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年金だけでは不安?フリーランスが老後に備えて始めるべき資産形成術

更新日 2024/10/29

「フリーランスとして働き続けて、老後は大丈夫かな…」
フリーランスは自由な働き方をしやすい反面、年金受給額が会社員より少ないこともあって老後に対して不安を感じる人もいます。
老後に悲惨な状況に陥らないためにも、今から老後資金の対策としてさまざまな知識を蓄え、しっかりと準備をしておくのがおすすめです。
本記事では、フリーランスが受給できる年金額や老後安定した生活をするために必要な金額の目安や、今から始められる資産形成方法などを紹介します。
老後に不安を感じていたり、資産形成を何から始めればよいかわからないフリーランスの方は、ぜひ参考にしてください。

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フリーランス 老後

フリーランスは老後に備えていくら貯蓄すべきか

フリーランスが老後に備えて貯蓄を考える場合、日常生活においてどれぐらいの金額が必要になるかを把握しておくことが大切です。
生命保険文化センターが行った調査によると、老後に夫婦2人で生活をする場合、最低限必要となる生活費は、月額で平均23.2万円(※)とされています。
さらに「旅行やレジャー」「生活費の充実」「趣味や教養」などに利用する金額を増やして、よりゆとりのある老後生活を送りたい場合、必要となる金額は平均37.9万円(※)です。
生活している場所や年齢などにより金額にバラつきはありますが、老後に必要な金額は月額「23万〜38万円」前後とされています。
この結果より、老後に受け取れる国民年金額を基準として、国民年金以外にどれぐらい貯蓄しておくべきか計算可能です。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター

老後に フリーランスがもらえる年金額

フリーランスは、会社員よりも多く貯蓄しておかなければなりません。
理由は以下の通りです。

  • 厚生年金がない
  • 退職金制度がない
  • 収入に波がある

特にフリーランスの場合、厚生年金に加入していないため、受給できる年金の総額が会社員よりも低いです。(夫がフリーランスもしくは会社員、妻が専業主婦と仮定した場合)

年金の種類 金額(月額)
国民年金(夫婦2人分の老齢基礎年金) 132,500円
厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額) 224,482円

参考:日本年金機構

フリーランスが65歳以降に受け取れる国民年金(老齢基礎年金)は年額で約79.5万円であり、月額に換算すると7万円弱です。
フリーランスが老後に夫婦2人で生活をする場合、最低限必要となる生活費が平均23.2万円であることから、9.9万円ほど足りない計算となります。

会社員との年金の違い

フリーランスとは異なり、会社員は厚生年金に加入するため、受け取れる年金額も月額22.4万円前後あり、必要最低限の金額と大差ありません。
加えて、会社員は所属している期間に産休や育休、傷病手当といった福利厚生を受けられたり定年退職後に退職金制度を利用できたりするため、老後資金を比較的貯めやすい環境が整っています。
フリーランスは、会社員のように受動的に金銭的サポートを受けられる環境にいないため、老後の金銭面で多くの不安を抱える可能性が高いです。

老後に必要な資金を算出する方法

フリーランスだけでなくすべての人に当てはまりますが、自分の老後に必要な資金を事前に把握しておくのが大切です。ここからは、老後に必要な資金を算出する方法を紹介します。
老後資金の目安を出すための主な項目は次のとおりです。

  • 1ヶ月の生活費(家賃や光熱費など)
  • これまでの貯蓄(年金・保険・投資など)
  • 老後の生活拠点の目安(都市部か地方か、持ち家か賃貸かなど)
  • どのような生活を送りたいか(趣味や旅行の頻度、介護の見込みなど)

たとえば、最低限必要な金額である23.2万円で生活すると仮定した場合、1年で278万円前後必要です。夫婦2人分の老齢基礎年金として受け取れる金額が1年で159万円ほどのため、差額は119万円となります。
80歳(※)までの15年を基準として計算すると、約1,785万円の貯蓄が必要です。
さらにゆとりある生活を希望する場合、4,500万円近くの貯蓄が必要と試算できます。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター

フリーランスの老後資金対策6選

フリーランスは会社員に比べ、より計画的に老後資金を貯めておくのがおすすめです。
ここからは、老後に向けて取り組める具体的な対策を以下のように6つ紹介します。

  • 資産管理を徹底する
  • スキルの更新や習得を続ける
  • 副業をはじめる
  • 定期的に健康診断を受ける
  • 人脈を広げる
  • さまざまな資産形成をしておく

資産管理を徹底する

まずは資産管理を徹底するために、現状を把握することから始めます。確認すべきは次の点です。

  • 受け取れる年金額の確認
  • 収入と支出の管理
  • 加入している保険の有無
  • 老後資金の積み立て計画

まずは、実際受け取れる年金額がどれくらいになるのか確認するのが重要です。年金定期便や年金手帳を用いて、満額支払いを続けているか、追納できる支払いが残っているかなどを確認します。
次に、収入と支出の管理は老後に向けた貯蓄だけでなく、フリーランスとして生活していくうえでも非常に重要です。現状の収入であれば、どの程度の金額までは老後資産の形成に回せるか計算してみましょう。
ほかにも、生命保険や投資をしているのであれば、老後資金としてどれぐらいの金額になるか試算しておきます。
老後資金の積み立て計画を立てるために現状の資産を確認し、資産管理を徹底していくことで、老後の不安がない生活を送るための準備が可能です。

スキルの更新や習得を続ける

フリーランスにとってスキルは資産のひとつです。
常にスキルを磨き続けることは、現在の収入を増やすだけでなくスキル不足により仕事を失うといったリスクを回避でき、将来的な経済的安定にもつながります。
常に学習を続けるのが困難な場合は、ともにスキルを高められる仕事仲間やアドバイスを期待できるメンターを探すのもおすすめです。
自分のスキルを常に磨き続けることで、市場価値の高い人材となり安定した収入を得られる可能性が高まるだけでなく、老後においても必要に応じて働き続けられる可能性が高まります。

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フリーランスになるにはどんなスキルが必要?職種別に必要なスキルを紹介

会社員としてキャリアアップをしていく中で、フリーランスという働き方に興味を持つ方もいるかと思います。では、実際にフリーランスとして働くためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。

ここでは、フリーランスとして働く際に必要なスキルを全職種共通のスキルと職種ごとのスキルに分けて解説します。あわせて、スキルを身につける方法や案件を獲得する方法も紹介します。

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副業をはじめる

フリーランスであれば、副業としてメイン業務以外の仕事を経験しておくのもおすすめです。
副業で多様なスキル習得を目指せば、複数の収入源の確保につながります。体力があるうちからパラレルワーカーとしてさまざまな経験をしておけば、老後も継続して稼ぐための間口を広げておくことが可能です。

副業をはじめる際、おすすめの選び方は2つあります。
1つ目はメイン業務のスキルを活かせる関連分野からはじめることです。メイン業務に関連していれば、習得したスキルをメイン業務にも活かせます。
2つ目は、プログラミングをはじめとしたIT系スキルを習得することです。政府が推進するDX化のようにIT関連の需要は高くなる一方で、IT人材の不足が深刻化(※)しています。そのため、IT関連のスキルを習得しておくのもおすすめです。

TECH STOCKは、全登録者数40,000名以上、約20年の実績を有するITエンジニア向けエージェントです。リモート案件が70%以上を占めるほか、月額報酬80万円・上場企業・即アサイン可能など、希望にマッチする案件を紹介してもらえます。
開発案件だけでなくプロジェクトマネジメントやコンサルティング案件の紹介も可能なため、今後のキャリアプランを見据えてさまざまな案件に挑戦できます。

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※参考:IT人材需給に関する調査

定期的に健康診断を受ける

フリーランスは体が資本なので、定期的な健康診断はとても大事です。
病気や怪我は収入に直結するだけでなく、業務遂行が困難になることで、これまで培ってきた信頼を失いかねません。
それだけでなく、長期療養が必要になる病気や後遺症に悩まされる怪我などを負ってしまった場合、老後に自己負担でさまざまな医療費を支払わなければならない状況に陥る可能性もあります。
そのため、年1回の一般健康診断だけでなく、生活習慣病健診や年齢に応じたがん検診なども定期的に受け、健康リスクを最小限に抑えるのが大切です。

人脈を広げる

フリーランスにとって、幅広い人脈は貴重な資産です。
フリーランスは、突然仕事が途切れてしまう可能性があります。しかし、人脈を広げておけば、仕事の機会を増やせるだけでなく、精神的・経済的サポートの支えとしていざというときに頼ることも可能です。

同業者との人脈であれば、業界の動向や最新の技術に関する情報を得やすくなり、他業種との人脈であれば、新たなクライアントや案件の獲得につながります。老後に人脈を広げはじめるのもよいですが、まだ体力があるうちから精力的に活動するのがおすすめです。

SNSを利用したり、各種セミナーや交流会に参加したりするなど、オンラインでもオフラインでも人脈づくりの場は存在しています。
人脈を広げる際は、自分から相手に価値提供することを忘れず、相互支援の姿勢を心掛けるのがおすすめです。

さまざまな資産形成をしておく

フリーランスがすぐに始められる資産形成の方法はいくつかあり、併用が可能なものも多いです。
ここからは、今からできるさまざまな資産形成法を紹介します。

  • iDeCo/つみたてNISA
  • 個人年金保険
  • 国民年金基金
  • 小規模企業共済制度
  • 付加年金
  • 年金の繰り下げ受給

iDeCo/つみたてNISA

iDeCo(個人型確定拠出年金)は確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、政府が推進しています。
つみたてNISAも政府が推進している制度で、投資を用いた長期的な資産形成のサポートを目的として導入された非課税制度です。
投資の一種であるため、元本割れ(掛けた金額より受け取る金額が減ること)する可能性は捨てきれませんが、どちらも政府が掛金を一定金額まで非課税として扱ってくれるため、高い節税効果があります。
一方で、iDeCoは60歳になるまで、原則として資産を引き出すことができません。つみたてNISAは、金融庁に届け出のあった株式投資信託とETF(上場投資信託)で、定期的に継続して積立投資を行うことが条件となっています。このように、iDeCoやつみたてNISAをはじめる前に、把握しておくべき内容があるため、注意も必要です。
フリーランスの所得税は、累進課税制度が採用されているため、所得が大きくなればなるほど多くの税金を支払わなければなりません。そのため、iDeCoやつみたてNISAの非課税枠を活用することで、大きな節税効果を得られます。

個人年金保険

個人年金保険とは、保険の一種であり、公的年金(国民年金)に上乗せして準備ができる私的年金です。
個人年金保険は、契約の際に何歳までどれくらいの保険料を支払うか決めておき、支払いが完了したあと、支払った保険料に応じた金額を受け取れます。
フリーランスには厚生年金がないため、個人年金保険を活用することで不足分の補填が可能です。
個人年金保険は、受取期間や運用方法の違いにより、次の3つに分類されます。

  • 確定年金
  • 有期年金
  • 終身年金

確定年金は遺族も受け取り可能ですが、有期年金と終身年金は遺族の受け取りができません。確定年金と有期年金は契約時に定めた年数しか受け取れませんが、終身年金は生存している限り受け取ることができます。
このように、受取期間や運用方法により受け取れる金額も異なるため、どのような運用をしてどのように受け取りたいか、事前に確認しておくのが大切です。

国民年金基金

国民年金基金は、国民年金法の規定に基づく公的な年金であり、フリーランスや自営業のための年金制度です。
こちらもフリーランスにとって老後に受け取れる年金額を増やせる手段であり、掛金が全額社会保険料控除の対象となるため、節税効果もあります。
iDeCoとは異なり、一生涯給付が続く終身年金です。国民年金基金は契約時に定めたプランに応じて決まった金額を受け取れるため、安定した金額を長期間にわたり受け取れます。
掛金の合計が68,000円を超えない範囲ならば、iDeCoと国民年金基金は併用が可能なため、どちらに加入すべきか迷っているのであれば、併用するのも選択肢のひとつです。

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フリーランスになると、社会保険の制度が変わります。特に年金制度については、会社員時代は厚生年金に加入し、会社がいろいろな手続きを行っていたでしょう。フリーランスになれば、自分で国民年金への切り替えを行い、老後の備えについても検討しなければなりません。

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小規模企業共済制度

小規模企業共済制度は、フリーランスや小規模企業の経営者、役員などのために作られた積み立てによる退職金制度です。
小規模企業共済制度も、掛金を全額所得控除できるため、高い節税効果があります。掛金を1,000〜70,000円の間で設定でき、加入後も増減できるため自由度が高く、収入に合わせて支払い額を調整できるのが特徴です。
小規模企業共済制度は、ほかの資産形成法とは異なり掛金の範囲内で事業資金の貸付制度を利用できます。
計画的な資産形成としてだけでなく、突然の事業停止や廃業時のセーフティネットとして機能するなど、リスク対策として利用することも可能です。

付加年金

付加年金は、フリーランスや自営業が任意で加入できる制度で、老齢基礎年金(国民年金)の支払い額を増やすことで受け取れる年金額も増やせます。

月額400円の付加保険料をプラスして納付することで、老齢基礎年金に付加年金が上乗せされた形で受け取ることが可能です。定額を老齢基礎年金と合わせて受け取れる終身年金であり、納付月数に応じて付加年金の金額は決定されます。
ただし、国民年金基金との併用ができないため、すでに国民年金基金に加入中の人は、付加保険料を納付できません。

年金の繰り下げ受給

老齢基礎年金は、原則として65歳から受け取れます。
そこで、年金を受け取り始める年齢を遅らせることで、将来受給する年金額の増額が可能です。受給開始年齢は最大で75歳まで繰り下げられ、75歳まで繰り下げた場合の最大増額率は84%まで上昇します。
65歳以降も働き続ける予定のフリーランスは、その分支払う税金も多いです。そのため、繰り下げ受給を利用しておけば、効率よく節税対策ができます。
ただし、年金を受け取らない期間も働くことで生活費を確保するのが条件となってしまうため、自分の健康状態や体力を考慮したうえで、利用するか判断するのがおすすめです。

フリーランスの資産形成の注意点

フリーランスが資産形成をする際、注意すべき点は次の4つです。

  • 収入が下がっても掛金は納めなければならない
  • 一定年齢まで引き出せない金融商品もある
  • 金融商品によっては元本割れのリスクがある
  • 老後資金が足りなくなった場合の対策を知っておく

収入が下がっても掛金は納めなければならない

フリーランスの資産形成において、多くの制度は一度契約や加入をすると一定期間、または一定年齢に達するまで掛金を継続して納める必要があります。
そのため、収入が下がり資金繰りが苦しくなったとしても、掛金は払い続けなければならず、大きな負担増となります。
多くの制度や金融商品は、中途解約をすると元本割れのリスクがあったり、解約時に追徴課税される可能性があったりするため、慎重に検討しましょう。
収入が変動しやすいフリーランスは、資産形成のために長期的な収支計画を立てるだけでなく、定期的に自分の財務状況を見直して、必要に応じて掛金の金額や資産形成の方法を調整していくのがとても大事です。

一定年齢まで引き出せない金融商品もある

金融商品の中には、一定年齢に達するまで資金を引き出せないという制約が設けられているものもあります。
たとえば、iDeCoは原則として60歳まで引き出せず、個人年金保険は契約時に定めた年齢まで解約できず、国民年金基金は65歳まで受け取れません。このような制限が設けられているのは、老後資金を確実に確保してもらう狙いがあるだけでなく、税制優遇措置の対象となっているものが多いことから、安易な解約を防ぐ目的もあります。
この特性は、長期的な資産形成において有利ですが、資金の流動性は悪くなってしまうため注意が必要です。
フリーランスは収入が不安定になるリスクがあるため、資産形成を行う際は、緊急時に使用できる流動資産を別途準備しておくといった手段を取る必要もあります。

金融商品によっては元本割れのリスクがある

資産形成として利用する金融商品には、元本割れのリスクがあるものもあります。
特に、より高いリターンを求めて投資型の金融商品を選択する場合は注意が必要です。金融商品は、市場変動や金利変動により資産価値が下がる可能性もあり、元本割れすることで長期的な資産形成の計画が崩れることもあります。
元本割れのリスクを回避するためには、分散投資を心がけたり、資産配分の定期的な見直しをするのがとても重要です。
資金の増加率はそこまで高くないものの、元本保証が確約されている金融商品もあるため、元本割れのリスクが不安な人は、元本保証商品での資産形成を進める選択肢もあります。

老後資金が足りなくなった場合の対策を知っておく

フリーランスの老後資金が足りなくなった場合、より多く働いて収入を確保する以外にも、いくつかの対処法があります。
いざというとき慌てず対処できるように、次の対策方法を事前に把握しておきましょう。

  • 不動産担保ローン
  • リースバック
  • リバースモーゲージ

不動産担保ローンは、自分が所持している不動産を担保にしてお金を借りる融資制度です。不動産担保ローンは比較的低金利なため、月々の負担も少ないという特徴があります。
リースバックは、自宅を売却すると同時に賃貸契約を締結することで、まとまった金額を受け取りつつ住み続けることができるしくみです。物件の所有者は変わりますが、引越しをする必要がなく、状況次第では買戻しもできます。
リバースモーゲージは、自宅を担保にして融資をしてもらい、契約者が亡くなったあと自宅を売却してローンを返済するしくみです。ローンの利息分を毎月支払う必要はありますが、返済負担を抑えられるため、自宅を手放すことなくまとまった金額を受け取れます。

まとめ

フリーランスは厚生年金や退職金がなく、会社員と比較して老後に受け取れる年金額が少ないことから、老後資金に対して不安を感じるかもしれません。

元気に働けるうちに老後資金を確保するための資産形成は、フリーランスにとって重要な課題です。
長期的な視点で自分に合った資産形成の計画を立てていけば、効率のよい貯蓄や節税を目指せます。

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