キャリアの悩み

フリーランスエンジニアが単価交渉をする場合のポイントとは?交渉時のテンプレートも紹介

更新日 2024/12/20

企業や組織に所属しない働き方であるフリーランスは、エンジニアとしてスキルが評価される仕事を選ぶことができる点がメリットの一つです。組織に所属している場合は定期的な昇給が見込めますが、フリーランスエンジニアの場合は収入アップも自分の交渉次第となります。

本記事では、フリーランスエンジニアに向けて単価交渉方法にまつわることを解説します。また、単価交渉に際してポイントとなる口頭や文面での言い回しについて、すぐに利用していただけるテンプレートも記載しているためご活用ください。

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フリーランスの単価交渉の方法

フリーランスの単価交渉の方法については、法律や公的なルールが定められていません。そのため、仕事の依頼側と受託側の間でのやりとりは、対等な立場で交渉するのが基本です。ただし、相手の立場をわきまえたうえで、単価交渉を進めることが肝心です。
以下では、単価交渉の基本となる伝え方、伝える内容を説明します。

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テキスト+直接口頭で伝える

単価交渉は、テキスト(文面)と口頭の両方で伝えることをおすすめします。テキストの伝達方法については、メールやチャットツールなどがあります。チャットツールは環境設定によっては、メッセージのログの保持期間が短いものがあるため、注意が必要です。

テキストだけで単価交渉の希望などを伝えると堅くドライな印象を与えやすいため、口頭での補足と組みわせるのが効果的です。口頭で伝える場合、詳細なニュアンスも伝わりやすくなります。
また、口頭だけでなくテキストを使って交渉する理由は大きく2つあります。

一つ目の理由は、交渉のエビデンスが残るためです。テキストベースでのコミュニケーションをすることにより、言った言わないの水掛け論を防ぐことができます。また、メールのCCなどを用いることで関係者に交渉していることを伝え、交渉がうやむやになってしまうことも避けられるでしょう。

もう一つの理由は、テキストでの交渉は相手に伝える内容や根拠などを熟考する機会を与えることができるためです。自分で作成したテキストを見直すことで、単価の変更ができるかどうかを精査しやすくなります。単価交渉は、される側にとってセンシティブな場合があるため、一呼吸おいて落ち着いて伝えられるテキストベースのコミュニケーションが適切と言えるでしょう。

希望金額を提示する

単価交渉を持ちかける場合、希望する単価を相手に提示する必要があります。「単価を上げてほしい」と伝えても、具体額がなければ合意はおろか検討するのも難しいでしょう。

なお、希望金額の提示においては、交渉中に引き下げはできても引き上げは難しいことも考慮しておきましょう。交渉を開始する前に妥協できる範囲を自分のなかで考えておくと交渉もスムーズに進みます。

交渉相手が納得できる根拠を提示する

交渉内容によっては、相手が納得できる根拠を用意することも大切です。客観的な理由があることにより、交渉相手も対話のテーブルにつかざるを得ず、論理的に考えることを求めることができます。

また、交渉相手が上司などにさらに稟議をあげなければいけない場合にも、根拠があることでスムーズに話が進む効果が見込めます。客観的な根拠となりうる情報として、単価相場、フリーランスのスキルレベル、フリーランスが今後の業務のなかで提供できる価値などが上げられます。

単価相場の確認

同等レベルのスキルを持つフリーランスエンジニアの単価相場は、単価交渉において有効な根拠となります。単価相場については、同業のフリーランスから情報を得ると、相場を把握しやすくなるでしょう。

案件獲得のためにフリーランスエージェントなどを利用している場合には、エンジニアの単価相場のデータを依頼することをおすすめします。

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スキルアップ

フリーランスエンジニアの持つスキルレベルは、単価を決めるための重要な基準の一つです。エンジニア自身が持つスキルが向上した場合には、提供できる価値も高まるため単価アップの根拠にもなります。

スキルを根拠に単価交渉をする場合は、スキルが業務で役立つことと、スキルの向上を明確に示せることがポイントです。さらに、資格の取得やポートフォリオとなるプログラムなどがあれば、相手にもアピールする材料が増えます。

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今後提供できる価値の提示

顧客に提供できる価値を明確にすることは、単価交渉の客観的な根拠となります。ケースは限られますが、顧客の事業にもたらす利益を数値で表す場合に有効です。

顧客業務における売上や利益のアップ、作業コストの削減などが価値の提示の例としてあげられます。

単価交渉に適したタイミング

単価交渉はタイミングを見計うことも考えましょう。タイミングが合わなければ、単価交渉もスムーズに進みません。ここでは、単価交渉をするのに適したタイミングについて説明します。

新規契約、契約更新

新たに契約を交わす、または契約を更新するときが、最も単価を交渉しやすいタイミングと言われています。その理由として、契約期間の開始するタイミングで新しい単価を適用することが多いためです。

さらに、新規の契約を行う際は、過去の単価を考慮する必要がないため、希望する条件を伝えやすい場合があります。

依頼増加時

請負契約のフリーランスによって、仕事の依頼数が増えてきたタイミングも単価交渉の好機と言えるでしょう。依頼する側も多くのリソースを必要としており、フリーランスを頼りにしているため、条件面で譲歩してもらえる可能性が高くなります。

成果が上がったとき

業務の成果が上がったときも、単価交渉の成功しやすいタイミングです。たとえば、依頼案件がクライアントの利益に結びついたなどが、これに該当します。このような喜ばしいタイミングは、単価向上の根拠が提示しやすく、クライアントの交渉がスムーズになるでしょう。

新年度などの節目前

新年度など大きな節目の前も、単価交渉には適したタイミングです。業務上のさまざまな要素に対して見直しをかける機会となるため、単価についても交渉しやすいと言われています。

ただし、新年度が始まったタイミングでは、すでに予算編成が終わっているため、交渉が難しい場合もあります。そのため、クライアントの予算編成時期などをあらかじめ把握しておきましょう。

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タイミングごとの単価交渉メールの「テンプレート」

ここでは、単価交渉のメールを作成する際のテンプレートを掲載します。単価交渉をするタイミング・状況によってテンプレートを分けています。フリーランスの単価交渉が必要な際に、自分の交渉に当てはめてご利用ください。

なお、下記テンプレートの「(前略)」部分については、普段クライアントにメールする際の挨拶や自分の名前を名乗る部分となります。また、末尾の「(署名など)」の部分には、ご自分の署名や連絡先などを記載ください。

成果が上がったとき

まずは成果が上がったときにお送りする場合のメール文の例です。

いつもお世話になっております。○○です。
ご契約の条件について相談させていただきたく、連絡いたしました。

これまで貴社案件に参画させていただいたなかで、一定の貢献ができたと自負しております。また、先日、参画している貴社のXX事業においてリリースを迎え、クライアントから高い評価をいただいた旨ご共有いただき、うれしく思っております。

当方としましても今後とも末永く貴社との仕事に取り組み、貢献していきたいと考えております。

つきましては、単価の引き上げをご検討いただけませんでしょうか。
(単価の提示と根拠)

お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒ご検討のほどよろしくお願いいたします。

スキルアップ時

続いて、フリーランスの方がスキルアップした際に送付するメール文の例です。

(前略)
このたび、ご契約の条件について相談させていただきたく、連絡いたしました。

これまでお仕事をご一緒させていただくなかで、経験を重ねることができ、私自身の開発技術や成果物の品質が向上したと自負しております。また、貴社の売上が昨年度から○○%アップしたと伺い、大変うれしく思っております。

当方としましても、今以上の熱意を持ち、末永く貴社と仕事に取り組み、さらなる事業拡大に貢献したいと考えております。

そのため、誠に恐れ入りますが、契約単価の引き上げを検討いただけませんでしょうか。
(単価の提示と根拠)

お忙しいところ申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

相場と合わない場合

続いては、自身の業務と単価相場に乖離があった場合に送るメール文の例です。

(前略)
ご契約の条件について相談させていただきたく、ご連絡いたしました。

先日、貴社の業績好調というご報告をいただきました。これまでお仕事をご一緒させていただくなかで、ご期待に添うことができたと自負しております。

今後もますます高い熱意をもって、末永く貴社に貢献させていただきたいと考えております。つきましては、単価のベースアップをご検討いただけませんでしょうか。

金額につきましては、XXについてのスキルを持ったエンジニアに対し、同様のご依頼にて月単価○○万円のオファーをいただいており、こちらを参考にご検討いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

業務追加時

最後に、自身の業務内容が増加した際にお送りするメール文のテンプレートです。

(前略)
ご契約内容について相談させていただきたく、ご連絡いたしました。

先日、○○に関するお仕事の追加のご依頼をいただきました。いつもお仕事のご相談をいただき、誠にありがとうございます。一エンジニアとして貴社業務のお役に立てること、光栄に思います。

今回のご依頼に際し作業を見積もったところ、これまでよりも大幅に作業時間が増加する見込みでございます。つきましては誠に恐縮ですが、契約単価の引き上げをご検討いただけるようお願いいたします。

金額につきましては、業務時間がXX%程度の増加見込みであることから、月に○○円程度を基準にご検討いただけますと幸いです。

お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

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単価交渉を成功させるためのコツ

単価交渉に必ず成功するための方法はありませんが、クライアントに納得してもらえる交渉方法や成功するためのコツはあります。以下では、詳細についてご紹介しましょう。

クライアントの予算を考慮する

フリーランスの立場からは、クライアントの予算を考慮することが難しい場合もあります。また、交渉がうまくいかなくても関係を継続したい場合には、予算とかけ離れた打診をすると交渉の余地すらなくなってしまうため注意しておきましょう。

クライアントと信頼関係を築く

単価交渉を成功させるためには、クライアントとの信頼関係を築くことが重要です。フリーランスが成果を提供することで、クライアントから高い評価をしてもらいやすくなります。そのため、信頼関係を築きやすくなり、単価交渉の場でも有利に働きます。

相手の立場を慮った言葉遣い

単価交渉の場面でも、相手の立場を考慮して言葉を選ぶことが重要です。交渉相手の多くは組織に所属しており、フリーランスとは異なる環境に置かれています。さらには、交渉相手は組織内で予算や報酬などをコントロールできる立場です。フリーランスの視点ではなく、一社会人として相手のことを思いやることを意識しておきましょう。

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成功率を高める相場調査と実績の伝え方

フリーランスエンジニアの単価相場については、公的機関などが公開している情報は存在しません。そのため、自身が対応しているプログラミング言語や職種の相場を自分で調べる必要があります。

調査の仕方や算出方法についてもルールはありませんが、主な調査方法は下記のとおりです。

  • 同業者へのヒアリング
  • ネット上での単価情報の収集
  • クライアントへ直接聞く
  • エージェントなどが持つ情報を活用する

特にフリーランスエージェントを利用している場合には、単価交渉の妥当性についても第三者の立場からの公平なアドバイスが期待できます。フリーランスエージェントの担当者に対し、交渉を成功しやすくなるようサポートを要請してみましょう。

また、実績を伝えて単価アップの根拠とする場合は、なるべく具体的な数字で実績を伝えることが大切です。

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フリーランスエンジニアにとって単価交渉が重要な理由

フリーランスエンジニアの収入は契約の単価次第で決まります。企業に所属するエンジニアのように定期的な昇給はなく、継続的に同じクライアントと仕事をする場合でも契約を更新する際しか単価を変更する機会はありません。

この単価交渉は、フリーランス自身の収入向上をはじめとして、フリーランスエンジニアにとって以下の意味を持つ重要な機会です。

収入向上

フリーランスのエンジニアの場合、基本的に事業上で収入につながる労働力は自分一人です。自分自身が働ける量には限りがあり、限られた業務量で収入を向上させるには、時間当たりの単価を高めることが重要です。さらに、年収などといったより長いスパンで考えた場合には、高単価での契約を継続的に獲得することがフリーランスが高収入を実現するための条件となります。

収入が安定しないというリスクへの対策

フリーランスは案件を継続的に受注できるかどうかは保証がありません。収入が安定しないというリスクがあり、高単価の案件で稼げるときには稼いでおくということがリスク回避の対策でもあります。

キャリア形成へのステップ

フリーランスエンジニアにとっての単価は、求められる仕事の品質や量も示す指標です。キャリアアップをはかる場合には、より高い品質の仕事を行い成果を多く出すことが重要です。

クライアント、仕事、単価が同じ仕事を繰り返すことは、エンジニアのキャリアにおいては一種の「停滞」を意味します。単価の向上は、求められる仕事の成果が大きくなり、エンジニアとしてキャリアが向上していることを示しています。向上した単価で業務をこなし実績を積み上げることができれば、今後の契約でもベースを高くすることが可能です。エンジニアとしてキャリア形成をすることは、単価交渉の積み重ねによって実現可能です。

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適正でない条件での労働を回避する

フリーランスが月単位の単価で契約を行った場合、契約の期間内は条件の更新は難しいと言われています。一方で、契約には有効期間を定めることが主流であり、契約の更新は労働の条件を調整するうえで良い機会です。このタイミングは、フリーランス自身の求める条件と契約に合うかどうか考える絶好のタイミングと言えるでしょう。

なお、同等のスキルを持つエンジニアの報酬相場と合わない場合、労働の条件が適正ではないと判断する基準となります。具体例として、エンジニアの成果量に対し報酬が合わない場合などが挙げられます。

仕事に対するモチベーション維持

契約に納得できていない場合、労働に対するモチベーションが低下する可能性があります。契約に不満などがある場合には、クライアントにその旨を伝えなければ問題は解消できません。単価交渉はクライアントとの関係を適正化し、継続的によいパフォーマンスで仕事をするための機会としても重要と言えます。

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フリーランスの立場からすれば、単価交渉によりクライアントとの関係性が崩れることを恐れて交渉に踏み出せないケースもあります。実際に単価交渉には失敗しやすいため、事前に状況を把握してから交渉に臨むことが賢明です。

希望報酬とスキルが合わない

フリーランスエンジニアの希望報酬とクライアントのスキル評価が一致しない場合は、単価アップへの交渉が難航する可能性があります。そのため、客観的に見て納得できる根拠を交渉前に用意しておくことが有効です。

顧客予算が決まっている

交渉の前から予算が決定した案件は、単価の調整が難しい場合があります。また、交渉を依頼するクライアントの担当者に予算の変更権限がないという場合でも、単価交渉が成立しにくい可能性が高いでしょう。

予算については、長期的に交渉することが重要です。そのためには、クライアントの組織編成を把握し、適切な交渉相手を確認しておくと効果的です。

すでに相場と同等の金額

フリーランスエンジニアがすでに一般的な単価相場と同等の報酬を得ている状況で、さらなる単価向上を訴えかけようとしている場合も失敗を招く可能性があります。

単価相場よりも高い報酬を交渉する場合には、単価相場のエンジニアよりもさらに多くの価値を提供できるよう対策を考えましょう。

成果が出せていない

業務で期待する成果が出せていない場合も、単価交渉は難航します。まずは成果を出せるよう、スキルの向上に勤しむことをこころがけましょう。

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単価アップを断られたときの対応策

単価交渉は必ずうまくいくとは限りません。さまざまな事情によりクライアントに断られることも当然あります。

交渉がうまくいかなかったときに、主張をしすぎてしまったためにクライアントの心証を悪くしてしまうことは避けたいところです。ここでは、今後の単価交渉に活かせる対応策を紹介します。

次回以降などの条件の提案

次回以降の単価交渉を有利にするために、フリーランス側で提案を考えることも有効な方法です。ここでは条件の提案について触れていきましょう。

次回更新時に再交渉する

次回の更新時に再度の交渉する機会を決めておくことも効果的です。一度の交渉で納得してもらえなかった場合も、繰り返し交渉することで説得力が増します。その場で単価は上がらなかったとしても、次につながったことが、その後の業務における自分のモチベーション維持にもなるでしょう。

段階的な引き上げの提案

予算上の問題などがあるため単価アップが果たせなかった場合には、計画的に少しずつ単価アップをはかることも有効です。具体的なパターンとして、担当者は単価アップについて理解は示してくれたものの、クライアント内の予算に制限があり、予算変更に稟議が必要で一度に大幅な単価アップを実現するのが難しい場合などに効果的です。

追加の業務の提案

単価アップに応じてもらえないクライアントの場合、業務の追加を提案することも有効です。過去に追加業務を入れたことで成果が上がった実績があれば、それが単価交渉の強みになるでしょう。

オプションサービスの提案

先述の追加業務の提案として、オプションサービスの提案もひとつの方法です。クライアントに提供できる価値を高めることで、単価アップにつながる可能性を広げることができます。

成果報酬型の報酬制度の提案

時間給など作業時間を条件に契約している場合、契約内容自体を見直し、成果報酬型の契約を検討してもらうことも単価を上げる方法のひとつです。ただし、成果を上げて結果として単価の向上が実現できるかはフリーランスのスキル次第となります。成果報酬型でも成功する見込みがある場合に検討するのが適切です。

NGの理由を確認し、次の交渉時には明確な基準を用意する

単価交渉が失敗したとしても、なぜ単価の向上に応じられないのか、可能な限り理由を深掘りしましょう。NGの理由がわかれば、明確な基準を設けることができるため、次回以降につながります。

なぜ単価交渉が失敗したのか理由がわからない場合は、次の交渉でも成功に結びつくことができません。なぜ失敗したのかを知ることで、次の単価交渉の成功につなげることが大切です。

エージェントサービスの活用

自分での単価交渉がうまくいかない、交渉が苦手というフリーランスエンジニアの場合は、エージェントサービスの活用も単価を上げる有効な方法のひとつです。

エージェントサービスを利用した場合、エージェントが窓口となってクライアントとの交渉を行ってくれる場合が一般的です。また、エージェントは、過去の単価アップに関する事例や成功に向けたノウハウ、単価相場の情報などを持っています。フリーランスとして安定した案件を得るためにも、信頼できるエージェントと連携してみてはいかがでしょうか。

また、単価交渉が難しいクライアントでも、エージェントが類似の別案件を紹介する場合もあります。フリーランスに特化したエージェントの登録は、案件の選択肢を広げるうえで役に立つでしょう。

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まとめ

単価交渉はフリーランスエンジニアにとって、収入アップ、キャリア形成、業務モチベーションの維持などをはかれる機会として重要です。ただし、やみくもに交渉に挑んでもクライアントとの信頼関係が損なわれることが懸念されるため、失敗しないためのコツを押さえて実行に移す必要があります。

交渉事が苦手なエンジニアは、フリーランスエージェントの利用もおすすめです。フリーランスエージェントは、案件の紹介や獲得のサポート以外にも、単価交渉の代行もしてもらえるため、フリーランスは実務経験も着実に積み重ねることができます。

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