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フリーランスがポートフォリオを作るには?作成例や作り方、おすすめサイトを紹介

更新日 2024/12/23

フリーランスになって案件を獲得するための準備として必要なものといえば、自分のスキルや実績を伝えられる「ポートフォリオ」です。クライアントにとっては初めて会う人材の技術や経験を判定するための資料であり、応募者にとってはクライアントの信頼を得られるかどうかを左右するツールです。

しかし、いざ作成しようとなるとどのような内容を盛り込み、どのように表現するのが良いのか迷うこともあるでしょう。
この記事では、フリーランスのポートフォリオの基本やサイトをご紹介します。

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フリーランス ポートフォリオ

ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、エンジニアやデザイナー自身のスキルや実績をまとめたもの、いわば「作品集」です。
フリーランスにとって、ポートフォリオは主に以下の場面で利用することができます。

仕事を獲得するためのツール

ポートフォリオは、転職エージェントやフリーランス向けの案件を紹介するエージェントに登録する際や、採用面接時に自分をアピールするために用いられます。またクライアントを獲得した後も、案件によってポートフォリオを再提出することもありえます。ポートフォリオは自身のスキルや強みを可視化するツールであり、仕事を獲得するための営業ツールでもあるのです。

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交流のきっかけ

ほかにデザイナーやイラストレーター同士で、ポートフォリオを見せ合って交流を深めるという使い方もされています。フリーランス同士の交流から案件を紹介し合うケースへ発展することもあり、ここでもポートフォリオは作品集兼営業ツールとして役立ちます。

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ポートフォリオに記載する項目

ポートフォリオはWebサイトや紙で作成します。WebサイトはURLを相手に送るだけで相手が確認でき、紙のポートフォリオはインターネット環境がない場所でも見せることができます。手間はかかりますが、紙とWebサイトのどちらでも用意できるとベターです。

ポートフォリオに記載されていると良い項目や職種別の実績として記載したい項目をご紹介します。

【全職種共通】プロフィール

  • 顔写真
  • 氏名、年齢、性別
  • 経歴
  • スキル全般
  • メールアドレス、自サイトURL、SNSアカウント
  • 基本料金

年齢や性別などを載せたくない場合には、無理に載せる必要なありません。ただし「20代向けサイト」「女性向けサイト」の制作など、年齢や性別の掲載が有利に働くことが見込まれる場合には、一考の余地があります。これらはプライベートに関わるため、採用担当者が「道義的に質問すべきではない項目」と見なし、面談で質問しない場合もあります。

【職種別】実績

Webデザイナーの場合

制作したサイトやデザインのビジュアルを掲載します。

  • 作品、作品のURLや公開日、制作日数、担当作業
  • 案件名やクライアント(※掲載可能である場合)
  • 使用したツール・技術
  • 工夫したポイントや成果を示す数字などの説明文
  • 作業ごとの参考単価
    など
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ライターの場合

過去に執筆した記事や自身で作成した個人ブログなどを紹介します。

  • 執筆実績:執筆記事、個人ブログなどのURL(※許可がでているもののみ)
  • 得意ジャンル:IT、経済、グルメなど
  • 業務の対応範囲:ペルソナ設定、構成案作成、画像検索、CMSへの入稿など
  • 作業ごとの参考単価
    など

エンジニアの場合

主に過去に開発したシステムやアプリ、保有技術などについて紹介します。

  • 開発実績:過去に開発したシステムやアプリ
  • スキル:得意な技術、プログラミング言語、フレームワークほか
  • その他:勉強会の活動
    など

実績が少ない場合には、システムやアプリのサンプルを作り、実績に代えるとよいでしょう。

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ポートフォリオの重要性

ポートフォリオを作ることの重要性は、下記4点挙げられます

スキルのアピールになる

仕事を依頼する人や採用担当者にとって、初めて会う応募者のスキルを的確に判断するのは至難の業です。ポートフォリオがあれば、自分のスキルや得意分野を相手にわかりやすく伝えられます。特にデザイナーの場合には、作品が掲載されているポートフォリオを見せることで、デザインの傾向や力量などをアピールしやすいです。

採用のミスマッチを減らせる

採用面談は限られた時間で行われるもので、採用者はその短い時間で応募者の人となりやスキルを見極めることになります。応募者にとっても、自分に任されるであろう仕事の詳細を把握する場です。
しかし、短い時間ですべてを把握するのは難しく、求めるスキルと保有するスキルのレベルが一致しない、仕事内容に誤解があったなどの理由で、採用のミスマッチが起こることがあります。ポートフォリオを使ったアピールによって採用担当者が応募者のスキルや得意分野を把握でき、採用のミスマッチを減らせます。

面談をスムーズに進められる

採用面談時に、ポートフォリオをもとにした自己アピールが可能です。限られた時間で口頭だけで伝えるよりもポートフォリオを交えて説明するほうが、相手により多くの強みをアピールできます。
また、相手の質問が自然とポートフォリオに沿ったものになり、回答も自分のスキルや得意分野を絡めて答えられるため、面談をスムーズに進められます。

フリーランスや副業でも案件を獲得できる

特にフリーランスとして働いている人や副業をしている人にとっては、ポートフォリオは集客が見込める重要な営業ツールです。Webサイトにポートフォリオを公開していれば、仕事を頼みたいと感じた人がその問い合わせ窓口からコンタクトを取れます。
また、企業のサイトへ直接採用申し込みをする際にも、ポートフォリオを添付あるいはURLを共有することで、相手にスムーズに自身のアピールをすることができます。

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ポートフォリオ作成のコツ

バックエンドエンジニアとはポートフォリオ作成のコツをご紹介します。ポートフォリオにただ作品を並べるだけでは、実績やスキルをアピールできません。実績を数字や結果でアピールして、「この人材は即戦力になる」と感じさせる内容を意識したいところです。

実績に詳しい説明をつける

制作物や開発実績に対して、クライアントが気になるであろう項目について詳しく説明します。クライアントは、応募者の技術の程度はもちろんのこと、その人がリーダーやその他の役割を担えるかどうかも見ています。
したがってポートフォリオには、案件ごとに業務内容や役割、期間、業務への工夫などを明確に記載しましょう。ただし読む側としては、文章が長すぎては読むことに疲れてしまうため、簡潔に伝えることを意識します。

さまざまなデザインを載せる、または他の人と差別化する

ただ自身の実績をアピールするだけでなく、他の人と差別化を図ることも重要です。
特にWebデザイナーの場合には、「他とは違う」と見る人に感じさせる独自の強みをアピールできるといいでしょう。
幅広いデザインができたり、逆にその人しかできないデザインがあったりと、クライアントの心に留める工夫が差別化につながります。

クライアントが見やすいポートフォリオにする

たとえ説明が詳しくても、説明が冗長であったり見にくいデザインであったりすると、スキルのアピールになりません。クライアントにとって見やすい形を考え、評価されるポイントをメインに据えて、自身の強みを伝えるようにしましょう。

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ポートフォリオ作成でよくある失敗・注意点

ポートフォリオでよくある失敗とその改善方法をご紹介します。

見る人に内容が伝わりにくい

内容を盛り込みすぎると、内容が伝わりづらく強みをアピールできない可能性があります。最も伝えたい作品をメインに据えて、2~3件程度の案件を先に掲載し、残りは簡易な形に留めるという方法もあります。文章はなるべく簡潔にするとともに、文字の大きさやフォント、配色や配置が適切かどうか、チェックしておきたいところです。

許可が必要な作品を無許可で掲載している

制作物や開発実績が公開してもよいものかどうかは、誰かに見せる前に確認しておく必要があります。案件やクライアントの方針によっては秘密保持契約(NDA)を結ぶケースがあり、その場合には携わった仕事の内容を公開することはできません。また、文書による契約でなくても、実績として公開することを禁止するケースもあります。

社外秘となる情報の例としては、WebページのPVやUU、案件の費用などの数値が挙げられます。数値で実績をアピールすることが効果的といっても、社外秘の情報でアピールしていては、クライアントに「重要情報を漏えいする人物」という印象を与えかねません。公開可能な内容かどうかは、過去の取引先を通して掲載前に確認しておきましょう。

出来上がったポートフォリオを誰にも読んでもらっていない

出来上がったポートフォリオが読みやすいかどうかは、自分の目線だけではなかなか確認しにくいものです。ポートフォリオの改善にあたっては、第三者に見てもらってフィードバックを受けるのが一番の近道です。同業のフリーランスやフリーランス向けエージェントの担当者に読んでもらい、改善すると良いでしょう。

ポートフォリオを定期的に更新しない

ポートフォリオは、一度作って終わりというものではなく、作った後も更新する必要があります。ポートフォリオが更新されていないと、「この人は活動していない」と見なされる可能性があるためです。また、関わったサービス等が終了している場合もあります。終了したサービスばかりが並ぶポートフォリオは、「この人が携わったサービスは終了ばかりだから出来が良くない」というメッセージを与えてしまう可能性があります。

少なくとも案件が終わるタイミングで、ポートフォリオの更新を行いましょう。既存の制作物や開発実績についても、サービスの稼働状況を更新しておきます。

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ポートフォリオサイト作成サービス5選

Web上のポートフォリオを作成する場合は、簡易にホームページを作成できるサイトや案件を紹介するサイトに付随するポートフォリオサイトを使う方法があります。ここではホームページ制作サイトを中心に、それぞれの特長を紹介します。

ジンドゥー

ジンドゥー

HTMLやCSSなどの知識やスキルがなくても作成可能なホームページ制作サービスです。豊富なテンプレートのなかから選び、要素をドラッグ&ドロップする直感的な操作で作成できます。また、プロにホームページの制作を任せることも可能です。
料金プランとしては無料のフリープランのほか、個人利用向けの「Start」、ビジネス利用向けの「Grow」があります。

参考:ジンドゥー

WordPress

WordPress

CMS(コンテンツ管理システム)として著名なサービスです。WordPressにはデザインテーマだけでなく、ポートフォリオのテーマもあります。ただ、サーバーとドメインを契約し、サーバーにWrordPressをインストールするというように、WordPressを使う場合には少々手間がかかります。
しかし、Webサービス作成やWebサイト保守、Webデザインの案件のなかには、WordPressの利用経験が応募要件になっているものもあります。その場合にはWordPressの技術もアピールできるため、他の応募者と比べて有利となる可能性があります。

参考:WordPress

WIX

WIX

WIXは無料のホームページ制作サービスです。選べるHTMLテンプレートは 900 種類以上あり、ポートフォリオのテンプレートもあるため、カスタマイズの自由度が高いサービスです。
利用プランは個人利用から高度なマーケティングを行えるものまで、4つのプランが用意されています。14日間の無料期間があるため、試験的に利用することも可能です。

参考:Wix.com

Studio

Studio

Studioはコードを書かずにWebサイトの構築、運用が可能なWeb制作プラットフォームです。フォントは7,600種類以上があり、デザインエディタによって好みの表現に変えることも可能です。
CMS機能やフォーム機能、分析機能といったように、運用に関する機能も提供されています。料金プランは個人・法人でそれぞれ3つのプランが用意されており、いずれにも無料プランがあります。

参考:Studio | ノーコードWeb制作プラットフォーム

GitHub

GitHub

Githubは、ソフトウェア開発プラットフォームです。実際のソフトウェア開発にも使われているサービスですが、ソースコードを公開しているため、エンジニアのポートフォリオとしても利用が可能です。。
ポートフォリオとしてGitHubを利用すると、実際の動作をクライアントが確認することができます。特に、GitHubの使用経験が応募要件に入っている場合、ポートフォリオが経験の証明となります。

参考:GitHub

まとめ

フリーランスが作成しておくべきポートフォリオについて、重要性や作り方をご紹介しました。ポートフォリオを一度作って形が見えてくると、「何のために作るのか」「これで自分の強みが伝わるのか」というように、改善点が見えてきます。迷った場合にはフリーランス向けエージェントや同業の知人など、第三者に見てもらうのはいかがでしょうか。

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