駆け出しエンジニアにWordPress案件がオススメの3つの理由
初めて案件を受注する時は不安でいっぱいになります。そのような駆け出しエンジニアにはWordPress案件がオススメです。
これらについて以下の内容をもとに掘り下げていきます。
・駆け出しエンジニアにはWordPress案件がオススメの理由
・WordPress案件の相場や受注に必要なスキル
・WordPress案件の探し方やその際の注意点
これから初案件を受注予定の方はぜひご活用ください。
【基礎知識】WordPressとは?
WordPressとは、オープンソースによるWebサイト管理システムのことです。テーマやプラグインを使用して、ウェブサイトのデザインや機能をカスタマイズできます。
ユーザーがアクセスしてWebサイトが表示されるまでの仕組みについては、以下の図解をご覧ください。
また、WordPressにはウェブサイトのコンテンツを管理するダッシュボードがあり、ユーザーが簡単にコンテンツを追加、編集、削除できます。
この章で解説する内容は、以下のとおりです。
- WordPressの需要が高まった背景
- WordPress構築で「できること」「できないこと」
では、1つずつ解説します。
WordPressの需要が高まった背景
現在、WordPressの世界シェアは「63.7%」、国内では「83.6%」と高水準(※)を占めています。
WordPressの需要が高まった背景には、企業や個人が自社内でWebサイトの管理を簡単にできるCMS機能への需要が高まったからです。WordPress案件は比較的簡単に開発できるため、エンジニアとして活躍する方が増えたことも普及を後押ししたと考えられます。
たとえば、カスタム機能やプラグインを使えば、レスポンシブ対応やSEOなど専門的な知識がなくても対応可能です。高単価な案件数が多く、初めて挑戦する駆け出しエンジニアに好まれやすい傾向があります。
これらの理由から国内外問わずWordPressの需要が高まっているのです。
※参考:マニュオン(【2023調査】CMS人気シェアランキング/WordPressシェア【日本/海外】)
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WordPress構築で「できること」「できないこと」
WordPress構築で「できること」「できないこと」は以下のとおりです。
できること |
|
できないこと |
|
WordPressはエンジニア以外の人でも簡単にサイト制作やCMS管理ができます。無数にあるテーマやプラグインを活用して、オシャレでモダンなブログ・通販サイトなどの制作も可能です。
一方でコーディングスキルやプログラミング言語の知識がないと、細かなデザインやカスタムができません。とくにWordPress の構築案件を受注するためにはHTML・CSS・JavaScriptに加えて、PHPなどのプログラミング言語の知識も必要です。
つまり、WordPress案件を受注する場合は、ある程度の知識とスキルがないと難しいでしょう。
駆け出しエンジニア必見|WordPress案件がオススメの3つの理由
駆け出しエンジニアが初めて仕事を受けるなら、以下の3つの理由からWordPress案件がオススメです。
- 理由①:高単価な案件が多い
- 理由②:高度なスキルが求められない
- 理由③:副業からでも案件が探しやすい
理由①:高単価な案件もある
WordPress案件は本業・副業問わず人気な案件です。
たとえば、WordPressのサイト制作だと「5〜30万円」(※)という案件も多数あり、それ以上の高単価なものもあります。
ただし、高単価な案件になるにつれて求められるスキルも高くなるため、単価はご自身のスキルに依存する点についても注意しましょう。
案件数も多く、簡単な案件だと既存テーマを使ったノーコードによるサイト制作やライティング(記事作成)もあります。とくにサイト制作は企業・個人問わず希望が多く、案件に困ることはないでしょう。
「実務経験は少なく、急に大きなプロジェクトに参加するのは恐い」と考える駆け出しエンジニアが、実務経験を積む意味でもWordPress案件はオススメです。
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理由②:高度なスキルが求められない
WordPress案件では一部を除き、高いスキルが求められることはありません。
HTML・CSS・PHPなどのプログラミング言語に加えて、サーバーやドメインに関する基礎知識さえ押さえておけば、サイト制作や実装・保守も可能です。学習範囲も限定されているため、短時間で勉強を済ませて副業から始める方も多くいます。
また、操作マニュアルやデバッグに関する情報はWebサイトや書籍など豊富にあるため、独学でも始めやすいこともメリットです。そのため、駆け出しエンジニアなど実務経験が浅い方の実績作りやスキルUPにも最適な案件と言えます。
理由③:副業からでも案件が探しやすい
副業からでも案件が見つけやすい点も、WordPress案件は駆け出しエンジニアにオススメの理由です。
世界中のWebサイトの「43.2%(※)」はWordPressで作られており、案件の需要も高まってきました。案件自体も高度なスキルを求められることは少なく、初心者でも挑戦しやすいメリットがあります。
本業・副業問わず自分自身のサイト(ポートフォリオサイト)を作っておくと、制作実績として自身のスキルを証明できるでしょう。質の良いサイトを制作すれば、案件を依頼されることもあります。
また、サイト制作などの案件は納品までの期間が長いため、本業と並行して自分のペースで行えるのが魅力です。
WordPressの案件内容や相場について
「WordPressの案件でどれくらい稼げるの?」
「案件の相場が知りたい」
これからWordPress案件の受注を検討している方なら気になるのではないでしょうか。
この章では、WordPressの案件内容や相場について以下の内容をお伝えします。
- 案件①:WordPressのインストールと基本設定
- 案件②:WordPressでWebサイト制作
- 案件③:WordPressの新・既存テーマのカスタマイズ
- 案件④:WordPressのプラグイン開発
- 案件⑤:WordPress関連のサイトの引っ越し
- 案件⑥:WordPressの記事代行
案件①:WordPressのインストールと基本設定
WordPressのインストールでは、以下の業務を担当します。
- レンタルサーバーにWordPressをインストール
- 自社サーバーにWordPressを導入する補助
また、基本設定で担当するのは、以下の業務です。
- サイトタイトルとキャッチフレーズの設定
- カテゴリーの名前変更
- プラグインの導入
- サンプルページの削除
- サイトマップ設定
- アナリティクス・サーチコンソール設定
- 問い合わせフォームの設置…etc
最近はレンタルサーバー会社を通して「WordPress簡単インストール」もできるため、データベース(MySQL)の作成など専門的な知識がなくても簡単に実行できるようになりました。
ただし、ITエンジニアの方は、開発・保守を行う観点からサーバーやドメインに関する知識は習得しておく方が良いでしょう。
WordPressのインストールの相場は「3,000〜5,000円」(※1)、基本設定の相場は「5〜10万円(※2)」です。ただし、どのレベルの基本設定まで受注するかで相場は大きく変わってくるでしょう。
また、クラウドソーシングサイトでは、作業量の割に低単価案件が多い傾向にあります。基本設定の作業ボリュームと相場について理解しておかないと、低単価案件で長時間労働が強いられ、疲弊してしまうでしょう。
案件②:WordPressでWebサイト制作
WordPress案件と言えば、Webサイト制作をイメージする方が多いのではないでしょうか。
ホームページやブログサイトを立ち上げたい企業・個人は多く、需要の高い案件です。業務内容はWordPressにおけるWebサイト制作全般であり、以下のスキルが求められます。
- サイト設計
- SEO
- リリース後の保守・点検など
相場も「5〜30万円」(※)に設定されており、既存のテーマを使ったWebサイトからコーディングが必要なものまでさまざまです。
案件によって求められるスキルや単価が大きく違います。ご自身のスキルと単価に見合った案件から受注するようにしましょう。
案件③:WordPressの新・既存テーマのカスタマイズ
WordPressの既存テーマのカスタマイズとは、これまで使っていたテーマから新たなテーマに変更・カスタマイズする業務のことです。
WordPressでは無料から有料のテーマ(Webサイトの外観)が用意されています。リニューアル案件の場合、新テーマの導入もしくは既存テーマのカスタマイズが内容となり、デザインの修正が求められるでしょう。
相場は簡単なカスタマイズなら「1万円前後(※1)」、PHPコーディングや高度なカスタマイズなどのスキルが求められるなら「5万円〜(※2)」です。作業時間やボリュームが多いことから、他の案件と並行できるかなど考えながら慎重に受注することをオススメします。
案件④:WordPressのプラグイン開発
新たにプラグインを開発する案件も検討してみましょう。
プラグインとは、WordPressの基本設定だけでは対応できない機能をカスタマイズするツールのことです。PHPと呼ばれるプログラミング言語で開発されています。
初期設定のWordPressは、利用者の目的に応じて自由に使えるシンプルな設計と最低限の機能しか備わっていません。そのため、既存のプラグインを導入、もしくは新たに開発する必要があります。
プラグイン開発の相場は案件そのものが少ないため、明確な相場はありません。一例ですが、odds計算が可能なWordPressプラグインの開発の場合、「30〜50万円」という報酬が設定されている案件が存在します。
案件⑤:WordPress関連のサイトの引っ越し
WordPress関連のサイトの引っ越しは、以下の3パターンです。
- HTML・CSSや無料サービスで運用中のWebサイトをWordPressに変更する
- WordPressで運用中のサイトを別のドメインに移動する
- ドメインは継続、レンタルサーバーの会社だけ変更する
クライアントのサーバーやドメインを扱い、小さなミスでもクライアントへ大きな損失を与えてしまいかねないデリケートな業務です。そのため、サーバーやドメインの十分な知識・スキルを習得した上で挑戦した方が良いでしょう。
相場はデリケートな業務であるにも関わらず「1万円前後(※)」と安いのが難点です。
案件⑥:WordPressの記事代行
WordPressの記事代行では、以下の業務を担当します。
- サイト内の文章作成
- ブログ記事の作成
Webサイトのデザインとマッチしたキャッチコピーやテキストの作成を行います。サイトからの集客率を上げるためにSEOを踏まえたブログ記事の作成ができると、市場価値を高められるでしょう。
記事代行業務はITエンジニアよりもWebライターの担当が多く、相場は「文字単価:1〜3円程度(※)」です。文字単価3円で3,000字のコラム記事を書いたら、1記事9,000円の売上になります。
※参考:クラウドワークス
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WordPressの案件を獲得するために必要な3つのスキル
WordPress案件を初めて受注する前は、無事に納品できるか不安になって当然です。受注後にスキルに見合っていないため、後悔する可能性も十分考えられるでしょう。
この章では、WordPress案件を受注する前に習得すべきスキルについて紹介します。
- スキル①:コーディングスキル
- スキル②:デザインスキル
- スキル③:SEOに関する知識とスキル
スキル①:コーディングスキル
WordPress案件に必要なコーディングスキルは、以下の表をご覧ください。
WordPress案件に必要なコーディングスキル | |
HTML/CSS | WordPressテーマのデザインに必要なHTMLとCSSの基本的なスキル |
PHP | WordPressテーマのカスタマイズやプラグインの開発に必要なPHPの基本的なスキル |
JavaScript | WordPressのフロントエンド開発において、スライダーやポップアップなどの機能を追加するために必要なJavaScriptの基本的なスキル |
MySQL | WordPressはMySQLデータベースの理解と管理のために必要なMySQLの基礎的な知識 |
WordPress API | WordPressのコア機能を拡張するために必要なWordPress APIのスキル |
セキュリティ | WordPressは人気のあるプラットフォームである一方、セキュリティ上の問題が発生する可能性も高い。そのため、セキュリティの知識が必要になる |
リーダビリティと保守性 | コードが読みやすく保守しやすくするためにコードの品質を高め、ツールを扱う知識が必要になる |
必要とされるスキルは案件によって異なるため、ご自身のスキルと案件で求められるレベルが一致するかどうかを照らし合わせ受注しましょう。
スキル②:デザインスキル
WordPressの既存テーマでWebサイトを作るなら、デザインスキルは必要ありません。
一方で企業ごとのコンセプトや企業カラーなど特色を全面に出したオリジナルサイトを作るなら、デザインスキルは必須です。ヒアリングした内容を元にコンテンツやデザインの設計・提案を行うなどさまざまなスキルが求められるでしょう。
デザインスキルがないなら質の担保や業務の効率化を考慮して、外部のデザイナーに協力してもらうのがオススメです。
スキル③:SEOに関する知識とスキル
SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略語であり、Webサイトやコンテンツを検索エンジンで上位に表示するためのスキルです。
WordPressはSEOと相性の良いプラットフォームであり、適切な設定をすることで最適化しやすいメリットがあります。WordPressでSEOができれば、検索エンジンでのランキングを向上させるとともに、トラフィックを増加させられるでしょう。
具体的な対策については、以下の表をご覧ください。
WordPressにおけるSEOの具体例 | |
キーワードリサーチ | 検索キーワードのニーズを満たすコンテンツに最適化させる |
パーマリンクの設定 | WordPressのパーマリンクが検索エンジンにわかりやすい内容で設定して、URLの可読性を向上させる |
メタデータの最適化 | タイトルタグ・メタディスクリプション・見出しタグなどのメタデータを最適化し、検索エンジンにわかりやすいコンテンツにする |
コンテンツの最適化 | キーワード密度・見出しタグ・画像ファイル名などコンテンツ全体を最適化し、検索エンジンに有益で価値があることを示す |
モバイル最適化 | スマートフォン・タブレットなどのモバイルデバイスに対応したレスポンシブデザインを採用し、モバイルフレンドリーなサイト制作をする(レスポンシブ対応) |
ページ速度の最適化 | ページの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンス(UX)を改善する |
外部リンク(被リンク)の獲得 | 他のサイトからのリンクを獲得し、サイトのオーソリティを向上させる |
自社サイトからの集客ができるSEOに優れたエンジニアは、消費行動や情報収集がオンライン化した現代(※)において需要が高いでしょう。
SEOの知識を身に付けたい方は、HubWorksのコラム記事などのSEOメディアから知識を身に付けることがおすすめです。
【案件獲得】WordPress案件の探し方やその際の注意点
駆け出しエンジニアがWordPress案件を探すなら、以下の4つの方法があります。
- 探し方①:クラウドソーシングサイトの活用
- 探し方②:スキルマーケットサービスの活用
- 探し方③:SNSで営業活動
- 探し方④:フリーランス向けのエージェントサイトに登録
探し方①:クラウドソーシングサイトの活用
駆け出しエンジニアが最初にWordPress案件を探すなら、クラウドソーシングサイトがオススメです。代表的なクラウドソーシングサイトとして、クラウドワークス(※1)、ランサーズ(※2)があります。
クラウドソーシングサイトは発注・受注者の身元確認がされているため、取引先として安心な企業や個人と出会いやすいでしょう。営業活動に特化した仕組みであるため、オフライン営業よりも心理的なハードルが低いメリットもあります。
一方で仲介手数料が発生するため、売上が減ることはデメリットです。初心者の方は実績作りのために利用すると良いでしょう。
探し方②:スキルマーケットサービスの活用
ココナラ(※)のようなスキルマーケットにスキルを出品する方法もあります。
スキルマーケットのメリットは、以下の2つです。
- 自分で費用や業務範囲を決められる
- 成約率が高い
自分で費用や業務範囲を決められるため、スキルに見合った仕事から受注でき、初めてでも安心して作業することが可能です。クライアントも出品サービスを見て相談するため、成約率が高いメリットもあります。
また、自由に価格設定ができるため、安く買い叩かれる心配もありません。ただし、相場から大きく外れていると発注してもらえないため、案件ごとの相場を把握しておく必要があるでしょう。
一方で、スキルマーケットには以下のデメリットがあります。
- ライバルが多く、価格競争が激しい
- 実績許可を撮るのが難しい
- ITリテラシーのないクライアントがいる
スキルマーケットは自分のサービスを気軽に出品できます。その分ライバルが多くなり、価格競争が激しくなることは容易に想像できるのではないでしょうか。相場よりも高く設定すると、依頼されにくくなる可能性があります。
また、ITリテラシーのないクライアントがいるのも事実です。受注後、トラブルにならないためにも、ITリテラシーがない人でも理解・納得できる説明やサポートが求められます。
クラウドソーシングサイトと同じようにスキルマーケットも実績作りや人脈形成として利用しましょう。
探し方③:SNSで営業活動
SNSでの交流や直接連絡(DM)を通じて自身を売り込む方法もあります。
SNSを活用できれば、これまで関わることのできなかった大多数の人と交流可能です。営業活動をしながら切磋琢磨できる仲間作りや、偶然知り合った方から案件を依頼されることも少なくありません。
しかし、フォロワー数が少ないアカウントは信頼してもらいにくく、依頼どころか返信すらしてもらえないでしょう。また、SNSアカウントを育てるためには、長期的な運用が必要です。
そのため、アカウントが育ってきた頃に営業活動の一手段として利用することをオススメします。
探し方④:フリーランス向けのエージェントサイトに登録
フリーランス向けのエージェントサイトに登録して、専門のコンサルタントに相談しながら仕事を探す方法もオススメです。
転職活動を支援するプロに相談できるため、自身に見合ったスキルや求められる案件や求人を進めてもらえます。条件交渉や連絡を代行してもらえるため、仕事探しに伴う負担を大幅に減らせるでしょう。
また、今後のキャリアプランの相談もでき、エンジニアとして成長していくきっかけ作りにもなります。
一方で、以下の2つがデメリットだと知っておきましょう。
- 仲介手数料が発生する
- エージェントとの連絡が増える
仲介手数料が発生するため、直案件よりも単価が下がる傾向にあります。クライアントとの連絡が減る代わりに、エージェントとの連絡が増えるのもデメリットでしょう。
しかし、自ら営業活動して案件を見つけるよりも大幅な負担の軽減になることから、エージェントを利用する価値はあります。
TECH STOCKはフリーランス・ITエンジニアの方に案件をご紹介して20年以上、全登録者43,000名以上の案件紹介サービスです。スキルや希望にマッチする案件をご紹介するだけでなく、業界最速水準の翌月15日払い、アサイン後のフォローアップなど、案件紹介以外のフォローも充実しております。
WordPress案件に関するよくある5つの質問を徹底解説
この章では、WordPress案件を受ける前に知っておきたい6つの疑問と解決策について解説します。
- 質問①:未経験からでもWordPress案件を獲得できますか?
- 質問②:WordPressでホームページを作る手順が知りたいです
- 質問③:WordPressは年間どれくらいの費用が必要ですか?
- 質問④:WordPress案件の納品の流れがわかりません…
- 質問⑤:WordPress案件のデメリットを教えてください
- 質問⑥:WordPress保守とは具体的に何をすることですか?
質問①:未経験からでもWordPress案件を獲得できますか?
未経験からでもWordPress案件は獲得できます。
理由は以下の3つです。
- 難易度に合わせてさまざまな案件がある
- 案件を紹介するプラットホームが充実している
- 自社のWebサイトやブログサイトの需要が高まっている
一口にWordPress案件と言っても難易度はさまざまです。WordPressのインストールや基本設定など初心者向けの案件から、オリジナルテーマを作成してWebサイトを構築する高難易度な案件まであります。
自身のスキルに合わせて受注できるという点で初心者にオススメです。
クラウドソーシングサイトなどの求人サイトを活用すれば、一から営業活動をする負担もありません。近年、消費行動や情報収集のオンライン化が進み、自社のWebサイトやブログサイトの立ち上げの需要が高まっているため、案件数も豊富にあります。
未経験者からでも応募できる案件も多数あるため、クラウドソーシングサイトから受注してみましょう。
質問②:WordPressでホームページを作る手順が知りたいです
WordPressでホームページを作る手順は、以下のとおりです。
- サーバー・ドメインの契約と取得
- WordPressをインストール
- プラグインのインストール
- テーマを選ぶ(有料・無料どちらでもOK)
- ページ・メニューの制作
- ウィジェットの設定
- Webサイトをリリース
WordPressはカスタマイズに優れており、イメージしたサイト設計にしやすいことがメリットです。
ただし機能やプラグインが多く、クライアントのニーズも多岐にわたるため、幅広いスキルと知識が求められます。
質問③:WordPressは年間どれくらいの費用が必要ですか?
WordPressを運用するためには、以下の3つに費用がかかります。
- サーバー
- ドメイン
- 有料テーマやプラグイン
利用するレンタルサーバーの会社により多少の変動はありますが、年間で「約1〜2万円」(※1)が相場です。安いレンタルサーバー会社もありますが「通信速度が遅い」「セキュリティが弱い」などの不具合もあるため、契約する際は慎重にしましょう。
ドメインはインターネット上の住所のようなものです。ドメイン取得のための費用は異なります。一般的な「〇〇.com」「〇〇.jp」などのドメインであれば年間で「約1,000円(※2)」程度と考えておくと良いでしょう。
最後に有料のテーマやプラグインを利用するなら、別途費用が必要になります。テーマやプラグインごとに設定金額が違うため、導入するほど費用は高くなるでしょう。
※参考1:Xserver/ご利用料金
※参考2:Xserver/ドメイン
質問④:WordPress案件の納品の流れがわかりません…
WordPressでWebサイト制作をした場合の納品方法は、以下の3種類です。
- フォルダー式を共有して納品
- サーバーにアップロードして納品
- Git経由でソースコードを納品
フォルダー式とは、ローカル環境で構築したテーマファイル群をzip形式に圧縮して納品する方法です。GoogleドライブやDropbox、メッセージツールなどクライアントの希望に合わせて納品方法を柔軟にできるメリットがあります。
サーバーにアップロードとは、FTPツール(File Transfer Protocol)を用いて制作したテーマファイルをサーバー上にアップロードする方法です。クライアントのサーバーを直接扱うため、デリケートな作業が求められます。サーバーに関する専門的な知識・スキルを習得した後に受けるようにしましょう。
Git経由でソースコードを納品する方法もあります。制作ファイルを圧縮・送信する必要がなく、ソースコードの変更履歴を確認できることがメリットです。一方で、クライアント側にGitやサーバーアップロードの知識も求められるため、個人の取引先での納品方法としては少ないでしょう。
質問⑤:WordPress案件のデメリットを教えてください
WordPress案件のデメリットは、以下のとおりです。
- 案件によってはかなり専門的な知識が求められる
- 別途セキュリティ対策をしなければいけない
- WordPress自体に個人サポートがない
一口にWordPress案件と言っても、難易度は異なります。とくにオリジナルテーマを作成してサイト制作するような案件は、WordPressに関する専門的な知識やスキルが求められます。
また、WordPressは世界で最も利用されているCMSの一つです。利用者人口が多い分、悪意のあるアクセスも多く、別途セキュリティ対策を万全に整えておかなければいけません。
具体的な方法として、以下の3つがあげられます。
- 定期的にバックアップを取る
- セキュリティ対策のプラグインを導入する
- セキュリティーに強いサーバーを借りる
この他にもWordPress自体にメールや電話窓口のような個人サポートがありません。トラブルや操作に困った際に自分で調べて解決する力が必要になります。
これらのデメリットも考慮しつつ、WordPress案件に挑戦してみましょう。
質問⑥:WordPressの保守とは具体的に何をすることですか?
WordPressの保守とは、WordPressにおける各種機能が正常に作動するかを確認するための作業のことです。
具体的には、以下の3つがあげられます。
- バックアップ
- 復旧
- セキュリティ対策
例えば、保守業務として挙げられるのはWordPressのサーバー・ドメイン管理やバージョンアップ作業です。予期せぬトラブルやサイバー攻撃に対する対策として、WordPressを運用していく上で重要な役割を担っています。
まとめ: WordPress案件を通してエンジニアとしてキャリアアップしよう!
WordPress案件は駆け出しエンジニアにオススメである理由について詳しく解説しました。WordPressによるサイト構築案件は需要や相場が高い一方で、それほど高度なスキルが求められません。
業務内容も多種多様であるため、自身のスキルに見合った案件から受注することもできます。そのため、フリーランスや副業を始めて間もない駆け出しエンジニアが実績を作る上でも、オススメの案件と言えるでしょう。
ただし、オリジナルテーマ・プラグインの開発など一部の案件は高度なスキルや幅広い知識が求められるため、受注前に業務範囲について確認しておく必要があります。
WordPress案件を通してキャリアアップをするためにも、この記事を参考にしていただけると幸いです。
フリーランスエンジニアの案件紹介サービスTECH STOCKには、デザイナー・クリエイター、WordPress案件が多数ございます。フリーランスになって年収アップを狙うならTECH STOCKにお任せください。
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