ITエンジニアとしてキャリアアップしたくても、具体的にどのような行動をすれば実現するかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ITエンジニアがキャリアアップするための具体的な行動と事例について解説します。
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Azure認定資格は、同社のクラウドサービスに関する知識やスキルを証明するMicrosoftの資格試験です。全部で27種類あり、難易度や役割によって分類されています。ここでは、どの資格を取得すればいいのかが分かるよう、資格試験の概要に加えて取得のメリット、難易度別資格一覧、学習方法についてお伝えします。
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Microsoftが主催するAzure認定資格とはどのようなものか、早速見ていきましょう。
Azure認定資格は、Microsoftが認定する資格のひとつです。同社で2010年からスタートしたクラウドサービスAzureについての知識やスキルが問われます。AzureのほかにMicrosoft TeamsやOffice 365などの認定資格もある中で、近年のクラウドサービスの市場拡大を受け注目が高まっているといえるでしょう。
資格は全部で27種類あり、難易度によって3つのレベルと専門分野とに分かれています。また、ロールベースと呼ばれる役割からも分類され、難易度に加えて役割からも資格を選べるのが特徴です。難易度は1~3の星の数で表され、資格試験には試験番号が振られています。
全般的に難易度は高めとされ、難易度が上がるにつれて下位資格の取得が条件になるものもあります。合格率や受験者数など、資格に関する情報は非公開とされているものが多いですが、国際的に認められている資格のため人気は衰えません。
Azure認定資格は、難易度とロールベースによって体系立てられています。難易度は、初級と中級、上級の3つに加えて専門分野があり、専門分野はすべて中級です。
ロールベースでは、「ネットワークエンジニア」「データベース管理者」「セキュリティ運用アナリスト」「IDおよびアクセス管理者」「DevOpsエンジニア」など、19種類に分かれています。
どの資格を取得するかは、難易度からでもロールベースからでも選択可能です。
Azure資格試験の受験料は、資格によって異なりますが、おおむね1~2万円です。試験はCBT(Computer Based Testing)方式という、PCを使って回答する方法で、複数の選択肢の中から正解を選ぶ選択式となっています。
受験会場は自宅または試験会場のいずれかを選択可能です。合格点は1000点中700点以上で、試験の結果は試験終了直後に確認できます。再試験を希望する場合には、再試験の受験条件にしたがいましょう。
資格試験に合格すると、デジタルの合格証と認定バッジが付与されます。資格の有効期限や更新については、認定資格によって異なるため確認が必要です。例えば、初級(Fundamentals)では更新が不要ですが、中級以上では更新が必須になります。
更新費用は無料ですが、有効期限が切れる前に更新テストに合格しなければなりません。更新テストは、6ヵ月間の更新可能期間であれば何度でも受験できます。
ITエンジニアとしてキャリアアップしたくても、具体的にどのような行動をすれば実現するかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ITエンジニアがキャリアアップするための具体的な行動と事例について解説します。
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Azure認定資格を取得するメリットは、大きく3つあるといえるでしょう。資格試験受験までに培ってきたスキルや知識を資格として証明できれば自信につながります。資格取得によるプロとしての信頼感向上もあるでしょう。資格が体系的に構成されていることから、更なるスキルアップのきっかけにすることも可能です。
では、Azure認定資格の一覧を難易度別に見ていきましょう。初級はFundamentals、中級はAssociate、上級はExpert、そして専門分野はSpecialtyと呼ばれます。資格名に続くカッコ内に記載されているのは、試験番号です。
Fundamentalsの認定資格は、全部で3つです。受験条件や資格の有効期限はありません。受験料はすべて12,180円(税抜)です。
概要:クラウドとAzureに関する基礎知識
対象者:クラウドサービスやソリューションについての初心者
求められる主なスキル:クラウドサービスとAzureについての基礎知識
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-fundamentals/
概要:人工知能(AI)と機械学習(ML)に関する基礎知識
対象者:機械学習や人工知能についての初心者
求められる主なスキル:AIとMLの概念および関連するAzureサービスの基礎知識
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-ai-fundamentals/
概要:データ分析に関する基礎知識
対象者:データ分析の初心者
求められる主なスキル:データの種類やコアデータの概念、データ分析の役割、データプラットフォームについての基礎知識
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-data-fundamentals/
Associateには、全部で11の資格があります。中級の資格にも受験条件はありませんが、1年間という有効期限がありますので、更新が必要です。受験料はすべて20,300円(税抜)です。
概要:AIを用いたソリューションの開発と提供
対象者:AIエンジニアなど
求められる主なスキル:Azure AIソリューションの導入計画立案と実装
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-ai-engineer/
概要:データプラットフォームの開発と提供
対象者:データアナリストやデータエンジニアなど
求められる主なスキル:データ言語処理やデータプラットフォームの開発および運用管理
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-data-engineer/
概要:クラウド環境でのネットワーク構築
対象者:ネットワークエンジニアなど
求められる主なスキル:クラウドネットワークの設計、構築、実装、運用管理
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-network-engineer-associate/
概要:ネットワークのセキュリティ管理
対象者:マルチクラウドやハイブリッド環境でのセキュリティ管理経験者など
求められる主なスキル:IDとアクセス、アプリケーション、ネットワークを保護する管理体制での運用経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-security-engineer/
概要:IaaSやPaaSの構築および運用保守
対象者:データセンターにおけるハイブリッド環境でのクラウドサービス提供経験
求められる主なスキル:仮想化技術やネットワーク、ID管理の経験およびAzure Stack Hubでの運用管理経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-stack-hub-operator/
※2023 年 7 月 31 日廃止をもって、認定と更新は廃止となっています。
概要:データベース構築および運用管理
対象者:データベース管理者など
求められる主なスキル:SQL ServerとAzure SQLデータベースサービスで構築されたオンプレミスとクラウドのデータプラットフォームの運用管理およびパフォーマンスの最適化
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-database-administrator-associate/
概要:データ分析に必要なデータ取得を円滑に行うためのシステム管理や最適化
対象者:データアナリストなど
求められる主なスキル:オンプレミスおよびクラウド環境でのデータ処理、データベース運用管理経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-enterprise-data-analyst-associate/
概要:Windows Serverの運用保守
対象者:オンプレミス環境でのWindows Server運用管理経験者など
求められる主なスキル:アクティブディレクトリやコンテナなどの仮想化技術を含むハイブリッド環境におけるWindows Serverのインフラおよびセキュリティ構築と運用保守経験
補足:資格取得にはWindows Server ハイブリッド コア インフラストラクチャの管理(AZ-800)とWindows Server Hybrid Advanced Services(AZ-801)の受験が必須
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/windows-server-hybrid-administrator/
概要:Azureの専門知識を持つ管理者
対象者:クラウド環境でのサーバーやインフラエンジニアなど
求められる主なスキル:OSやネットワーク、サーバー、ストレージ、仮想化技術、システムガバナンスなどAzure管理に必要なスキル
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-administrator/
概要:データサイエンティスト
対象者:データアナリストやコンサルティング経験者など
求められる主なスキル:MLの知識やデータ活用の前提となる課題抽出、データ収集・分析、仮説の立案と予測を含む検証スキル
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-data-scientist/
概要:クラウドエンジニア
対象者:クラウド環境でのシステム開発経験者など
求められる主なスキル:要件定義からシステム設計、構築、実装、運用管理経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-developer/
Expertには、全部で1種類の資格があります。中級同様に1年間の有効期限がありますので、更新が必要です。受験料は、中級と同じく20,300円(税抜)です。
概要:Azure Solutions Architect Expert
対象者:クラウドおよびハイブリッドネットワークの設計担当者
求められる主なスキル:利用状況や将来的な拡張を踏まえた最適な構成要素の配置に加えて、障害復旧やセキュリティなどに配慮したネットワーク設計スキル
受験条件:Azure Administrator Associate の取得
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-solutions-architect/
Specialtyは、全5種類の資格からなっています。すべて中級に分類されていますので、受験条件はなく、1年ごとの更新が必要です。受験料は、中上級と同じく20,300円(税抜)です。
概要:IoTソリューションのクラウドおよびエッジの構築・運用保守
対象者:オンライン製品やサービスの開発者など
求められる主なスキル:IoTソリューションを支えるクラウドネットワークの構築およびエッジコンピューティングに必要なコーディングスキル
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-iot-developer-specialty/
※2023 年 7 月 31 日をもって認定・更新は廃止となっています。
概要:SAPシステムの設計・構築および運用保守
対象者:SAPシステム管理者、ソリューションアーキテクトなど
求められる主なスキル:SAPのシステムランドスケープ(開発・テスト・本番環境)ごとのアプリケーションやデータベース用OSサーバー、クラウドインフラ、汎用性を考慮した設計能力など、ネットワークに関する幅広い知識やスキル
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-for-sap-workloads-specialty/
概要:データベースの設計および運用管理
対象者:クラウド環境でのアプリケーション開発者やデータベース管理者など
求められる主なスキル:リレーショナルおよび非リレーショナルデータベースの構造や機能を熟知していることに加え、アプリ開発経験およびデータベースのサーバー側設定経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-cosmos-db-developer-specialty/
概要:Azureサービスを支えるネットワークの運用保守
対象者:ネットワーク運用保守担当者やネットワークエンジニアなど
求められる主なスキル:オンプレミスとクラウド環境でのネットワーク保守やトラブルシューティング経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-support-engineer-for-connectivity-specialty/
※2023 年 7 月 31 日をもって廃止となっています。
概要:Azureバーチャルデスクトップの設定や導入、運用
対象者:インフラエンジニアやネットワーク運用保守担当者など
求められる主なスキル:クラウド環境でのサーバーやネットワーク設定経験
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/azure-virtual-desktop-specialty/
そのほか、Azureの前提知識が求められる関連資格を紹介します。Azure認定資格からは外れますが、スキルの幅を広げるという観点でおすすめです。
それぞれの受験料金に関しては各見出しに記載しております公式HPのURLからご確認ください。
概要:システムのIDおよびアクセス管理
対象者:IDおよびアクセス管理経験者など
求められる主なスキル:組織でのユーザーやデバイス、アプリケーションに加えて、Azureリソースに関するIDおよびアクセス管理・監視、トラブルシューティング、レポート作成
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/identity-and-access-administrator/
概要:システム保護と脅威への対応
対象者:システムのセキュリティ運用管理経験者など
求められる主なスキル:セキュリティポリシーの作成やシステム保護体制の設計・構築、インシデント対応、脅威の管理、レポート作成
URL:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/security-operations-analyst/
概要:DevOps Engineer Expert
対象者:インフラエンジニアやシステムエンジニアなど
求められる主なスキル:システム開発から運用までの自動化や高速化、全体最適化
受験条件:Azure Administrator Associate(AZ-104)またはAzure Developer Associate(AZ-204)のどちらかを取得
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/devops-engineer/
概要:Power Platform Solution Architect Expert
対象者:プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど
求められる主なスキル:ビジネスの課題解決手段としての要件定義やシステム設計、構築、実装、運用後のシステムパフォーマンス評価スキル
受験条件:Power Platform Functional Consultant Associateまたは Power Platform Developer Associateのどちらかを取得
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/power-platform-solution-architect-expert/
概要:Cybersecurity Architect Expert
対象者:アクセス管理者やセキュリティ管理者など
求められる主なスキル:新たな脅威からシステムを保護するためのセキュリティ戦略立案と実装、評価
受験条件:Microsoft サイバーセキュリティ アーキテクト(SC-100)必須
Azure Security Engineer Associate、Identity and Access Administrator Associate、、Security Operations Analyst Associateのいずれかを取得
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/cybersecurity-architect-expert/
概要:データ分析に基づく顧客体験の向上
対象者:マーケティング担当者やセールス担当者など
求められる主なスキル:顧客ニーズの分析や予測、仮説の検証に加えて、それに必要なデータの取得
公式HP:https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/customer-data-platform-specialty/
※2024 年 11 月 30 日をもって廃止となっています。
ここでは、学習方法と学習時間の目安についてお伝えします。
マイペースに独学で学習を進めたい場合、無料で公開されている公式コンテンツを活用しましょう。
学習コンテンツを豊富に用意しているサイトがMicrosoft Learnです。同サイト内には、次のようなものがあります。
なお、練習用評価の利用には、登録(プロファイルの作成)が必要です。
Microsoft Virtual Training Daysでは、講師によるオンライントレーニングを受講できます。Azureを含むMicrosoftの各種認定資格取得に向けた講座が週2~3日開かれ、リアルタイムチャットで講師への質問が可能です。
本記事では、システムエンジニアになるために必要な知識や勉強方法、資格についてご紹介します。将来性の高さを見込んで、システムエンジニアへの転身を検討している方は少なくありません。システムエンジニアになるまでの道のりは長いものの、学習のための教材は豊富にあり、学習を始めるハードルは低いといえます。システムエンジニアを目指している方はぜひ最後までご覧ください。
有料で講習を受けることを考えるなら、Microsoft公認のトレーニングであるMicrosoft Learning パートナーから選ぶことをおすすめします。日本にも7社あり、日本語で学習できます。
学習時間は、受験者のスキルや経験によって異なります。独学の場合には、認定試験の公式ページに資格ごとに推奨される学習コンテンツが示されたラーニングパスがありますのでそちらを参考にしましょう。
講習を受ける場合は、要約された内容を短時間で学ぶことができるので学習時間は独学よりも短縮される傾向にあります。
Microsoft認定資格Azureは、国際的に認知されています。体系的な資格群は、実務で培った知識やスキルの確認はもちろんのこと、信頼感の向上や長期的なスキルアップの計画を立てる際にも役立つでしょう。試験勉強のための豊富なコンテンツを活用し、Azureの資格取得を目指しましょう。
TECH STOCKはフリーランス・ITエンジニアの方に案件をご紹介して21年目、全登録者41,000名以上の案件紹介サービスです。案件紹介だけでなく、税理士や社労士の紹介、業界最速水準の翌月15日払い、アサイン後のフォローアップなど、サポートも充実!
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