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近年、働き方に対する価値観が変わりつつあります。そんな中で注目されているのが、パラレルワークです。本業を持ちながらも空いた時間を利用して第二の活動を行う新しい働き方。そこで本記事では、パラレルワークの意味やメリット・デメリットを中心に詳しく解説していきます。

目次

1.パラレルワークって?

そもそもパラレルワークとは、現代経営学やマネジメントを生み出した経営学者として知られるピーター・ドラッガー氏が、自身の著書である「明日を支配するもの」などで提唱している社会での生き方のひとつであり、働くことに対する考え方を指しています。

1.パラレルワークの意味

パラレル(parallel)とは「平行」や「並列」という意味を持っています。そしてパラレルワークとは、同時並行でビジネスをすることを意味しており、「ひとつのビジネスに依存しない働き方」です。生活基盤である本業を持ちながら、自分のしたいことや夢を実現していくことができます。

2.パラレルワークと副業の違い

「複数のビジネスを持つ=副業」と思い浮かべるかもしれません。そもそも副業とは、軸である本業の収入を補うイメージを持っています。対するパラレルワークは、「複数の収入減を持つ」意味を持っていることからも、必ずしも本業のビジネスがメインになるとは限らないのです。

3.なぜ今パラレルワークをする人が増えているのか

近年、多くの人から注目を集めているパラレルワークですが、その背景にはさまざまな社会環境の変化があります。主に以下の3つが軸となっています。

・企業寿命の短命化
・大企業の経営破綻
・ワークスタイルの多様化


一昔前までひとつの組織に属していれば安泰だという考え方は、過去のものになりつつあります。企業寿命は25年以下まで落ち、これは大企業にとっても決して他人事ではありません。そのため、自分の人生設計に対する責任が大きくなっています。その結果としてワークスタイルも多様化し、パラレルワークが注目されるようになりました。

2.パラレルワークのメリット

ようやく副業という言葉が一般化してきた近年において、パラレルワークの本質に気付けていない人は少なくありません。それでは、本業を持ちながら複数のビジネスを兼務することで、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか。

1.リスク分散ができる

働き方によっては、パラレルワークで収入をアップさせることも可能です。前述したとおり、大企業であっても倒産しない保証はどこにもありません。パラレルワークを行っていれば、仮にビジネスがひとつなくなったとしても他のビジネスは残っているため、収入がゼロになってしまうことはありません。

2.幅広い人脈ができる

パラレルワークとして働いていく過程において、本業では関わる機会のない人たちと出会うチャンスがあります。この新たに形成した人脈を使って、ビジネスチャンスや利益を生み出してくれることもあります。幅広い人脈ができるということは、それだけ価値のある資産なのです。

3.時間管理能力が身につく

これまで行ってきた日々の業務とは別に、新たな環境でビジネスを始めるということは、想像以上に時間を要します。そのため、本業とパラレルワークを両立させるためには、空き時間などをどのように活用するのかの効率化が求められます。自然と時間管理能力が身に付き、本業でも活かしていくことができるでしょう。

3.パラレルワークのデメリット

複数のビジネスを誰でも簡単に始められるのかと問われれば、決してそうではありません。当然、安易な気持ちでパラレルワークを行えば、周囲に迷惑を掛けてしまうでしょう。パラレルワークによって受けてしまうデメリットをしっかりと理解しておくことも大切です。

1.就業規則について

パラレルワークor副業の判断基準は非常に曖昧であり、別の社員から勘違いされてしまうことがあります。このようなトラブルを回避するために、就業規則を正しく線引きする必要があります。そして、周知の徹底がスムーズにいかない場合、多くの時間とコストをかけてしまうことになりかねません。

2.本業との両立

パラレルワークを行う前提として、本業の仕事に支障をきたさないことが挙げられます。複数のビジネスを展開することにより心身ともに負担がかかってしまいます。パラレルワークは自己管理や時間管理といった能力を身に付けることができます。その一方で、これらを会得するまでの時間はトラブルの原因になる可能性も否めません。

4.まとめ

現代社会では、一人ひとりがキャリアの考え方や価値観をしっかり持つことが大切です。確かにひとつの組織に属すことが安泰という時代は終わりを迎えましたが、働き方に対する選択肢は増えています。パラレルワークは、そのひとつとして数えることができ、人生設計を見直すためにも実践してみてはいかがでしょうか。