スキル・知識

【ITコンサルタント向け資格17選】スキル別おすすめ資格と難易度を紹介

更新日 2024/10/29

ITコンサルタントとは、ITを駆使して企業の課題を解決し、経営戦略をサポートするプロフェッショナルです。IT技術の進化と共に、その役割は重要性を増しており、高度な知識とスキルが求められています。

本記事では、ITコンサルタントとして活躍するために有効な資格を紹介し、それぞれの特徴や難易度について解説します。これからITコンサルタントを目指す人、またはスキルを強化したいと考えている人にとって、最適な資格を見つける手助けとなれば幸いです。

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ITコンサルタントになるには資格が必要なのか?

ITコンサルタントになるには資格が必要なのか?

ITコンサルタントになるために必須の資格はありません。ただし、企業によっては応募条件として特定の資格を求めることがあります。

資格がなくても業務は遂行できますが、スキルや知識を証明する手段としては非常に有効です。たとえば、外資大手コンサルティングファームではPMPやAWS認定ソリューションアーキテクトの資格が求められています。

また、専門性が高く、難関な資格を取得することが年収UPにつながるケースも少なくありません。

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おすすめのITコンサルタント資格一覧

おすすめのITコンサルタント資格一覧

ITコンサルタントを目指す上で役立つ資格を以下の4つのカテゴリーに分けて紹介します。

  • IT関連の知識・スキルを証明するための資格7選
  • プロジェクトマネジメントスキルを証明するための資格5選
  • 経営の専門性を証明するための資格4選
  • ロジカルシンキングスキルを証明するための資格

IT関連の知識・スキルを証明するための資格7選

IT関連の知識・スキルに関する資格を紹介します。紹介するのは以下7つの資格です。

  1. 応用情報技術者試験
  2. ITILファンデーション
  3. CCNA
  4. Oracle Master
  5. LPIC
  6. AWS認定ソリューションアーキテクト
  7. 認定情報システム監査人(CISA)

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験

項目 内容
資格種別 国家資格
実施主体 IPA(独立行政法人・情報処理推進機構)
試験方式 多肢選択式(四肢択一)、記述式
合格ライン 60点(多肢選択式・記述式ともに)
受験費用 7,500円
合格率 23.6%
公式URL https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ap.html

応用情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験です。業務経験が5〜6年程度ある中堅のプログラマーやシステムエンジニアを対象としています。基本情報技術者試験の上位資格であり、高度なIT人材を目指す人向けの資格です。

試験では、ITに関する深い知識やスキルに加え、マネジメントや経営戦略についても問われます。応用情報技術者試験に合格することで、ITを活用した戦略の立案やシステムの企画・要件定義、設計・開発、運用に関する能力があることを証明できます。

また、実務経験を通じて培った問題解決能力や、経営戦略とIT戦略の統合的な理解も評価されるため、難易度の高い資格にあたります。

ITILファンデーション

ITILファンデーション

項目 内容
資格種別 民間試験
実施主体 AXELOS
試験方式 多肢選択式
合格ライン 26問(正答率65%)
受験費用 67,793円(為替変動により変更の可能性があります)
合格率 非公開
公式URL https://www.axelos.com/certifications/itil-service-management/itil-4-foundation/

ITILファンデーションは、ITサービスマネジメントの基礎知識を問う、世界共通の資格試験です。この資格は、ITサービスの管理者や関連業務に携わるエンジニアを対象としています。

ITILファンデーションを取得することで、ITサービスマネジメントの基礎知識や、システム構築を論理的に行う能力があることを証明できます。特に、サービスマネジメント分野でキャリアをスタートさせたいと考えているITプロフェッショナルや事業部門の人に有用な資格です。

CCNA

CCNA

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 CISCO
試験方式 CBT方式
合格ライン 非公開
受験費用 44,171円($300)※1ドル147円の場合
合格率 非公開
公式URL https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna.html

CCNAは、シスコシステムズ社が提供するネットワークに関する知識とスキルを認定する民間資格です。ネットワーク分野では世界的に認知されており、世界共通基準とされています。

この資格は、エンジニアを目指す初心者から中堅エンジニアまでが対象です。

CCNAを取得することで、ネットワークの基礎知識から、無線接続、セキュリティ、IPサービスなどの幅広いネットワークスキルの学習が済んでいることを証明できます。CCNA資格は、シスコシステムズ社が提供する資格体系(エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート)のうち、アソシエイトに位置しており、比較的取り組みやすい試験です。

Oracle Master

Oracle Master

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 Oracle
試験方式 選択形式
合格ライン 57~65%
受験費用 34,300円
合格率 非公開
公式URL https://www.oracle.com/jp/education/master-portal/

Oracle Masterは、日本オラクル社が運営する「Oracle Database」の管理スキルを認定する民間資格です。この試験では、データベースの運用・管理やSQLに関する知識が問われます。Oracle Databaseは世界的に高いシェアを持ち、試験に合格することでOracle Databaseの管理能力があることを証明できます。

Oracle Masterは、以下の4つのグレードがあり、ブロンズから順に取得していく必要があります 。

  1. Bronze(ブロンズ)
  2. Silver(シルバー)
  3. Gold(ゴールド)
  4. Platinum(プラチナ)

シルバー以上のグレードは、国際的に実施されているOracle Certification Program(OCP)と連携しているため、世界基準の資格としてアピールできます。

LPIC

LPIC

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 Linux Professional Institute (LPI)
試験方式 多肢選択式および穴埋め問題
合格ライン 500点
受験費用 15,000円
合格率 非公開
公式URL https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-1-overview/

LPICは、Linuxに関するスキルや知識を認定する民間資格です。Linuxの運用やトラブル対応に関する知識を証明できます。

この資格は、Linuxを扱うエンジニアを対象としており、Linux OSの基礎から高度なシステム構築、セキュリティ管理までを学習できます。

資格取得後の満足度は89%と、多くの取得者がLinuxの運用や問題解決に役立つと感じています。また、LPICは世界200カ国以上のエンジニアが受験する資格であり、海外でもスキルの証明として活用できるため、グローバルなキャリアを目指す人にとっては大きなメリットとなります。

AWS認定ソリューションアーキテクト

AWS認定ソリューションアーキテクト

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 Amazon Web Services (AWS)
試験方式 複数選択・または複数応答形式
合格ライン Foundational:700点
Associate:720点
Professional/Specialty:750点
※1,000点満点
受験費用 Foundational: 15,000円
Associate: 20,000円
Professional: 40,000円
Specialty: 40,000円
合格率 非公開
公式URL https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/

AWS認定ソリューションアーキテクトは、Amazonが提供するクラウドサービスであるAWSを利用した、ソリューションの設計に関する知識とスキルを認定する資格です。

この資格は、AWS Well-Architected フレームワークに基づき、ビジネス要件に適した安全性、耐障害性、高パフォーマンス、コスト最適化を実現するアーキテクチャを設計する能力があることを証明します。また、現在のビジネス要件だけでなく、将来のニーズを見越してAWSサービスを効果的に組み込んだソリューションを設計できる能力も評価されます 。

AWSの基本的なサービスやSSHを用いたサーバー操作、データベース選択の知識など、クラウドソリューション設計に必要なスキルの学習が可能です。

認定情報システム監査人 (CISA)

認定情報システム監査人 (CISA)

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 ISACA(Information Systems Audit and Control Association)
試験方式 多肢選択式
合格ライン 450点(800点満点中)
受験費用 ISACA会員:$575 USD
非会員:$760 USD
合格率 非公開
公式URL https://www.isaca.org/credentialing/cisa

認定情報システム監査人 (CISA) は、ISACAが認定する民間資格です。

CISAを取得することで、情報システムの監査、コントロール、セキュリティ管理に関する知識とスキルがあることを証明できます。この資格は、企業のリスク管理やシステム監査の分野での信頼性を高めるための重要なステップといえます。

CISAは、ISACAが認定する資格の中でも最も歴史があり、世界中で約15万人の資格保持者がいます。特に、企業のITガバナンスやセキュリティ管理に関わる専門家にとって、CISAは非常に有用な資格です。

プロジェクトマネジメントスキルを証明するための資格5選

次にプロジェクトマネジメントスキルに関する以下の資格を紹介します。

  1. プロジェクトマネージャ試験(PM)
  2. プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP®)
  3. プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)
  4. 認定リスク情報システムコントロール (CRISC)
  5. CompTIA Project+

プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャ試験(PM)

項目 内容
資格種別 国家資格
実施主体 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験方式 筆記試験(多肢選択式、記述式、論述式)
合格ライン 各試験区分で60点以上(100点満点中)、午後Ⅱ試験はAランクのみが合格
受験費用 7,500円
合格率 13.5%(令和5年秋期)
公式URL https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.html

プロジェクトマネージャ試験(PM)は、IPAが実施する国家試験であり、ITコンサルタントに必要なプロジェクトマネジメント能力をアピールするのに非常に有効な試験です。

この試験は、プロジェクトの管理や計画立案、予算や納期、品質管理などのスキルが求められます。

情報処理技術者試験の中でも最も難易度が高いレベル4に位置付けられており、高度なIT知識が必要です。ITシステム開発プロジェクトのマネジメントに携わる人を主な対象としていますが、受験資格に特別な条件はなく、誰でも受験可能です。

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP®)

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP®)

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 Project Management Institute (PMI)
試験方式 四肢択一
合格ライン 非公開(スコアレポートでは60%)
受験費用 PMI会員: $405
非会員: $655
PMI会員費: $139(年会費$129+申請料$10)
合格率 非公開
公式URL https://www.pmi.org/certifications/project-management-pmp

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP®)は、プロジェクト管理に関する知識とスキルを認定する資格です。
PMP®資格を取得することで、国際標準であるPMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)に基づいた知識を学習できます。
PMP®資格は、実務経験と研修の受講が受験条件に含まれているため、資格取得者は実践的なプロジェクト管理能力を有すると高く評価されます。

プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)

プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 Project Management Association of Japan(PMAJ)
試験方式 四肢択一
合格ライン 70%
受験費用 39,270円
合格率 48.9%
公式URL https://www.pmaj.or.jp/p2m/exam/about_p2m_exam.html

プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)は、プロジェクトの計画、実行、管理、評価における高度な知識とスキルを証明する資格です。

この資格は、主に事業責任者や管理者を対象としており、特にIT業界や製造業界などのプロジェクトリーダーや管理者が対象となります。

PMS資格は、プロジェクトマネジメント・コーディネーター資格試験(PMC)の上位に位置し、PMP®資格やプロジェクトマネージャ試験(PM)を取得していると、一部の試験が免除されることもあります。

認定リスク情報システムコントロール (CRISC)

認定リスク情報システムコントロール (CRISC)

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 Information Systems Audit and Control Association (ISACA)
試験方式 選択問題
合格ライン 450点以上(800点満点)
受験費用 ISACA会員: $575(約63,250円)
非会員: $760(約83,600円)
認定申請手数料: $50(約5,500円)
合格率 非公開
公式URL https://isaca.gr.jp/crisc/index.html

認定リスク情報システムコントロール (CRISC) は、IT分野におけるリスクの認識と評価、システムコントロールの設計や運用に関する高度な専門知識を証明する資格です。
CRISCの主な対象は、情報システム分析・開発・管理、リスクマネジメント、内部統制、ビジネス分析、コンプライアンスに携わる専門家です。

CompTIA Project+

CompTIA Project+

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 CompTIA
試験方式 選択問題
合格ライン 710点(900点満点)
受験費用 47,672円(一般価格)
合格率 非公開
公式URL https://www.comptia.jp/certif/additional_professional/comptia_project_004/

CompTIA Project+はプロジェクトマネジメントのスキルと知識を評価する資格です。ITスキル標準(ITSS)レベル3以上に該当します。

この資格は、小・中規模のプロジェクトに携わるプロジェクトマネージャーや、プロジェクト管理の基礎を学びたい人を対象としています。

CompTIA Project+を取得することで、プロジェクトマネジメントの基本的な知識や、プロジェクトの遅延防止、リソース管理、ステークホルダーとのコミュニケーションなど、実務で必要なスキルを習得していることを証明できます。

CompTIA Project+は受験資格に制限がなく、比較的挑戦しやすい試験であるため、プロジェクトマネジメントのキャリアをスタートさせたい人におすすめです。

経営の専門性を証明するための資格4選

経営の専門性を獲得するのに役立つ以下の資格を紹介します。

  1. 中小企業診断士
  2. TOGAF (The Open Group Architecture Framework)
  3. ITストラテジスト試験
  4. ITコーディネータ

中小企業診断士

中小企業診断士

項目 内容
資格種別 国家資格
実施主体 一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会
試験方式 一次試験:筆記試験(多肢選択式)
二次試験:筆記試験(短答式または論文式)および口述試験
合格ライン 第1次試験:総点数の 60% 以上かつ1科目でも満点の40%未満のないこと
第2次試験:
[筆記試験]総点数の60%以上かつ1科目でも満点の40%未満がない
[口述試験]評定が60%以上
受験費用 一次試験:14,500円
二次試験:17,800円
合格率 一次試験:29.6%
二次試験:18.9% ※令和5年
公式URL https://www.jf-cmca.jp/

中小企業診断士は、中小企業の経営課題を診断し、解決策を提案するプロフェッショナルであると証明する国家資格です。特に経営コンサルタントの能力を身につけたい人や、中小企業の経営に関する専門知識を深めたい人に適しています。

この資格では、経営戦略、経済学、運用管理、財務・会計など、経営全般に関わる幅広い知識が求められます。試験は1次試験と2次試験に分かれており、全体の合格率が約3〜5%と非常に難易度が高いことが特徴です。

この資格で経営に関する専門的なスキルがあると証明することで、ITコンサルタントとしても高い信頼を得ることができます。

TOGAF (The Open Group Architecture Framework)

TOGAF (The Open Group Architecture Framework)

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 The Open Group
試験方式 TOGAF 9 Part 1: 40問の単純選択式問題
TOGAF 9 Part 2: 8問の複雑なシナリオベースの選択問題(オープンブック形式)
合格ライン 基本的な合格点は全体の60%正解
受験費用 $360
合格率 非公開
公式URL https://certification.opengroup.org/examinations/togaf

TOGAFは、組織全体のITアーキテクチャの設計や管理において、一貫性と効率性を確保できると示す資格です。

この資格を取得することで、主要なシステムの設計原則やフレームワークの概念を学び、組織内のIT戦略の整合性を図る能力を身につけていることが証明できます。

エンタープライズアーキテクチャ(EA)のスキルを身につけたいITプロフェッショナルやエンタープライズアーキテクトを対象とした国際的な資格です。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験

項目 内容
資格種別 国家資格
実施主体 情報処理推進機構(IPA)
試験方式 午前:多肢選択式(四肢択一)
午後:記述式
合格ライン 各試験区分で60点以上(100点満点中)、午後Ⅱ試験はAランクのみが合格
受験費用 7,500円
合格率 15.5%
公式URL https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/st.html

ITストラテジスト試験は、企業のIT戦略に関する高度な知識とスキルを評価する資格です。経営戦略に基づいてITを活用し、事業の改革や最適化を推進する高度IT人材を対象としています。

この試験を通じて、受験者は事業環境や業務環境の調査・分析、ビジネスモデルの提案、情報システム戦略の企画・推進・評価など、幅広いスキルを習得していることを証明できます。。

資格を取得することで、IT戦略やマーケティング分野において高いスキルを持つことが担保され、ITコンサルタントのキャリアにおける大きなアドバンテージを得られます。

ITコーディネータ

ITコーディネータ

項目 内容
資格種別 ITコーディネータ
実施主体 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会(ITCA)
試験方式 コンピュータベースの試験(CBT方式)
合格ライン 非公開
受験費用 19,800円
合格率 64.7%(※44回試験)
公式URL https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/

ITコーディネータは、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が主催する資格試験で、経済産業省が推進する資格の一つです。この資格は、ITの知識と経営の知識を兼ね備え、ITを活用した経営戦略の立案や実行支援を行うプロフェッショナルを対象としています。

ITコーディネータ資格を取得することで、IT経営のための経営戦略、IT資源の調達と導入、ITサービスの活用に関する実務的な知識があると証明できます。また、ITと経営を結びつける能力を証明し、企業のCIOやITコンサルタントとしてのキャリアアップに役立ちます。

資格取得後には、実務的なケース研修があり、理論だけでなく実践的なスキルも学べます。

ロジカルシンキングスキルを証明するための資格

最後にロジカルシンキングスキルを身につけるのに役立つ「ロジカルシンキングマスター資格認定試験」を解説します。

ロジカルシンキングマスター資格認定試験

ロジカルシンキングマスター資格認定試験

項目 内容
資格種別 民間資格
実施主体 日本生活環境支援協会(JLESA)
試験方式 在宅試験:指定された試験期間中に問題を解答し、郵送で提出
合格ライン 70%以上の得点
受験費用 10,000円
合格率 非公開
公式URL https://www.nihonsupport.org/syumishikaku/logicalthinking/

ロジカルシンキングマスター資格認定試験は、日本生活環境支援協会が運営する検定試験で、論理的思考力を高めることを目的としています。

この資格を取得することで、問題の本質を見つけ出し、ピラミッド構造を用いて問題点を整理する方法を習得していると証明できます。これにより、問題解決能力が高いことをアピールできます。

特にコンサルタント業務においては、ロジカルシンキングが重要であり、キャリアアップにつながる有力な資格といえます。

ITコンサルタントに必要なスキル

ITコンサルタントに必要なスキル

ITコンサルタントには、以下のスキルが求められます。

  • コミュニケーション能力
  • ロジカルシンキング
  • ITに関する専門知識
  • 経営知識
  • プロジェクトマネジメントスキル

ITコンサルタントに必要なスキルは多岐にわたります。そのため、自分の経歴や実績、希望する業務内容を考慮して、どのスキルを重点的に強化すべきかを判断することが重要です。特に「ITに関する専門知識」「経営知識」「プロジェクトマネジメントスキル」は、資格を取得することでスキルを補うことが可能です。

資格取得することで必要な知識を体系的に学ぶことができ、実務においても即戦力となり得ることを証明する手段となります。

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他職種からITコンサルタントになる方法

他職種からITコンサルタントになる方法

現在就いている職業・職種によって、ITコンサルタントになるために必要な対策は異なります。以下の5パターンに分類してITコンサルタントになるための方法を紹介します。

  1. SE出身
  2. SIer出身
  3. IT営業出身
  4. 業務コンサル出身
  5. 未経験

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ITコンサルタントは高度な知識や経験が求められ、やりがいもある職種です。システムエンジニアからキャリアアップする際には、キャリアの候補のひとつとなり得ます。しかしシステムエンジニアなど他の職種からITコンサルタントへの転職後に、後悔した人もいるのは否めません。この記事では、ITコンサルタントへの転職で後悔する理由や失敗、後悔しないための転職のポイントについて解説します。

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SE出身

SE(システムエンジニア)出身者がITコンサルタントになるためには、コミュニケーションスキルや経営に関する知識、プロジェクトマネジメントスキルの強化が求められます。
一方で、SE出身者はシステム開発に関する一連の業務スキルを活かすことができ、特にシステム開発におけるプロジェクトマネジメント経験がある場合は高い評価につながりやすくなります。

強化すべきスキル:

  • コミュニケーション能力
  • 経営知識
  • プロジェクトマネジメントスキル

おすすめの資格:

  • 認定情報システム監査人 (CISA)(2.1.7.参照)
  • プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP®)(2.2.2.参照)
  • 中小企業診断士(2.3.1.参照)

SIer出身

SIer(システムインテグレーター)出身者がITコンサルタントになるためには、コミュニケーションスキルや経営に関する知識、プロジェクトマネジメントスキルの強化が重要です。
SIerは、クライアント企業の要望に応じて情報システムの構築や運用を担当しますが、ITコンサルタントは、ITを切り口に経営課題の解決を行うため、業務上で必要なスキルは異なります。

強化すべきスキル:

  • コミュニケーション能力
  • 経営知識
  • プロジェクトマネジメントスキル

おすすめの資格:

  • ITILファンデーション(2.1.2.参照)
  • プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)(2.2.3.参照)
  • TOGAF (The Open Group Architecture Framework)(2.3.2.参照)

IT営業出身

IT営業出身者がITコンサルタントになるためには、営業スキルに加え、ロジカルシンキングスキル、IT関連の知識やスキル、経営に関する知識の強化が重要です。
一方で、システムやプログラミングに関する知識や顧客の課題を引き出すコミュニケーション能力は、ITコンサルタントとして活かすことができます。IT営業の経験を持つ人は、クライアントとの信頼関係構築やニーズの把握に優れており、それらの能力をITコンサルティング業務に応用することが可能です。

強化すべきスキル:

  • ロジカルシンキング
  • ITに関する専門知識
  • 経営知識

おすすめの資格:

  • 応用情報技術者試験(2.1.1.参照)
  • ITILファンデーション(2.1.2.参照)
  • 中小企業診断士(2.3.1.参照)

業務コンサル出身

業務コンサル出身者がITコンサルタントになるためには、IT関連の知識やスキル、経営に関する知識を強化することが重要です。特に、ITコンサルタントはソフトウェアやクラウドなどのIT技術を用いた提案に特化しているため、IT技術を理解し、活用できる能力が求められます。
一方で、業務コンサル出身者は、プロジェクトマネジメント能力を活かせるという強みを持っています。これまで培ってきたプロジェクト管理経験をもとに、IT技術の導入やITプロジェクトの運用を効率的にサポートし、活躍することが期待できます。

強化すべきスキル:

  • ITに関する専門知識
  • 経営知識

おすすめの資格:

  • ITILファンデーション(2.1.2.参照)
  • 認定情報システム監査人 (CISA)(2.1.7.参照)
  • TOGAF (The Open Group Architecture Framework)(2.3.2.参照)

未経験

未経験からITコンサルタントになるためには、まず基礎的なIT関連の知識、スキルを身につけることが重要となります。また、経営に関する知識やプロジェクトマネジメントスキルも事前に学習しておくことが推奨されます。
これらのスキルは、クライアントのビジネスニーズを理解し、適切なITソリューションを提供するために不可欠です。

強化すべきスキル:

  • ITに関する専門知識
  • 経営知識
  • プロジェクトマネジメントスキル

おすすめの資格:

  • 応用情報技術者試験(2.1.1.参照)
  • ITILファンデーション(2.1.2.参照)
  • CompTIA Project+(2.2.5.参照)
  • 中小企業診断士(2.3.1.参照)

まとめ

ITコンサルタントとしてのキャリアを築くためには、ITに関する専門知識、経営知識、そしてプロジェクトマネジメントスキルが不可欠です。本記事で紹介した資格は、これらのスキルを有していることを証明するだけでなく、キャリアアップや年収向上にも寄与するものです。

資格取得を通じて、自身のスキルを客観的に証明し、競争の激しいIT業界での信頼性を高めることができます。どの資格が自分のキャリア形成に最適なのかを検討し、計画的に資格取得へ取り組んでいくことが成功への第一歩となります。

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