雑な技術的概念やプロジェクトの進行状況を、クライアントやチームメンバーに分かりやすく説明するための言語化能力も求められます。クライアントへヒアリングをする際、クライアント側が課題に感じていることや改善したいことを必ずしも正確に把握しているとは限りません。
そこで、ITコンサルタントはヒアリングした内容からクライアントが本当に伝えたいことを把握し、的確な表現で言い換える必要があります。この一連の作業に、言語化能力が求められるのです。
言語化能力が高ければ、クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーションが可能になります。

コミュニケーション能力

ITコンサルタントには優れたコミュニケーション能力が欠かせません。クライアントのITに関する課題やニーズを正確に理解し、適切なソリューションを提供するには、効果的なコミュニケーションが必須だからです。
ITコンサルタントはクライアントからの要望を正確に聞き取るために、頻繁に打ち合わせや会議を行います。また、プロジェクトの進行状況を正確に報告し、不明点や問題が発生した場合には、それを迅速に共有する必要があります。
コミュニケーション能力がクライアントとの信頼関係を築きやすくなり、プロジェクトの成功にもつながります。

英語力

ITコンサルタントとしてのキャリアにおいて、英語力が高いことは大きなプラスになります。
多くのIT関連の資料や最新情報は英語で提供されることが一般的です。英語で書かれていることを理解できれば情報収集がスムーズに行えます。
また、グローバルなプロジェクトに参加した際のコミュニケーションも円滑に行えます。今は翻訳アプリやツールも充実していますが、英語力を高めることでより広い範囲での情報収集やコミュニケーションが可能となります。

ITコンサルタントに求められる知識

ITコンサルタントとして業務を遂行するには、幅広い知識が必要です。技術的な知識だけでなく、業界トレンドやビジネス全般についての知識も含まれています。
この見出しでは具体的にどのような知識がITコンサルタントに求められるのかを詳しく解説します。

プログラミングやネットワークに関する知識

ITコンサルタントには、プログラミングやネットワークに関する基本的な知識が必須です。クライアントの技術的な課題を理解し、具体的な解決策を提案するためには、基礎的なITスキルが欠かせません。
例えば、システムの不具合を解析する際にはコードを読み解く力が必要です。専門的な知識があれば、表面的な対策ではなく根本的な解決策を提供可能です。
クライアントも、ITコンサルタントに対して高度な専門知識を持っていることを期待しているケースが多いので、プログラミングやネットワークに関する知識があれば、クライアントは安心して相談することができます。結果として長期的な信頼関係構築につながるのです。

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最新のITトレンド

課題を解決するには、最新のITトレンドを把握しておく必要もあります。クライアントのビジネスに適したソリューションを提供するには、あらゆる技術から候補を選ぶことが求められるからです。
クライアントの業態によっては技術発展が著しいクラウドコンピューティングやAI(人工知能)のトレンドも理解しておく必要があります。
IT業界の技術やトレンドはハイペースで進化していきます。常に学び、新しく取り入れる姿勢を保ちましょう。

ITコンサルタントへの転職に役立つ資格

ITコンサルタントとして仕事をするために必須の資格はありません。しかし資格の取得によって特定の専門知識があることの証明につながり、アピールの材料になります。
ここでは、ITコンサルタントへの転職の際にアピールできる資格について詳しく見ていきます。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している情報処理に関する資格です。
IT分野の基本的な知識と高度な技術を証明する資格であり、試験勉強を通してITコンサルタントとして働くための知識を体系的に得られます。
具体的にはプログラミングやネットワーク、データベースなどから、プロジェクト管理といったマネジメントの要素まで、幅広い範囲の問題が出題されます。したがって、応用情報技術者の資格保有者は、高い技術力や知識を持っていると企業から認識されます。

ITストラテジスト

ITストラテジストは、企業のIT戦略を立案・実行する能力を証明する資格です。この資格は、企業のビジネス戦略とIT戦略を統合し、効果的なシステムを構築できる能力を持っていることを証明します。
ITストラテジストの試験では、事業環境の分析・IT投資計画の立案・プロジェクトマネジメント・リスク管理など、多岐にわたる分野が問われます。この試験によって、受験者のITに関する総合的な知識や戦略立案能力、実行力が証明されます。

ITコーディネーター

ITコーディネーター は、情報システムやITを活用した経営支援のスキルを証明する資格です。この資格を保有していれば、ITを活用した経営戦略の策定能力やプロジェクトの推進能力があることを証明できます。
ITコーディネーターの内容は、経営戦略やマーケティング、ITガバナンス、プロジェクトマネジメントなど多岐にわたる分野から出題されます。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営に関する専門的な知識と能力を証明する資格です。中小企業診断士で得られる経営全般に関する幅広い知識は、ITコンサルタントの業務にも役立ちます。中小企業診断士の試験では、経営戦略・マーケティング・財務・労務管理などの分野が問われ、これらの幅広い知識はコンサルティングの現場でも非常に有用です。

ITコンサルタントのキャリアパス

未経験からITコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせた後は、いくつかのキャリアパスが存在します。ここからは、ITコンサルタントが選ぶことのできるさまざまなキャリアパスについてくわしく解説します。

マネージャーへの昇進

コンサルティングファームでさらに上の役職を目指す場合、マネージャーへの昇進が1つの大きなキャリアパスとなります。マネージャーはプロジェクト全体を統括し、チームをリードする役割を担うため、リーダーシップスキルが求められます。リーダーシップスキルとは、メンバーの強みを最大限に引き出し、適切な役割分担を行い、プロジェクトを円滑に進行させる能力です。
具体例として、クライアントのIT戦略を成功に導くには、チームメンバーの役割分担やスケジュール管理、ステークホルダーとの調整を行う必要があります。
各メンバーの専門知識を生かしたタスク割り当てやプロジェクトの進捗状況把握、必要に応じた軌道修正を行うことが含まれます。
また、クライアントとのコミュニケーションを円滑にし、プロジェクトの目標が確実に達成されるように取り組むことが求められます。
マネージャーへの昇進は、自身の成長と専門性の深まりを実感できる点でも魅力的です。プロジェクトのすべての側面に責任を持つ立場となるため、さまざまな問題に対処する能力が養われます。プロジェクトの成功により大きく「貢献できることはチーム全体の成功を肌で感じられるので、大きなやりがいを感じられます。

事業を推進するポジションへの転職

事業を推進するポジションへの転職は、ITコンサルタントとしての経験を生かし、より大きな影響を与える役割を担うことができるキャリアパスです。業務で培ったコンサルタントとしてのスキルや知識を活用して、事業全体の成長戦略や課題解決に深く関与できます。
経験を積んだITコンサルタントが目指すポジションとして、CTO(最高情報責任者)やCIO(情報統括役員)、CDXO(最高デジタルトランスフォーメーション責任者)などが挙げられます。
事業を推進するポジションへの転職は、責任感とやりがいを持ちながら、企業の中核を担う充実感を味わうことができるキャリアパスです。

フリーランスとして独立や起業も選択肢

雇用されるだけでなく、フリーランスとしての独立や、起業という選択肢もあります。例えば、フリーのITコンサルタントとして企業のプロジェクトに関与したり、ITコンサルティング会社を設立してクライアントと直接契約したりすることが可能です。
コンサルティングするプロジェクトやクライアントを選びやすくなるだけでなく、収入を大きく上げられる可能性が高まります。

ITコンサルタントに向いている人

ITコンサルタント

ITコンサルタントの仕事は高度なスキルと知識を求められるだけでなく、人間性や働くスタンスも重要です。ここでは、ITコンサルタントに向いている人の特徴を解説します。

粘り強く働ける人

ITコンサルタントには、困難な状況でも粘り強く働く姿勢が求められます。プロジェクトが順調に進まないことも多く、その際に諦めずに問題を解決する姿勢が必要だからです。
ITコンサルタントの仕事は、クライアントから常に質の高いアウトプットを要求されます。投げ出したくなるような状況だとしても、1つ1つ課題を整理して着実に作業を進めていく粘り強さが求められます。

高い目標を持って働きたい人

常に高い目標を持って働きたい人にはITコンサルタントの適性があるといえます。ITコンサルタントは多岐にわたる業務を担当し、継続的な学びとスキルの向上が求められる職業だからです。高い目標を持つことで、自己成長のためのモチベーションが維持されやすく、困難な課題にも積極的に取り組めます。
例えば、新たな技術や手法を積極的に学び、クライアントに新しい価値を提供できれば、プロジェクトの成果も飛躍的に向上します。こうした自己成長と顧客満足度の向上が、ITコンサルタントとしての成功に直結します。

責任感を持ちながら自分で考えて働ける人

ITコンサルタントには、責任感を持ちながら自ら考えて行動する能力が必要です。ITコンサルタントはクライアントのビジネスやIT導入を支援する重要な役割を担っているため、責任感を持って業務を遂行することが求められます。また、複雑な問題に対応するためには、自ら考えて解決策を見つけ出す力が重要です。
責任感を持ち、自分で考えて行動する力が、ITコンサルタントとしてクライアントから信頼をえるための重要な要素となります。

ITコンサルタントに向いていない人

ITコンサルタントは、やりがいのある仕事である一方で、人によってはマッチしない面があるのも事実です。ここからは、どのような性格や働き方がITコンサルタントに向いていないのかを解説します。

自分のペースでじっくり働きたい人

ITコンサルタントの仕事は、常に変化と迅速な対応が必要とされます。そのため、自分のペースでじっくりと仕事を進めたい人にとっては向いていない可能性があります。ITコンサルタントは、クライアントの多様なニーズに即座に対応しなければならないことが多く、自分のリズムで仕事を進めることが難しい場面が多いです。
例えば、クライアントから緊急の要求が入った場合、短期間でプロジェクトプランを見直す必要が生じることがあります。このような際には、自分のペースでじっくり対応する時間的余裕がなく、即座に動き出さなければなりません。また、プロジェクトが進行中にもかかわらず、状況に応じて方向転換を求められることもあります。クライアントの要求が変わるたびに迅速に対応し、適応する能力が求められるのです。

IT技術を専門的極めたい人

1つのIT技術を極めたい人は、ITコンサルタントには向いていないかもしれません。ITコンサルタントは幅広い知識とスキルを求められ、複数の技術や分野に関わることが一般的です。特定の技術に特化したスペシャリストではなく、幅広い知識と経験を有するジェネラリストが必要とされます。
例えば、クライアントによって求められる技術やソリューションは異なります。プログラミング言語のPythonに精通していても、それ以外のネットワーク知識やセキュリティ対策、クラウドサービスなどの知識が必要になる場面は多いです。クライアントは課題解決を目的にしているため、要望に応じて異なる技術や手法を用いることを求められるのです。
ITの広い分野に興味を持ち、継続的にスキルをアップデートすることができる人が、ITコンサルタントに向いているといえるでしょう。

少人数のチームで働きたい人

少人数のチームで集中して作業を進めたい人は、ITコンサルタントに向いていない可能性があります。ITコンサルタントは多くの場合、クライアントや他の部門とのコミュニケーションを取りながら仕事をするので、チームワークと対話が重要です。単独での作業だけではなく、多くの人々と協力してプロジェクトを進めることが求められます。
例えば、プロジェクトの立ち上げ時には各部門の担当者とミーティングを重ねて要件をヒアリングし、調整をします。また、定期的な進捗報告や調整会議なども頻繁に行われるので、常に多くの人と協力して進めることが求められます。
ITコンサルタントの仕事はコミュニケーション能力とチームワークが重要なので、少人数で作業を進めたい人にはマッチしていないかもしれません。

未経験からITコンサルタントのキャリアを拓こう

ITコンサルタントの需要は今後も高まると予想されます。ITの進化や企業のDX化(デジタルトランスフォーメーション)に伴い、専門知識と実務経験を持つITコンサルタントはますます重要な存在となるでしょう。
エンジニア経験がある人がITコンサルタントのキャリアを目指す場合、今まで培ってきた専門知識が活かせる可能性があるので、どのようなスキルを習得してきたか、キャリアの棚卸しをしてみましょう。
また、見事未経験からITコンサルタントへ転身できた後も最新技術やトレンドについて常に学び続けることが求められます。情報のアンテナを広げて、さまざまな技術について興味を持つことを心がけてください。

 

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