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PHPは1994年に登場し、2000年以降のインターネットの広がりと共に、実に多くのWebサイトがPHPで開発されるようになりました。その需要は2018年になった今も活発で、世界中にあるWebサイトの4割がPHPで開発されていると言われています。では、フリーランスのPHP案件のトレンドはどうなっているのでしょうか。本記事ではその最新のトレンドをご紹介します。

目次

1.PHPとは

1.PHPの特徴

PHPは1994年にラスマス・ラードフ氏が開発したプログラミング言語ですが、どのような特徴があるのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。

・習得コストが低い
PHPは他のプログラミング言語と比較して簡単に習得できると言われています。RubyやPythonも習得しやすいと言われていますが、その中でもPHPがより初心者向けの言語であると言われています。理由としては、PHPは文法が非常に分かりやすく、習得すればHTMLと組み合わせて使用することができるため、初めての人でもとっつきやすい言語であると言えます。非エンジニアでも扱える人がいるのも頷けます。

・開発に必要なライブラリやフレームワークが豊富にある
PHPは開発に便利なライブラリやフレームワークが豊富に存在します。ライブラリでは、画像データやJavaScript、CSSを圧縮することができる「assetic」や認証機能を構築することができる「sentry」があります。フレームワークは4章でも説明しますが、最も使用者が多い「Cake PHP」、最近勢いがある「Laravel」などがあります。

・WordPressの開発言語である
PHPはWordPressの開発言語であることも一つの特徴です。CMSの需要は世界的に大きく、その中でもWordPressはCMSの60%のシェアを誇ります。WordPressのほとんどがPHPで作られているので、このことからPHPの需要の大きさが分かると思います。

2.Rubyとの違いについて

PHPはWebサービスの開発によく使われていると前述しましたが、RubyもWebサービス開発で採用されることが多く、比較されることが多いです。ここではPHPとRubyの違いについて触れておきましょう。

・習得難易度の違い
PHPとRubyは登場時期に差がないのに、エンジニアの数はPHPエンジニアの方がかなり多いです。背景としては、PHPは前述のように簡単に習得できるからです。またPHPはRubyに比べライブラリやドキュメントが充実していることや、HTMLと組み合わせて使用できることが初心者にとって、敷居が低い要因となっています。

・使用されているフレームワークの数の違い
PHPは、Cake PHP・Symphony・Laravel・Zend Framework・CodeIgniterなど数多くのフレームワークが存在し、それぞれに経験者がいます。一方でRubyにもいくつかフレームワークが存在しますがRuby on Railsに経験者が集中しています。

簡単にPHPとRubyの違いを説明しましたがどちらが良いというわけではなく、自分がどういうサービスを開発したいか、どういうスキルを身に着けていきたいかを軸に、習得することが大切です。

2.PHPの最新のニーズ・トレンド

1.世界で見るPHPのニーズ

PHPの特徴を理解したところで、世界的なPHPの注目度を見てみましょう。
下図をご覧ください。

https://www.tiobe.com/tiobe-index/

これは、オランダのTIOBEが公開している「TIOBE Index」というサイトから引用したもので、Google、Yahoo!、Bing、百度(バイドゥ)など、世界で使用されている検索エンジンの検索結果を踏まえ、言語別・年度別でどれだけ話題になったかが分かります。
PHPの話題の度合いとしては、数ある言語の中で8位と上位に位置しています。インターネットが広まった2000年代後半から見ると下降傾向にありますが、PHPで開発されているWebサービスは現在も多く、注目度としては依然として高いと言っていいでしょう。

2.日本国内のPHP求人の動向

次に日本国内を見てみましょう。まずはグーグルトレンド。

https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=all&geo=JP&q=PHP

前述と同じように2000年代から下降傾向にありますが、2010年以降はほぼ横ばいです。他言語の台頭もあり、以前より注目度が落ちていますが、2010年以降横ばいであるところを考えると、ニーズは引き続きあると考えて良いでしょう。

次に日本国内の求人を見てみましょう。

筆者が運営しております、フリーランスエンジニア向けの案件紹介サイト「テックストック」のPHPのフリーランスエンジニアの案件数において下記の傾向が見られました。

・2016年と比較し、2017年は130%PHP案件が増えている。
・2017年のエンジニア全案件の中でPHP案件は1割


エンジニア全体の案件の割合から見て1割と、Java案件に次ぐ多さとなっていますので、まだまだ需要としては高いです。PHPの案件をお探しでしたら、下記のリンクより弊社サービス「テックストック」に登録し、お気軽にご相談ください。

3.PHPエンジニアの正社員とフリーランスの報酬の違い

1.正社員PHPエンジニアの年収

ここではPHPエンジニアの正社員とフリーランスの違いについて見ていきましょう。まずは正社員のPHPエンジニアについて下図をご覧ください、

http://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2017/0810.html
スタンバイ(https://jp.stanby.com/)調べ

こちらはビズリーチが運営している求人検索エンジン「スタンバイ」が発表している言語別の正社員平均年収です。こちらを見るとPHPエンジニアが522万円と10位に位置しています。前年と比較すると6位から4ランクダウンしていますが、前年から16万円の差しかないです。ScalaやKotlinなどが台頭してきて、エンジニア全体の年収が引き上げられています。

2.フリーランスPHPエンジニアの報酬

フリーランスPHPエンジニアの報酬はどうでしょうか。
フリーランスエンジニアでは経験年数に応じてもらえる報酬は変わります。下記をご覧ください。
※弊社運営の「テックストック」の実績を参考に算出していて、週5日間稼働した場合の金額です。

実務使用経験6か月:月額報酬30万円程度
実務使用経験1年:月額報酬40万円程度
実務使用経験2年:月額報酬50万円程度
実務使用経験3年:月額報酬60万円程度
実務使用経験5年:月額報酬70万円程度

皆さんのPHPのプログラミング経験年数と照らし合わせてみてください。恐らく多くの正社員PHPエンジニアの方が年収アップするのではないのでしょうか。是非参考にしてみてください。

4.フリーランスPHPエンジニアに求められるスキル

1.フリーランスPHPエンジニア案件

それでは実際にフリーランスエンジニア向けの案件紹介サイト「テックストック」のPHP案件を見てみましょう。
システム基盤再構築支援
【月額報酬】70~80万円
【業種】その他IT・サービス
【業務内容】
・店舗向け予約会員サービスにおけるシステム基盤再構築支援
・要件定義成果物を元に基本設計、詳細設計、CD/UT、IT、ST 業務
【必須経験/スキル】
・LAMP環境、経験5年以上
・基本設計 経験3年以上
・PHPフレームワーク 経験3年以上
・BtoCサービス構築 経験3年以上

PHPのプログラミング経験だけでなく、フレームワークのスキルが求められます。5年以上経験していると、このように月額80万円も不可能ではないので、年収1000万円も近づきます。自分であればどれだけの報酬がもらえるのか気になったら「テックストック」にご登録し、お気軽にご相談ください。

2.よく出てくるエンジニア求人で求められるスキルセット/収入を上げていくには?

上記を踏まえ、エンジニアとしてどういうスキルを身に着けていけばいいのでしょうか。
大きくは二つかなと思います。

1.コアとなるメインの言語におけるプログラミングスキルを一つ身に着けるだけでなく、フレームワークの習得も並行して行う。

フリーランスエンジニアとして市場価値を高めていくためには何が必要か。コアとなるメイン言語のプログラミングスキルを身に着けるだけでなく、フレームワークの習得が必須です。正社員では必須スキルとして、フレームワークが求められることはありませんが、フリーランスではフレームワークのスキルを求められるケースが非常に多いです。フレームワークを習得している方ならお分かりかと思いますが、開発効率を上げることができ、エンジニアの人数が多い際に、ソースコードの統一が図れるため、スムーズに開発が進みます。本記事を読まれている方はPHPエンジニアの方が多いと思うので、「テックストック」で求められるPHPのフレームワークについて少しご紹介します。

・Cake PHP
PHPエンジニアの中で最も使われているフレームワークです。特徴としては「PHP開発者が誰でも素早く快適に開発を行えること」というコンセプトの通り、Webサービスを高速で開発するための様々な機能が揃っています。またRuby on Railsの影響も強く受けていると言われています。Ruby on Railsに挑戦したいけど手を出せていない方はCake PHPを習得することをお勧めします。

・Laravel
海外で人気のフレームワークですが、現在日本国内でも急速に伸びてきています。特徴としてはソースコードが読みやすくて分かりやすい、ゆえに書きやすいので、これまでのフレームワークの良いとこ取りのフレームワークだと言われています。機能追加も頻繁に行われるため、日本国内の企業での採用も増えています。PHPエンジニアとしてのキャリアを深めたいのであれば、お勧めです。

・Symphony
Cake PHPの次に利用者が多いと言われるフレームワークです。SymphonyはCake PHPと違い、大規模なシステムの開発に向いているので、業務システム開発で採用されることが多いです。

ここではフリーランスのPHP案件でよく出てくるフレームワークに注目しましたが、他にもPHPには沢山のフレームワークがありますので自分の実現したいキャリアと照らし合わせて習得しましょう。

2.マネジメントやクライアントとの折衝に携わる機会があれば積極的にその業務を取りに行く。

プロジェクトに入っていると自分の担当ではなくても、上流工程が出来る人が不足しているので、積極的に手を挙げればエンドユーザーとの折衝やマネジメントが出来る機会も多いと思います。自分の担当外だとしてもチャレンジするようにしましょう。そこで評価されれば、次の案件の参画時に報酬アップを狙えます。

5.まとめ

いかがでしたか?
PHPエンジニアの求人、案件自体のニーズ、もらえる報酬についてご理解いただけたかと思います。もっと詳しい案件の内容や自分であればどんな案件にチャレンジできるか気になったら、是非一度「テックストック」までご相談ください。