フリーランスのシステムエンジニア(SE)になるには?仕事内容・年収・案件例を徹底解説!
システムエンジニアとしての働き方の中で、フリーランスとして働くという選択肢があります。この働き方には当然メリット・デメリットがあるため、フリーランスを選ぶかどうかは自分自身でその特徴を理解し判断する必要があります。
この記事では、フリーランスSEの働き方、年収相場などについて解説いたします。ぜひフリーランスへ転向するかを検討する際の参考にしてください。

フリーランスSE(システムエンジニア)の仕事内容
フリーランスSE(システムエンジニア)は保有しているスキルに応じて、幅広い業務を担当します。主な業務内容については以下の通りです。
- 要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
- テスト
- 導入
- 運用・保守
中でも「要件定義」「基本設計」「詳細設計」は上流工程と呼ばれており、これらの業務経験があると、高単価の案件に入りやすい傾向にあります。
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フリーランスSEの働き方
フリーランスのSE、さまざまな働き方の選択肢があります。この章では「常駐型」、「在宅ワーク」の2つの働き方をご紹介します。
常駐型システムエンジニア
常駐型は、クライアント先に出勤して働くスタイルです。実際に現場で働くことができるため、現場の状況を把握したり、チームメンバーと綿密にコミュニケーションを取ったりなどが可能です。
クライアントの信頼関係をしっかりと築きたい方、プロジェクトの進行状況を分かりやすく把握しながら、業務を進めたい方などにはおすすめです。
在宅型
在宅型は、その名の通り自宅などのクライアント先以外で業務を行うスタイルです。自宅以外にも、カフェテリアやコワーキングスペースなど、自身のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことが可能です。
また、通勤に時間をかけたくない、家事や育児と両立させたいなどワークライフバランスを重視した働き方を目指す方におすすめです。
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フリーランスSEと正社員SEの年収比較
フリーランスへ転向を検討している方が、最も気になるのが年収でしょう。この章では、フリーランスと正社員の年収相場について、比較します。
フリーランスエンジニアの年商
フリーランス案件紹介サイトRelanceがフリーランスエンジニア1,000人に対して行った調査によると、年代別専業フリーランスエンジニアの年商は上記の結果となっています。
20代・30代は年商300万円以上500万円未満の方が最も多く、40代・50代は年商500万円以上800万円未満の方が多いという結果でした。よって、上記の調査から年齢が上がるにつれて高収入を得やすいと言えます。
また、こちら調査は年商に関するデータであるため、年収に換算すると「年商×60~70%」が相場です。
引用:【2024年版】フリーランスエンジニア白書1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2024年3月-|Relance
正社員SEの年収
正社員SEの平均年収は494万円(2024年10月30日時点)であり、日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。年収の幅は300万円強~1,000万円弱と比較的広く、所属する企業や保有スキルによって差が生まれやすいと言えます。
参考:システムエンジニアの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス
※参考URLの情報は随時更新されます
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フリーランスSEの案件例
前の章にてフリーランスSEの年収相場についてご紹介しましたが、実際どのような案件があるのか、当社が運営するの案件サイト「TECHSTOCK」で掲載中の案件例をご紹介します。
案件例1:アジャイル開発PJTの推進及びリスク管理業務支援
- 案件名:アジャイル開発PJTの推進及びリスク管理業務支援
- 月額報酬(単価):~100万円
- 業種:非公開
- 業務内容:アジャイル開発のPJTにて、ベンダー側のメンバーとして顧客側と開発チームの旗振り役を行う
- 必須スキル:
リードやマネジメントの業務経験
React、Next.js、TypeScript、HTML5、CSS3の使用経験・知見があり実装方法を検討可能アジャイル開発の業務経験
CMS開発の業務経験
案件例2:某キャリア法人向けオンラインショップ開発
- 案件名:某キャリア法人向けオンラインショップ開発
- 月額報酬(単価):~70万円
- 業種:情報通信業
- 業務内容:フロント・サーバサイドエンジニアとして、法人向けのオンラインショップの開発案件における要件定義~リリースを担当
- 必須スキル:
Web開発経験者
Java(Spring Boot)を用いた開発経験
JavaScript(React/Vue)を用いた開発経験
案件例3:大手不動産業向けドメイン統合プロジェクトの設計構築支援
- 案件名:大手不動産業向けドメイン統合プロジェクトの設計構築支援
- 月額報酬(単価):~96万円
- 業種:不動産、物品賃貸業
- 業務内容:大手不動産業向けのドメイン統合プロジェクトの設計構築業務をActiveDirectoryを用いて行う
- 必須スキル:
ActiveDirectoryに関する設計・構築経験
ドメイン統合に関する基礎知識・作業経験
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フリーランスSEのメリット
フリーランスのシステムエンジニアになることで、会社員時代とは違ったメリットがあります。この章では、代表的な4つのメリットについて紹介します。
会社員時代より高収入を得られる
フリーランスになることで得られる一番のメリットが、会社員時代よりも高収入を得られる可能性が高いということです。特に、マネジメントの経験や市場価値の高いプログラミング言語のスキルを保有していると、高単価の案件に参画することが可能であるため、フリーランスになる前に自身のスキルや経験の棚卸を行いましょう。
働き方の自由度が高い
自分のライフスタイルに合わせて、柔軟な働き方が選択できることも魅力の一つです。メンバーと毎日顔を合わせたいと考えている方は常駐型、自宅などで働きたいという方はリモート案件を選ぶなど、選択肢の自由度が高いです。
興味のある分野やスキルに見合った仕事を選ぶことができる
会社員は、企業の事業領域などの事情により担当する業務が決まるのに対して、フリーランスは自身が興味のある分野、現在持っているスキルに合わせて案件を選択することが可能です。
また、今後身に付けたいスキルから参画する案件を選ぶことも可能であるため、その場合はエージェントに相談をするのがいいでしょう。
使ったお金を経費にできる
フリーランスは、書籍購入代、自宅で作業する場合の家賃・光熱費・インターネットの使用料などを経費にすることができます。このような節税対策を行えることも、フリーランスになるメリットの一つです。
ただし、申請のためには領収書が必要になるため、領収書の管理には十分注意が必要です。
フリーランスSEのデメリット
続いて、フリーランスになることで考慮しなければいけないデメリットの紹介をします。
収入が不安定になる
フリーランスになることで、収入をアップできる可能性が高まりますが、一方で収入が不安定になるリスクもあります。参画している案件単価が報酬となるため、案件に参画していない間は収入がありません。
案件探しに苦労したくない、収入の不安定さに不安を抱えている方は、フリーランス向けのエージェントを活用し、スムーズに案件獲得を行うことをおすすめします。
福利厚生が充実していない
一般的にフリーランスは、健康保険や厚生年金などの福利厚生を受けることができません。そのため、老後の資産形成やけが・病気の際などに不安が付きまといます。
ただし、フリーランスのSEでもエージェントを活用することで、福利厚生サービスを受けることができます。各エージェントによって、保有しているサービスは異なるため、事前にチェックしておきましょう。
仕事獲得や雑務などの本業以外に時間を取られる
フリーランスのSEは、案件獲得に向けた営業活動や確定申告などの経理作業も自身で行う必要があります。営業活動は、元同僚や上司などの人脈、エージェントなどを活用し、案件を獲得します。
経理作業については会計ソフトを用いることで、効率的に作業を進めることが可能であるため、活用をおすすめします。
社会的信用が低い
正社員と比較をすると、社会的信用が低いこともフリーランスになるデメリットの一つです。住宅ローンやクレジットカードへ申請しても、審査に通るのが難しくなります。
そのため、クレジットカードを持っていない方は、フリーランスになる前に審査をしておく、またはフリーランス転向後にフリーランスが利用しやすいカードローンに申し込むことが得策です。
フリーランスSEになるためには?
続いては、フリーランスSEになるために、必要な準備事項について解説いたします。
案件経路を確保する
フリーランスになる準備として、案件経路を確保しておくと良いでしょう。おすすめの経路としては、フリーランスエージェントやクラウドソーシングサイトに事前登録しておくのがいいでしょう。
また、過去の同僚やフリーランス向けのイベントなど、人脈を活用することも重要です。同業者から情報を得ることができたり、協力関係でつながりを持ったりすることができます。
貯蓄する(できれば1年分)
フリーランスは会社員とは異なり、自分自身で案件を獲得する必要があるため、仕事がない期間があったり、突然体調を崩して仕事ができなくなったりする可能性があります。そのため、収入が途絶えた時のために貯蓄をしておく必要があります。
また、貯蓄額の目安は半年から1年分の生活費を目安にするとよいでしょう。
ポートフォリオ、職務経歴書の作成
案件をスムーズに獲得するために、ポートフォリオの作成、職務経歴書の作成が重要な要素です。クライアントに自身の経験や保有スキルをアピールすることができるため、まだ準備をしていない方は、ぜひ作成をすると良いでしょう。
開業届を出す
開業届は、事業の開始から1ヶ月以内に届ける書類です。こちらの書類を提出することで、小規模企業共済という給付金を受け取れる制度への加入や屋号付きの銀行口座の開設など、のメリットがあります。
フリーランスになる適切なタイミング
フリーランスSEになるためには、「正社員での業務経験が~年」など具体的な年数はありませんが、「自分の知識や経験がフリーランスとして仕事を受注できるレベルに達しているかどうか」を見極める必要があります。
まず、フリーランスSE向けの案件紹介サイトで参画したい案件を探し、企業側から求められている経験やスキルを確認しましょう。正社員の間に参画したい案件に求められるスキルを身に付けておきましょう。
また、フリーランスになるために必要な準備事項についても整理し、いつでも準備が進められる状態にしておくことも大切です。
フリーランスエンジニアの案件紹介サービスTECH STOCKでは、身に付けている現状のスキルと今後習得すべきスキルを目指したいキャリアに照らし合わせて、最適なキャリアカウンセリングを行います。キャリアのご相談もTECH STOCKにお任せください。
フリーランスSEの案件の探し方
フリーランスのシステムエンジニアとして案件を受注するには、エージェントを活用する方法と自身の営業で獲得する方法があります。この章では、主に4つの案件獲得方法を紹介します。
会社の同僚や知人に案件を紹介してもらう
一つ目は、前に勤めていた会社の同僚などから案件を紹介してもらう方法です。同僚などは自身のスキルや経験について理解をしているため、スキルに見合った案件を消化してもらえる可能性が高いことが大きなメリットです。
会社の同僚から案件を紹介してもらいたいと考えている場合は、会社員時代からコミュニケーションを取り、人間関係を構築しておきましょう。
エージェントの活用
フリーランス向けの仕事を紹介しているエージェントを活用することで案件を受注することができます。フリーランスのSEとして初めて仕事を受注する場合や経験年数が浅い方はまずエージェントを活用し仕事を探してみると良いでしょう。
システムエンジニアとしての経験があまり無い方でも参画できる案件から非常に高いスキルが要求されるものまで、様々な案件が紹介されています。また、紹介してもらえる案件が非常に多いため、自分の希望に沿った案件を選びやすいのもメリットの一つです。
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SNSで案件を募集する
SNSのプロフィールや投稿を行うことで、案件を募集することも可能です。投稿にて自身の実績をアピールすることで、企業の目に留まる可能性があります。
しかし、SNSを用いて案件を募集している企業がそこまで多くはないこと、参画した案件によってはSNSにて実績をアピールすることが禁止されている場合があるため、注意が必要です。
コミュニティや勉強会に参加する
フリーランスが集まるコミュニティや勉強会に参加することも、案件を獲得できる方法の一つです。その他にも、同業者との情報交換や悩みの相談ができるなどのメリットがあります。
まとめ
今回はフリーランスのSEについて、働き方、年収、メリット・デメリットについてまとめました。フリーランスのシステムエンジニアという選択も非常に魅力のある働き方の一つであるため、候補の一つにしていただければと思います。
また、フリーランスへの転向を検討する際は、エージェントなどさまざまなサービスを活用し、フリーランスとしての成功確率を上げられるようにすることがおすすめです。