リモートワークと相性の良い職種って?
プライベートの時間を多めに持ちたい、家族の病気や介護のため自宅からあまり離れられない、通勤時間が苦痛で仕方がないなど様々な理由で、リモートでの就業を希望する人は多いと思います。そのため、今回はリモートワークの希望がかないやすい職種について紹介します。昨今は会社以外の場所で仕事ができる職業は増えてきています。
そもそもリモートワークって?
リモートワークの定義
リモートワークとは、一般的には会社から離れた場所で働くことを指します。場所は自宅に限らず、カフェやコワーキングスペースなどを利用するリモートワーカーも多いです。
リモートワークは4種類ある
リモートワークは以下の4つの種類に分けられます。
- ハイブリッド・リモートワーク
正規雇用者としてオフィスでもそれ以外の場所でも仕事をします。会議など必要な場合のみ出社し、それ以外は自宅などで働くことが多いです。 - フルタイム・リモートワーク
正規雇用者ですが、すべての仕事をオフィス外で行います。 - リモート・アウトソース
非正規雇用者ですべての仕事をオフィス外で行います。 - テンポラリー・リモートワーク
一時的に仕事をオフィス外で行います。家族の病気などで一時的に出社しての仕事がしづらくなった社員などに適用されることが多いです。
リモートワークと相性の良い職種とその理由
プログラマー
プログラマーはシステム開発プロジェクトにおいて、ソースコードを書いたり、テストをしたりするのが主な仕事です。PCに環境を用意すればできる仕事なので、リモートでの作業がしやすい職種と言えます。
設計書を共有してもらうことでコーディングを行うことは可能ですし、テストもローカル環境で行うことができます。企業サーバーに導入したシステムをテストしたい場合も、そのURLを共有することができるのであればオフィス外でテストが可能です。
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デザイナー
成果物のイメージはクライアントと確認する必要がありますが、作業は一人で行うものも多いのでリモートワークと相性の良い仕事になります。成果物の確認もITツールなどで行えるものであればフルリモートで作業が可能です。
デザイナー向けのリモートOKの求人には「illustratorやPhotoshopを利用してイラスト・画像の作成」という内容のものが多いです。
ライター・編集者
発注者側に記事やコンテンツの内容を確認した後は、個人で仕事をする場合がほとんどのためリモートワークしやすい職種になっています。執筆中のやり取りや成果物の確認もメールのやり取りなどで済むので最もリモートワークに向いている職種の一つでしょう。
Webマーケター
自社メディアの企画立案やその運営、SEO施策の検討や実施、広告記事の作成、コンテンツ作成などの一部の作業はリモートでも対応可能なものがあります。これらの仕事は求人サイトにリモートワーク可の案件として多数掲載されています。
ユーザーサポート
ユーザーへの自社製品の説明や案内などの業務をリモートワークとしている企業が存在します。たとえば、ユーザーのPCを遠隔操作で設定する業務などがあります。
バックオフィス系の管理業務
会計・経理業務、労務管理などは、形式が決まっている書類の作成や管理をリモートで対応することが可能です。
リモートワークのメリット・デメリット
メリット
リモートワークは雇う側にも雇われる側にもメリットがあります。
【雇う側のメリット】
- 社員に長く働いてもらえる環境を提供できる(育児・介護などを理由に退職する社員を減らすことができる)
- 優秀な人材を採用しやすくなる(海外の人材の採用が容易になる)
【雇われる側のメリット】
- 通勤から解放される(時間ができる、通勤ラッシュでの精神的苦痛がなくなる)
- オフィスでの無駄な雑談や飲み会から解放される
- 交通機関の遅延などの影響を受けなくなる
- 育児や介護をしながら仕事を続けることもある程度可能になる
デメリット
リモートワークのデメリットとしては、「直接顔を合わせる場合と比べると、コミュニケーションは取りにくい」、「リモートワーカーの仕事の進捗を確認しづらい」などが挙げられます。また、勤怠管理も難しく、これがボトルネックとなり、そもそもリモートワークができない職種も多く存在します。
リモートワークを導入する際に気をつけるべきこと
1.セキュリティ
リモートワークを導入する際、セキュリティ対策は必須です。リモートワーカーはセキュリティの意識が低くなりがちで、情報漏洩のリスクが高まります。主に、
- フリーWifiを使っていた ・セキュリティソフトが万全ではなかった(そもそもインストールされていなかった、設定が不適切だった最新バージョンにアップデートされていなかった)
- 自宅外で仕事をしていてPCを紛失してしまった、盗難にあった
などの理由でセキュリティ事故が起こっています。また、事故だけでなく内部不正の可能性も高まります。リスクを理解した上で、対策を講じる必要があります。
2.長時間労働のリスク
リモートワークは長時間労働に陥りやすくなるため注意が必要です。社内と比べ連絡を取るタイミングを見極めづらく、待ち時間が発生しやすくなります。結果、仕事とプライベートの区別があいまいになり、勤務時間外に対応することになりがちです。
また、コミュニケーションがとりにくいため、必要なポイントの確認が不十分なまま仕事を進め、手戻りが発生することも多いです。
3.成果に対する評価制度
離れた場所で作業してもらうことになるので、ちゃんと仕事をしているかどうか確認することは難しくなります。Skypeなどのアプリがアクティブの状態になっていても仕事をしているとは限りません。基本的に評価は勤務時間ではなく成果物に対して行うべきでしょう。
まとめ
リモートワークの導入にはリスクがあることは事実ですが、メリットも大きいため多くの企業に導入されてきています。この背景には、リモートワークのためのITサービスや環境が整ってきていることが挙げられます。
グループチャットやオンライン会議ができるSkype、テキスト共有ができるGoogleドキュメント、業務管理ができるF-Chair+などのサービスが次々とリリースされており、駅前にはwifiや電源などが整っているコワーキングスペース、カフェ、貸会議室が増えてきています。今後、リモートワークが可能な職種はますます増えていくでしょう。
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