ITパスポートとは、近年注目を集めている情報処理技術者の入門ともいえる資格です。試験開始から10年超で受験者数は110万人を超えました。企業や大学などへの導入も進んでいます。ここでは、ITパスポートの概要やメリット、合格率、出題範囲、受験までの流れについてお伝えします。
目的別!プログラミング資格10選|初心者向けから専門的な資格まで
プログラマーとして働くために資格取得は必須ではありませんが、自身のスキルを証明する手段として取得しても損はないものです。資格取得はキャリアアップにつながるなどのメリットもあり、また未経験でも勉強すれば取得できる資格もあります。今回はニーズに合わせたおすすめのプログラミング資格を10選ご紹介します。

プログラマーに資格取得は必要か
プログラミング言語に関する資格は色々ありますが、必ずしも取得しなくてはいけないものではありません。プログラマーとして活躍するには資格よりもスキルを求められることの方が多いためです。ただ、自発的に勉強するための姿勢が身に付くため、自分の状況に合った資格取得を目指すのは良いことでしょう。ここでは、プログラマーに資格取得がおすすめの理由を詳しく解説していきます。
働くために必須なものではない
プログラマーになるために必要な資格というものはありません。クライアントから仕事を受けて成果物を作ることができれば誰でもプログラマーとして働けます。プログラマーにとって大切なことは、実務で使えるスキルを持っていることです。
たとえ資格を取得していても、実務でコードが書けなかったりクライアントのイメージする成果物を製作できない場合、プログラマーとして活躍するのは難しいでしょう。また、プログラミング言語は何種類もあります。自分の得意なプログラミング言語の資格だけを取得しても、現場によっては活かせない場合もあります。仕事に必要なプログラミングスキルは現場での経験によって養われます。そのため就職や転職でも、資格より実務経験が重視されます。
取得を目指すことで勉強する習慣付けになる
プログラミングの技術は日々進歩しており、プログラマーとして働き始めてからも常に最新情報や知識を学ぶ必要があります。特にAIなどの最新技術は変化が早く、常にアンテナを張っておかなければなりません。しかし自発的に勉強を続けることは、なかなか難しいのが実状です。
資格試験は試験日が決まっているため、期限があります。資格取得という目標を設定して勉強を進めることでモチベーションも高まるでしょう。たとえ資格が取得できなくとも、学んだ知識は今後に役立つはずです。また、自学のルーティンを身に付けることはプログラマーとして大切な習慣になります。
資格を取得する3つのメリット
資格取得はプログラマーとして働くには必須ではありませんが、メリットがあります。以下、主なメリットを3つ解説します。
- スキルを客観的に証明できる
- 就職や転職でアピールになる
- 自身のスキルアップにつながる
スキルを客観的に証明できる
プログラマーとしてのスキルを持っていても、クライアントにそれを証明することは難しいことです。実績としての成果物などを提出できる場合はいいですが、守秘義務の観点などから成果物を提出できない場合もあります。その際には資格を提示することで、プログラミング言語の基礎知識や応用法を理解していることを客観的に証明できます。
資格を取得していればクライアントも依頼できる仕事の種類を判断しやすくなり、自分に合った仕事に繋がります。また、資格というお墨付きを得ることで、自分のスキルに自信を持てるようになります。
就職や転職でアピールになる
上述したように、プログラマーは資格よりも実務経験が重視される傾向にありますが、資格がまったく無視されるわけではありません。実務経験が同じくらいの応募者が複数いた場合、資格を持っている応募者の方が採用されやすいでしょう。スキルを持っていることが証明され、プログラミングの勉強に意欲があるというアピールにもなります。
また、資格を持っていることで資格手当や報奨金がつく企業もあります。ただ、資格は中上級レベルの、専門的なものを持っていることが条件であることが多いです。どんな資格でもいいわけではありませんが、スキルに自信がある人は取得を目指すと給与アップにつながる可能性もあります。
自身のスキルアップにつながる
資格を取得するための勉強は、プログラミングの基礎から周辺知識まで体系的に学べます。独学でプログラミングを勉強する場合、どうしても自分の興味のある言語や知識ばかりを学びがちです。そのため学習した内容に偏りが出てしまう可能性があります。
資格によっては経営や保守・運用に関しての知識も問われることがあり、実際に仕事で経験していない内容についても学べます。また、自分のスキルや知識レベルがどのくらいかも認識できるため、次の目標がたてやすくさらなるスキルアップを目指せます。
ニーズ別おすすめプログラミング資格10選
プログラミングに関する資格は数が多いため、どの資格を取得すれば良いか迷う人が多いでしょう。今回は「初心者向け」「キャリアアップ」「就職を有利にしたい」の3つのニーズ別に、それぞれにおすすめのプログラミング資格をご紹介します。
また、同じ資格のなかでレベルが分かれているものもあり、どのレベルからチャレンジするべきか迷うところです。難易度は2002年に経済産業省が公表した「ITスキル標準」に従って7段階のレベルがあります。レベル1のエントリーレベルに始まりレベル7のスーパーハイレベルまでレベル付けされています。迷ったら難易度の低いものからチャレンジすると良いでしょう。自分のスキルに自信がついたらレベルアップを目指しましょう。
初心者向け:基礎となるプログラミング資格
未経験やプログラマーとして駆け出しの頃に取得するといいのが、主に基礎知識を幅広く問われる資格です。ITスキル標準レベル1の資格は初心者でも比較的取得しやすく、独学でも十分合格の可能性があります。ITの知識を体系的に学ぶものが多いため、実務経験がない人にもおすすめです。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を持っていることを証明する国家資格です。AIやビッグデータ、IoTなど、ITに関する知識を幅広く問われます。ITスキル標準はレベル1で、まさにIT入門者向けの資格です。プログラミングに特化した資格ではありませんが、学習過程でITについて最低限必要な知識を網羅できます。プログラマーやエンジニアを目指す初心者には特におすすめです。
さらに、情報モラルや企業コンプライアンス、経営戦略など経営全般に関わる知識も学習できるのが特徴です。IT業界で働いている人以外にも、これからのデジタル社会を生き抜くため受験する人が多くいます。試験時間は120分で問題は選択形式です。
※参考:IPA 情報処理推進機構
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、エンジニアやプログラマーとしてキャリアを積みたい人の登竜門的資格です。内容はコンピューター科学やネットワーク、データベースといったプログラミングの基礎を問われます。国家資格であり、プログラマーとして必要な基本知識や技能を幅広く身に付けていることを証明できます。そのため人気が高く、受験者数も多い資格です。
ITスキル標準はレベル2ですが、出題範囲が広く試験時間も長いため、しっかり試験対策する必要があるでしょう。実務寄りの専門的知識が問われる問題もあるため、きちんと学習内容を理解して臨みましょう。
※参考:IPA 情報処理推進機構
C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する民間資格です。C言語はOSの開発に使用されることの多い、メジャーなプログラミング言語です。
3~1級の3つのレベルに分かれており、ITスキル標準では3級がレベル1、2級がレベル2、1級がレベル3相当です。3級はC言語の概念や簡単なプログラミングの知識が問われ、比較的初心者でも挑戦できます。1級ではコーディングやデバッグを含む応用プログラムの作成など、実務的な能力も問われます。職場などでC言語を使う人は1級まで目指すとスキルの証明になるでしょう。
Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験も、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する民間資格です。Javaはプログラミング言語の中でも汎用性が高く、多くの開発現場で使用されています。Javaの知識とプログラミングの作成能力を認定する資格試験です。
こちらも3~1級の3つのレベルに分かれており、ITスキル標準で3級がレベル1に始まり1級がレベル3相当です。3級は筆記試験で基本的な知識が問われるため、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。1級ではプログラムの仕様変更などを行う実技試験もあり、求められるスキルは高くなります。Javaは大規模なシステムからアプリ開発まで幅広く使われる言語なので、取得して損はないでしょう。
基本情報技術者試験は、2023年4月から通年化されました。このことを受け、今後ますます受験者の増加が見込まれます。そこで今回は、ITエンジニアとして理解しておくべき基本情報技術者試験の試験内容やメリット、合格率、受験までの流れについて解説していきます。
キャリアアップしたい:高難易度のプログラミング資格
プログラマーとして活躍しているものの、なかなか収入に結び付かなかったり仕事のスキルアップが実感できなかったりする人におすすめの資格です。難易度は高くなりますが、取得しているとスキルの高さを証明でき、より高度で高収入な仕事を受けることも可能になるでしょう。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の次に受ける国家資格です。エンジニアやプログラマーとしてのスキルアップを目的に受ける人が多く、取得すればより応用的なIT知識や技術を持っていることを証明できます。ITスキル標準ではレベル3に該当し、難易度は高く合格率も20%前後です。特に記述式の問題が出題されるため豊富な知識や経験が必要となります。
スキル面だけでなく経営や管理など幅広い分野に関する応用力が問われます。そのため、プロジェクトマネージャーなど品質・工程管理を行ったり、経営戦略に携わったりするポジションを目指す人は取得すると良いでしょう。
※参考:IPA 情報処理推進機構
情報処理技術者試験
情報処理技術者試験は、経済産業省が認定している国家資格です。「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理技術者としての一定のスキルを有していることを認定します。先に紹介した「ITパスポート試験」も含め12の資格から構成されています。高い技術を証明するには「ITストラテジスト試験」「ネットワークスペシャリスト試験」などがおすすめです。
情報処理技術者試験はITに関する技術の変化を試験に反映させているのが特徴です。実務現場で活躍する専門家などが試験を作成しているため、学習過程でトレンドの知識を身に付けることも可能です。
※参考:IPA 情報処理推進機構
Python3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定は、Pythonエンジニア育成推進協会が実施する民間資格です。試験はPython3に関する基礎試験とデータ分析試験、実践試験の3種類あり、基礎試験はそれほど難易度は高くありません。公式サイトに詳細な出題範囲が掲載されているため、しっかり学習することで合格の可能性は高まります。
Pythonは世界中で人気が高いプログラミング言語のひとつで、AI開発やデータサイエンス、ブロックチェーン技術など最先端の分野に強いと言われています。ビッグデータの活用やデジタル社会の進化につれ、さらに需要が高まると予想される言語です。そのため、取得することで新しい仕事の獲得を期待できます。
PythonはAI開発や機械学習、データ分析などの幅広い分野で使用されるプログラミング言語です。そのPythonに、認定資格があることはご存じでしょうか。現在、エンジニアは業務経験が重視される風潮も根強いですが、Pythonの専門知識の証明手段として、資格を取得することで補完できます。
この記事では、Pythonエンジニアとしての証明ができる資格のうち、基礎を取得できる「Python 3 エンジニア認定基礎試験」を中心に解説します。
就職を有利にしたい:専門的なプログラミング資格
プログラマーには資格は必要ありませんが、持っているとアピールになる資格もあります。特に専門知識が必要な資格は、持っていることで高いスキルが証明でき就職や転職に有利になることもあります。資格手当がつくことや、高いポストに就ける可能性も出てきます。その分資格の難易度も高いので取得は簡単ではありませんが、スキルに自信がある人や今よりも高度な仕事を目指したい人は検討すると良いでしょう。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、PHP技術者認定機構が実施する民間資格です。PHPはWebアプリケーション開発やゲーム製作などさまざまな場面で使用されているプログラミング言語です。試験は準上級・上級(ウィザード)に分かれており、ITスキル標準ではレベル1からレベル3に該当します。
初級はプログラミング初心者でも取得できますが、上級の合格率は10%と難易度はかなり上がります。実務経験者でも合格が難しいレベルのため、取得すれば高度なプログラミングスキルを身に付けている証明になります。職場でPHPを利用していたり今後の仕事の幅を広げたかったりする場合は大きなアピールになるでしょう。
※参考:PHP 技術者認定機構
システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験は国家資格で、情報処理技術者試験の中の「高度区分試験」のうちのひとつです。高度区分試験とは高度なレベルの意味で、ITスキル標準はレベル4に設定されています。システム開発の現場で、システム化に必要な要件定義や基本設計など、システムの基礎になる部分に関する知識や技術を問われる資格試験です。
難易度の高い試験のため持っているとアピールになります。また、システムアーキテクトはプログラマーやエンジニアの上級職として認識されています。プログラマーからさらにレベルを上げたい人は目指してみるとよいでしょう。
※参考:IPA 情報処理推進機構
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Rubyアソシエーションが認定する民間資格です。RubyはWebサイト制作、SNS開発などに利用される汎用性が高いプログラミング言語として知られています。試験はSilverとGoldの2つのレベルがあり、Silverは初級者、Goldは中級~上級者向けです。SilverではRubyの文法の知識や基本的な技術が問われるため初心者でも勉強すれば取りやすいでしょう。
Rubyは手軽で分かりやすく、人気が高まっているプログラミング言語です。JavaやPythonなどと比べると利用数はまだ少ないですが、将来性が高い言語のため資格を取得しておくと良いでしょう。
※参考:Ruby Association
資格の選び方や注意するべきポイント
プログラミングの資格は多岐に渡ります。自分に合った資格を選ぶ際は、実用性・汎用性があるかなどポイントを押さえる必要があります。注意点は、資格を取ること自体が目的にならないようにすることです。以下で詳しく解説します。
実用性があるか
自分に合った資格を選ぶときは、まずはその資格に実用性があるか考えてみましょう。プログラマーは業務内容や分野によっていくつかに分類されます。業務内容によってよく利用されるプログラミング言語も変わるので、目指す分野の言語などを学べる資格を選ぶと仕事でも役立ちます。
例えばアプリケーションプログラマーはJavaScript、PHP、Rubyなどの資格がおすすめです。AIプログラマーを目指す場合はPython、C言語などがよく利用されます。ひとつのプログラミング言語を専門的に学習することで応用が利くスキルも得られるため、クライアントへのアピールになります。
汎用性があるか
取得することで多くの知識を身に付けられる資格もおすすめです。基礎知識から体系的にしっかり学ぶ資格は汎用性があり、その後の学習にも結び付きます。例えば「基本情報技術者試験」はITに関する知識を網羅的に学べます。基礎的なプログラミング能力を身に付けることができるので、いざ特定の言語を学ぶときも理論やフレームワークを理解しやすくなります。
国家資格か民間資格かは気にしなくていい
プログラミング言語の資格は国家資格と民間資格の2種類があります。国家資格の方が格上、などということはなく民間資格でも良いので自分に必要なものを選びましょう。難易度も国家資格、民間資格ともそれぞれの資格で異なるため、どちらが難しいということもありません。
しかし、運営元の信頼性が高い資格だと認知度が高いという側面はあるため、国家資格やベンダー試験の方がアピールになることもあります。ベンダー試験とはプログラミング言語を提供している事業者が合格者のスキルを認定するもので、一般的に信頼性が高いと認識されています。
資格取得が目的ではない
資格の勉強をする上で大切なのは、資格取得自体を目的にしないことです。資格はスキルを証明するものではありますが、プログラマーとしてそのスキルをどのように活かすかが重視されます。資格を取ろうとするあまり、暗記で試験に臨んでも実務で活かせないのでは意味がありません。
プログラミングでは、思わぬエラーが発生しプログラムが動かなくなることも少なくありません。その場合暗記で身に付けた知識だけでは太刀打ちできないことも出てきます。しっかり基礎から知識を学び、理解したことを証明するために資格を取ると考えましょう。
資格を取得するタイミングはいつか
プログラミングの資格取得に年齢制限はありません。そのため自分が必要だと思うタイミングで受験できます。転職を考えているときや未経験からプログラマーを目指すときなどは資格取得の時期といえます。以下、詳しく解説します。
基本的に年齢は関係ない
プログラミングに関する資格は、年齢問わず試験を受けられるものがほとんどです。いつまでに取らなければということは考えず、そのとき自分に必要だと思うものを選択しましょう。
現場でプログラマーとして活躍しながら並行して資格取得する人もいますし、プログラマーを目指す大学生が在学中に資格取得を目指すこともあります。どの職種を選ぶか、就職先の企業で利用する言語は何かなど、今後のキャリアを見据えて資格を選ぶと良いでしょう。
転職を考えているとき
プログラマーとして働きつつ、キャリアアップのため転職を考えているときは資格を取るのに良いタイミングです。前述の通り、資格を取ることで自分のスキルを客観的に示せるほか、企業によっては資格手当がつく場合もあります。必ずとは言えませんが有利に転職を進められる可能性があります。
特に中上級レベルの資格を持っている場合は、資格を評価される可能性が高まります。また、自分がどの程度スキルと知識があるかを自覚できるため、面接にも自信を持って臨めるでしょう。
未経験からプログラマーを目指すとき
未経験からプログラマーを目指すときは実務経験がありません。そのためスキルを証明するものとして資格を取得しておくと良いでしょう。新卒として目指すときのほか、異業種などからの転職の場合も有効です。
未経験者を採用する企業のなかには就職後にプログラマーとして教育してくれるところもありますが、事前にプログラミングの知識を得ておけば仕事にも早く馴染めるため損はありません。未経験でも資格取得したことを「やる気がある」と認められることもあるでしょう。
プログラミング資格を取るための勉強方法は
プログラミング関連の資格は種類が多く、初心者が気軽に受けられるものから難易度の高いものまであります。そのため、資格を取得するための勉強方法も、受験する資格によって変わります。独学で学べるものは、参考書やWebサイトを利用できます。上級者向けやしっかり学びたいならスクールへ通うことをおすすめします。
自分のレベルと資格によって、勉強に費やす時間やコストが違うため、勉強を始める前にその資格取得に必要な学習時間の目安や料金を確認しましょう。どの勉強方法も継続できなければ資格取得は難しいです。また、仕事をしながらの資格取得を目指す場合は、目的と勉強方法が現状の仕事と釣り合っていることも大切です。無理なく続けられる方法を選びましょう。
参考書
独学で勉強する方法でまず挙げられるのは参考書を使用した勉強法です。参考書もさまざまな種類が出ているので、本屋に行き実際に手に取って、自分に合っている一冊を選びましょう。近年は書評レビューサイトなどで、さまざまな参考書を比較し、内容や使いやすさを紹介しているものもありますので、そのようなサイトを参考にするのも良いでしょう。
資格によっては認定教科書や公式の参考書が存在するものもあります。特にプログラミングの未経験者は、図解で分かりやすく説明されているものや、実践しながら学べる構成になっているものが良いでしょう。
Webサイト・アプリ
Webサイトやアプリは手軽に勉強したい人におすすめです。初心者から上級者までさまざまなレベルに合わせてたくさんのアプリやサイトがあります。会員登録すると料金がかかるサイトもありますが、無料で利用できるコンテンツもあるのでコストを抑えて学ぶことができます。
短い動画を見たり簡単な問題を解いたりしながら学べるスタイルが多いです。隙間時間に学習できるので、自分のレベルに合うものを見つけてみましょう。YouTubeなどでも解説や対策動画が出ていますが、利用する場合は専門家が監修しているか確認しましょう。
スクール
独学ではどうしても行き詰ってしまう場合は、スクールに通うというのも選択肢のひとつです。独学よりも費用はかかりますが、分からないところを講師にすぐに質問できたり、モチベーションを保てたりするメリットもあります。また同じ資格取得を目指す仲間ができ、情報交換できるのもメリットです。
オンライン形式やマンツーマン指導のスクールなどもあるため、自分に合った学習方法を選べます。まずは自分が取りたい資格の合格実績があるスクールを探し、カリキュラムや講師の質、時間やコストなどを比較すると良いでしょう。
まとめ
プログラマーとして働くためには資格は必須ではありませんが、あると就職や転職に有利になることもあります。初心者でも勉強すれば取得できる資格は多く、プログラミング知識を体系的に学べるためスキルアップにつながります。資格は、取得するのが目的ではなくどう活かせるかが大事です。今回の内容を参考にしながら、自分のニーズに合ったプログラミング資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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