TechStockが扱うScala開発案件の月額報酬単価は?
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フリーランス向けScala開発案件の平均報酬単価は月額82万円、最高単価は月額115万円、最低単価は月額55万円です。他の言語と比較すると、最低単価が高いです。逆に最高単価は標準的な金額なので、Scala開発案件は単価が同水準に集中していると言えます。
具体的には月額80万円台の案件が多く、次いで月額70万円台月額90万円台と続くイメージです。その他の単価水準の案件は極端に少ないので、これぐらいの月単価を狙うのであればScalaは狙い目ということです。
もちろんScalaは単価的なメリットだけでなく、言語としてのメリットもあります。詳しくは後述しますが、Javaとの親和性が高く、実際JavaからScalaに移行するシステムも多いです。
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フリーランスエンジニア向けScala開発案件の特徴
Scala開発案件は業務システムが多いという特徴があります。Javaからの移行案件でも、Scalaでの新規開発案件でも業務系システムの開発案件が多いです。理由としては複数考えられるのですが、もっとも大きな理由としては業務系システムでJavaの後継としてScalaがもっとも利便性が高いという理由です。
かつてはプログラミング言語と言えばJavaと言っても過言ではないくらいにJavaが市場を独占していて、業務系のシステムもWEBシステムもJavaで開発案件が圧倒的に多かったです。
スマホアプリが出回り始めて初期の頃は、AndroidアプリもJavaで開発されていました。このくらいJavaが市場を独占していたのですが、Javaはコードが比較的長く、オブジェクト指向に特化している、といったデメリットもありました。
その結果AndroidではKotlinが使われるようになり、WEBシステム開発ではPHP、Rubyなどが使われるようになりました。そして業務系システムでは同様にScalaが伸びているということです。
Javaの市場が縮小していることは周知の事実ですが、業務系システムの分野ではScalaがJavaの代わりになっていっています。
Scalaの特徴や今後の情勢について
Scalaが業務システム開発の分野で伸びる、Javaを追い抜く、という傾向は今後も続くでしょう。理由としては、Scalaはコードが短く済み、なおかつオブジェクト指向と関数プログラミングの両方に対応しているからです。
オブジェクト指向ではクラスなどの概念で、オブジェクトの元になる定義をあらかじめ作っておきます。この定義からオブジェクトというものを作り出し、これを各処理で実際に動かすイメージです。
また定義からオブジェクトを作る際に処理を付け加えたり、元のクラスなどの定義を改造した別の定義を作るといったことも可能です。オブジェクト指向は一度理解すれば使いやすいものではありますが、他の人が見たときに処理がどうなっているのかわかりにくい、処理が少ない場合はわざわざクラスを作ってオブジェクトを作ってといった処理が冗長である、といったデメリットがあります。
それに比較して関数型プログラミングというのは関数を作ってその関数を実行していく流れです。詳細は割愛しますが、たとえばC言語やCOBOLは処理を上から順に書いていく手続き型プログラミングです。
これに対して効率化するためにオブジェクト指向が誕生したのですが、関数型のイメージとしてはオブジェクト指向と手続き型の間くらいの便利さと考えておくと良いでしょう。あくまでイメージではありますが、関数型は手続き型ほど処理を上から順に書いていくだけのものではないが、オブジェクト指向ほどクラスやオブジェクトの概念が複雑ではない、といったイメージです。
つまり今人気のハイブリッド型言語で、オブジェクト指向と関数型プログラミングを使い分けられる点でScalaは人気、今後も伸びる、ということです。またScalaはJVM(Javaバーチャルマシン)というJavaを動かすための仮想環境上で動きます。
つまりJavaが動く環境ならScalaも動くということです。OSがWindowsでもMacでもAndroidでもiOSでもLinuxでも、JVMさえ上に載っていればScalaは動きます。実行環境という点でもScalaは便利です。
Scalaはオブジェクト指向と関数型プログラミングが混ざるので難しいという意見もありますが、オブジェクト指向と関数型プログラミングを比較するとオブジェクト指向の方が概念としては難しいでしょう。
Javaの経験があればオブジェクト指向のプログラミングはできるはずなので、Scalaの習得にそれほど苦労はしないはずです。
Scalaエンジニアの実務外キャリアアップや資格について
Scalaの資格は特にありません。資格のことは考えず、実際に実装しながらスキルアップするのがおすすめです。ただし上でご説明した通りScalaの案件は業務用システムが多いです。
つまり、個人の独学用に開発するのは難しいということです。WEB開発の案件が多い場合はプロジェクトで扱っているようなシステムの小規模版を作ればポートフォリオとして役立ちますが、業務用システムの場合はそうもいきません。
対策としてはいくつか考えられますが、独学は最低限にしておいてJavaとScalaの両方を使う案件に参入する方法がもっとも効率的でしょう。これからScalaのスキルを高めたい方は、おそらくすでにJavaのスキルは持っているはずです。
Javaのスキルにプラスして最低限ScalaのスキルがあればJavaとScalaを使うプロジェクトには入れる可能性が高いので、そういった案件を狙っていくと良いでしょう。この方法を選択するのであれば、Scalaの学習は書籍やネットで基礎を把握して、自宅で環境構築して動かしてみる、余力があればWEBシステムでも良いので簡単なものを作ってみる、といった程度で対応できます。
結局のところプロジェクトに入ってしまえば確実にスキルは伸びるので、まずは元あるJavaのスキルを活かしてScalaも使うプロジェクトを狙うということでした。