スキル・知識

2022年最新版!AIに関連する資格まとめ ~それぞれの取得メリットを解説~

更新日 2024/12/03

AI(Artifical Intelligence)は現在、ビジネスで非常に注目されている技術です。「AI搭載家電」、「AIを活用した営業」、「AI型教材」など、日常で使用している様々なものや仕組みにAIが利用されるようになってきています。これからもAIを使用した商品はどんどん開発されることが予想されるため、これからの時代その仕組みを理解しておけば仕事の幅を広げることができるはずです。今回は、AIに関する知識を得るための手段の一つとしてAI関連の資格についてまとめてみました。

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AIに関連する資格まとめ

AIに関する資格は現在(2020年3月22日時点)ですでに試験の実施実績があるもので「G検定」、「画像処理エンジニア検定」があります。また、まだ一度も実施はされていませんが、実施が予定されているものとして、「E検定」、「Python3エンジニア認定データ分析試験」があります。

他の技術の資格(たとえばプログラミング言語関連の資格など)と比べると、まだ資格の数もその実績も少ない印象ですが、現在ビジネスへの応用が非常に注目されている技術であることから今後もAI関連の資格の種類は増えていくことが予想されます。そのため、AI関連の資格試験の受験を希望する場合は、自分が取得したいAI関連の知識は何なのか明確にした上で、適切な資格を選択していくことが望ましいです。

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G検定(ジェネラリスト向け)

開催日: 2020年7月4日(土)
料金: 13,200円(税込)/ 学生5,500円(税込)
難易度: 合格率70.7%(合格者数4,652名 / 受験者数6,580‬名)
公式サイト: http://www.jdla.org/business/certificate/#education
資格取得のメリット: ディープラーニングを事業に適切に応用するための知識を得ることができるようになります。

RPAで業務を効率化しており、より高度な業務を効率化していきたいという思いがあったため、G検定を受験しました。検定を取得して良かったことは、お客様や同僚との会話でAIの話題が出た際に会話の幅が広がったという点です。また、日常から他社がどのようなAIを活用しているのか、意識してみるようになりました。

E検定(エンジニア向け)

開催日: 2020年8月29日(土)
料金: 33,000円(税込)/ 学生22,000円(税込)/ 会員27,500円(税込)
難易度: 合格率67.8%(合格者数472名 / 受験者数696‬名)
公式サイト: http://www.jdla.org/business/certificate/#education
資格取得のメリット: ディープラーニングの仕組みを理解し適切に実装する知識を得ることができます。

駆け出しのAIエンジニアやAIを業務に取り入れたいと考えている人であればG検定、AIエンジニアとしてディープラーニングの理論の理解や開発実装能力を証明したい場合はE検定を受験することをおすすめします。また、今後AIを業務に取り入れる企業が増えることが想定できるため、G検定取得者の需要は高くなるでしょう。

Python3エンジニア認定データ分析試験

開催日: 未定(2020年春予定)
料金: 10,000円(税別) 学割5,000円(税別)
難易度: 2020年3月24日時点ではまだ一度も試験が実施されていないため、不明です。
公式サイト: https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist
資格取得のメリット: データ分析の機能をPythonで実装するための知識を得ることができます。
※現時点では公式サイトでも資格試験自体が「策定中」となっていて詳細は決まっていません。この資格試験の受験を検討している場合は、随時上記の公式サイトを確認して情報を収集する必要があります。

画像処理エンジニア検定

開催時期: 2020年7月12日(日)と2020年11月29日(日) ※毎年7月と11月に実施されます。
料金: ベーシックが5,600円(税込)、エキスパートが6,700円(税込)
難易度: 2019年度11月の試験の合格率は、ベーシックが「67.9%」、エキスパートが「32.6%」。
公式サイト: https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/img_engineer/
資格取得のメリット: デジタル画像の処理方法(パターンや移動物体の検出、動画像の扱い方など)の知識や技術を取得することができます。

画像処理について強いエンジニアを目指したい方は画像処理エンジニア検定、Pythonでデータ分析をしていきたい人やデータサイエンティストを目指している人にはPython3エンジニア認定データ分析試験をおすすめします。

2017年に設立された日本ディープラーニング協会JDLAって

日本ディープラーニング協会JDLA

設立目的

日本ディープラーニング協会(JDLA)は、ディープラーニングや機械学習を利用した産業の適切な発展を促していくことを目的として作られた組織です。JDLAは、ディープラーニングがこれからの産業において重要な技術になるという考えてを持っています。そして、ディープラーニングの有識者が世の中に不足しているため、人材育成に重点を置いています。

そのため、ディープラーニング関連の技術情報をまとめ、それを技術者、研究者、学生に広めるための活動を行っています。それらの活動を通して、事業開発や産業でのディープラーニング利用を促進していくこと目的としています。

活動内容

活動内容は公式サイトで主に、「活用促進」「社会提言」「人材育成」「国際連携」「理解促進」と紹介されています。 具体的には、今回紹介した「G検定」、「E検定」という資格試験の運営とそれに伴う教育を提供することによる人材育成や、他の団体が行っている人工知能関連のイベントへの参加、カンファレンスの主催などを通し、ディープラーニングを使った技術を世の中に情報発信する活動を行っています。

JDLAが主催または参加しているイベントなどの情報は、公式サイトの新着情報(http://www.jdla.org/news/)で確認することができます。

これからのAI時代に必要な考え方、スキルとは

これからのAI時代に必要な考え方、スキルとは

AIを利用したビジネスにかかわっていくためには、AIの仕組みを正確に理解し各分野でその技術を適切に使用していく応用力と、常に最新の技術をキャッチアップしていく姿勢が求められます。AIとは、人間の考え方・対応方法をソフトウェアで再現しようとするものですが、人間とまったく同じというわけではもちろんなく、AIを利用するのが適切である分野そうでない分野が存在します。

そのためビジネスでは、その産業にAIを活用しやすいか、それともしにくいか、見極める力が必要であり、そのためにはAIの仕組みを詳細に理解する必要があります。そして、AI関連のニュースや情報に関してアンテナを高くしておくことも重要です。 AIは特定の企業や研究機関だけで利用されているものではなく、社会全体で利用され発達してきています。

今後もAIは各産業で利用され、その実績によって需要のある技術や知識は変化することが予想されます。 結論として、AIの技術を各分野で適切に利用していくための知識と、常に最新の技術・知識を習得しようとする心構えが必要になってきます。

TECH STOCKでは、今後AIが社会に与える影響や求められるスキルについて解説する資料を配布しています。今後のAIの発達や社会の変化に関心がある方はぜひご覧ください。

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まとめ

AIの技術や知識は、企業、大学、研究機関・団体など社会全体で利用され発展していくものであり、常に最新の技術や情報を取り入れていくことが重要です。AIの知識や技術を得る方法として資格試験を選んだ場合も、AI関連のニュースや資格試験の公式サイトから常に最新情報を取得し学び続けることが重要となるでしょう。

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