Pythonは、AIエンジニアやWebエンジニア、データサイエンティストを目指す人なら概要だけでも学んでおきたい、将来性が充分ある言語です。しかし「Pythonが有名であることは知っているけれど、具体的にどんなことができるのかわからない」と考えている方もかもしれません。
この記事では、そのような方の疑問を解消するべく、Pythonの歴史や特徴、世界から見た人気など、Pythonについてさまざまな観点からご紹介します。
PythonはAI開発や機械学習、データ分析などの幅広い分野で使用されるプログラミング言語です。そのPythonに、認定資格があることはご存じでしょうか。現在、エンジニアは業務経験が重視される風潮も根強いですが、Pythonの専門知識の証明手段として、資格を取得することで補完できます。
この記事では、Pythonエンジニアとしての証明ができる資格のうち、基礎を取得できる「Python 3 エンジニア認定基礎試験」を中心に解説します。
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Python3エンジニア認定基礎試験とは、日本国内のPythonに関連する資格5種類のうちの1種類です。
Pythonに関連する国家資格は2023年10月時点ではありません。日本国内にあるPythonの資格は、現在一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催するものと、一般社団法人日本ネットワーク技術者協会が主催するものの2種類です。
Pythonに関連する資格認定試験には、以下の5つがあります。
また、上記5つの資格認定試験に加えて、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会は、データ分析次期試験「Python 3 エンジニア認定データ分析実践試験」を2024年中に実施することを発表しています。
「Python 3 エンジニア認定基礎試験」は、Pythonの基本的な文法の知識を中心に問われる試験です。経済産業省が定めたガイドライン「ITスキル(ITSS)」の職種:ソフトウェアディベロップメント、専門分野:応用ソフトのレベル1に掲載されています。
試験概要は以下の通りです。
問題数 | 40問 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出題形式 | 選択式 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験方式 | コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験会場 | 全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験時間 | 60分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合格ライン | 正答率70% | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
受験料 | 一般価格:11,000円 学割価格:5,500円(いずれも税込) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出題範囲 | 主教材であるオライリー・ジャパン『Pythonチュートリアル 第4版』から、以下の比率で出題されます。
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公式サイト | 基礎試験 | Python試験・資格、データ分析試験・資格を運営する一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会のページです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
申込方法 | CBT試験を運営するオデッセイコミュニケーションズ社のサイトから申込ができます。 |
認定テキストである、オイラリー・ジャパン『Pythonチュートリアル第4版』を中心に取り組んでいただくことが学習の基本となります。しかし、プログラミング未経験者にとっては、『Pythonチュートリアル第4版』は少々難解なため、公式の参考図書として提示されている『いちばんやさしいPythonの教本 第2版』、『スラスラわかるPython第2版』、『Pythonスタートブック [増補改訂版] 』のいずれかを利用して、学習を始めることが良いでしょう。
「Google colaboratory」など、オンラインでコーディングできる環境もあります。実際にコーディングをして実行できるかどうか試行錯誤することで、言語への理解を深めることができます。
「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が認定しているスクールを利用するの一つです。動画解説などで学習ができるほか、模擬試験も受けることができます。
認定スクールの一つであるプライム・ストラテジー、そしてダイビックが模擬試験を無料公開しています。さらにダイビックでは、模擬試験受験と評価だけではなく、テキストと動画で学習する有料の受験対策プランなども扱っており、個人の学習方針に合わせて利用できます。
Pythonは、AIエンジニアやWebエンジニア、データサイエンティストを目指す人なら概要だけでも学んでおきたい、将来性が充分ある言語です。しかし「Pythonが有名であることは知っているけれど、具体的にどんなことができるのかわからない」と考えている方もかもしれません。
この記事では、そのような方の疑問を解消するべく、Pythonの歴史や特徴、世界から見た人気など、Pythonについてさまざまな観点からご紹介します。
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「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」は、Pythonを用いたデータ分析の基礎や分析方法を問う試験です。応用編という位置づけの試験で、業務でPythonを扱っているエンジニアならば十分合格できるという声があります。
こちらもPython 3 エンジニア認定基礎試験と同様、「ITスキル基準(ITSS)」の職種:ソフトウェアディベロップメント、専門分野:応用ソフトのレベル1に掲載されている試験です。
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Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、データ分析および機械学習に関連するトピックに焦点を当てており、Python 3 エンジニア認定基礎試験と比較すると、より高度なスキルと知識を要求する問題構成です。
試験概要は以下の通りです。
問題数 | 40問 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出題形式 | 選択式 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験方式 | コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験会場 | 全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験時間 | 60分 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合格ライン | 正答率70% | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
受験料 | 一般価格:11,000円 学割価格:5,500円(いずれも税込) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出題範囲 | 主教材である翔泳社『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』から、以下の割合で出題されます。
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公式サイト | データ分析試験 | Python試験・資格、データ分析試験・資格を運営する一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会のページです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
申込方法 | CBT試験を運営するオデッセイコミュニケーションズ社のサイトから申込ができます。 |
主教材である『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』はもちろん、「インターネット・アカデミーPythonデータ分析試験学習支援サイト」も参考教材として挙げられています。このサイトでは書籍の内容に触れながら、Pythonに関する事項の解説記事が多く掲載されています。また「PRIME STUDY」では、主教材『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』を解説した動画が無料で公開されています。
試験を主催する一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会から認定を受けたプライム・ストラテジーの模擬問題を受験することができます。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験にも、「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が認定しているスクールを利用すると良いでしょう。
Pythonの基本的な文法が出題されるため、基礎知識とプログラミングスキルを証明することができます。そして、Pythonプログラミングを必要とする仕事に携わる際の信頼性や技術の証明に繋がります。また、Pythonの学習の中で、初期目標として設定することや、ご自身の学習状況の定着度を確認する機会として利用することもできます。
初学者だけではなく、Pythonの経歴年数を有している方にも、改めてPythonに関する知識を体系的に整理する機会となります。そして、偏りなくPythonの基礎知識を習得できます。
また、知識を体系的に整理することで、チームのメンバーに対して的確な指示やアドバイスができるようになり、最終的に業務の効率化に繋げることも可能です。
将来的に、データサイエンティストやAIエンジニアなどのキャリアをお考えの初学者であれば、まずは基本的な内容である「Python 3 エンジニア認定基礎試験」に合格し、その後に更に実用的な「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」に挑戦することで、スキルアップに繋げることができます。
最近注目度が上がっているプログラミング言語Python。コードがシンプルなので、初めての方でもとっつきやすく、年々使用者も増えてきております。一方で海外ではFacebookやGoogle、日本国内で言えばGunosyやソフトバンクのpepperでも使われる等、企業側でも開発環境として採用されるケースが増えています。Pythonが採用される理由として、活用できるシーンが多いことが挙げられます。
Pythonは、Webアプリケーションはもちろん、特に使われているのがデータ解析、自然言語処理のように現在のビジネストレンドの要望にあったアウトプットが出せるなど、様々な場面で活躍します。本記事では、そんな注目度が高いPythonのフリーランス案件のトレンドを中心にご紹介します。
先ほど、Pythonに関連する資格の一つであるPython3エンジニア認定基礎試験について解説しました。続いて、その他4つの資格についての概要、勉強方法について解説します。
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「Python 3 エンジニア認定実践試験」は、Pythonで実践的に使用することになる仕様やライブラリについて問う試験です。ベータ版試験の実施を経て、2022年11月に、正式に開始されました。
Python 3 エンジニア認定実践試験は、Python 3 エンジニア認定基礎試験よりも高度なPythonスキル、プログラミング実践に焦点を当てています。より実践のプロジェクトに近い問題が出題され、高度なトピックに対する理解と実践が必要です。
開始されたばかりの試験であるため、模擬問題や受験体験記などの情報がまだ少ない状況です。まずは、主教材である技術評論社『Python実践レシピ』を用いて学習していきましょう。
その他の方法として、「一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会」が認定しているスクールを利用するのも良いでしょう。
PythonZen & PEP 8 検定試験」では、Pythonのコーディングにおいて適切な文法や作法を身に付けているかどうかが問われます。
PythonZen(The Zen of Python)とは、Pythonの設計について記述されたイディオム集です。「Zen」は日本語の「禅」に由来しており、Pythonの禅として、コーディングにおける心得が列挙されています。
また、PEP 8はPythonにおける標準のコーディング規約です。細部にわたりルールが定められています。この規約に則ってコーディングをすれば、誰が見てもわかりやすいコードに仕上がります。
この試験は、PythonZenやPEP 8 に則ってコーディングを行う意識を市場で高めることを目的として作られており、受験料は無料です。
PythonZenやPEP 8が出題内容となるため、これらを理解しておくことが肝要です。実際にPythonZenやPEP 8に則ったコーディングをしていれば、試験はさほど難しくないとの声もあります。
参考
「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」は、ネットワークの自動化を学習するエンジニアの方々に正しい知識と文法の理解度について問う試験です。主催は一般社団法人日本ネットワーク技術者協会、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が外部提携し、2022年12月19日に申込が開始され、2023年1月16日から実施されました。
Pythonとネットワークの自動化基礎検定は、ネットワークの自動化においてもPythonが中心的な技術の一つとして一般的に普及が始まってきたことを受け、実施が開始されました。ネットワークエンジニアの中でも、ネットワークの構築・運用を担当される方には、ぜひ習得していただきたい資格です。
本試験では、問題が出題される主教材がないため、主な勉強方法は公式サイトに掲載されているCTC教育サービスの「Pythonによるネットワーク運用自動化入門」、Top Out Human Capital株式会社の「Pythonネットワーク編」がおすすめです。
その他にも、SoftwareDesignという雑誌で7月から連載されている「Pythonでネットワーク自由自在」にて、出題範囲の解説をしているコラムがあります。
ここまで、Pythonの資格について「Python 3 エンジニア認定基礎試験」を軸にご紹介しました。
Pythonの各試験は合格率が高い試験もあるため、気軽にチャレンジできる難易度と考えてもよさそうです。とりわけ、基礎知識を身に着けることができる「Python 3 エンジニア認定基礎試験」から挑戦し、段階的にPythonのスキルを習得することがおすすめです。
プログラミング未経験者で学習してきたことを試したい人やPython開発経験者で実績にプラスできる証明が欲しい人は、技術習得のマイルストーンとして関連のPython試験に挑戦し、さらなる技術向上を目指していきましょう。
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プログラマーとしてスキルを証明するためには、資格を取得しても損はないものです。資格取得はスキルアップやキャリアアップにつながるなどのメリットもあり、また未経験でも勉強すれば取得できる資格もあります。今回はニーズに合わせたおすすめのプログラミング資格を10選ご紹介します。
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