TechStockが扱うObjective-C開発案件の月額報酬単価は?
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フリーランス向けObjective-C開発案件の平均報酬単価は月額76万円、最高単価は月額115万円、最低単価は月額40万円です。他の言語に比べると、やや低い水準と言えるでしょう。また上記の単価には他の言語も使うプロジェクトも含まれています。
具体的にはJava、C++、C♯などがありますが、圧倒的に多いのはやはりSwiftです。言い換えれば、SwiftがメインでObjective-Cも使う案件ということです。ちなみにSwift単体だと単価はもう少し高くなるので、Objective-Cを使う案件はむしろSwift単体の案件よりも単価が低い場合が多いと言っても過言ではありません。
これがObjective-Cの率直な現状なのですが、だからといってObjective-Cにまったく存在価値、学習価値がないというわけではありません。Objective-Cができることによって、Swfit案件で有利になる、Swiftの経験がない場合はObjective-Cを土台にできる、といったメリットがあります。
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フリーランスエンジニア向けObjective-C開発案件の特徴
Objective-C開発案件の特徴は、Swiftとセットになっている場合が多いということです。つまりSwiftをメインにObjective-Cも使う、もしくはObjective-CからSwiftへの移行といったiOSアプリの開発案件ということです。
Objective-CはもともとiOSの開発用に作られた言語ではないのですが、Appleが積極的にObjective-Cを使っており、iOSアプリの開発にもObjective-Cを導入しました。当時まだObjective-Cはそれほど主流ではなく、またWEB開発などにもObjective-Cはあまり普及していかなかったのです。
WEB開発の方は、Java以前はどちらかというとC++やC♯が使われることの方が多かったようです。これらの言語がJavaに取って代わられる中でObjective-CはiOS開発で生き残っていたのですが、今はSwiftの時代になっています。
Objective-Cの特徴や今後の情勢について
Objective-CはSwiftに移行していますが、Objective-Cが完全に終わったというわけではありません。Objective-C単体でiOSアプリを新規開発する案件はほぼないはずですが、それでもObjective-Cの活躍機会はあるのです。
それは、Swiftに足りない部分を補うという役割です。具体的には、Swiftにはなくて、Objective-Cにしかないライブラリを使うなどです。Swiftは定義が少なく済む、コードがシンプル、実行スピードが速い、強力な型推論がある、などほとんどの要素でObjective-Cを上回ります。
もともとObjective-Cに足りない部分を補ってより利便性の高い言語を作るという目的でSwiftが開発されているので、当然と言えば当然でしょう。
しかしObjective-CがSwiftに勝るポイントがあります。それは歴史があり、その分豊富なライブラリが用意されているということです。Objective-Cのライブラリは言語の開発者だけでなく、有志が実装してライブラリとして公開してくれていることも多いです。
つまりObjective-Cの長年の歴史の中でどんどんライブラリが蓄積されていき、自分で実装しなくても便利に引用することが可能ということです。一方でSwiftは歴史が浅いため、Objective-Cと比較するとライブラリの数の差は歴然です。
結果的にSwiftだと自分で実装しなければならない部分を、Objective-Cならライブラリを呼び出すだけで完了する、といったことが起こります。この点で、Objective-Cに価値があるということです。
ちなみにSwiftでObjective-Cのライブラリを呼び出すこともできるので、Objective-Cを実装する必要があるかどうかと言えば、あまり必要性はないでしょう。しかしObjective-Cのコードを読めた方が当然ライブラリを使いこなすことができ、たとえばライブラリを書き換えるようなこともできます。
SwiftメインのプロジェクトでもObjective-Cは役立つということです。ただしSwiftのライブラリ等も年々蓄積されていっているので、Objective-Cの役割は縮小していく一方です。長期的な視点で考えれば、Objective-Cの存在はなくなっていくでしょう。
とはいえ現状はまだObjective-Cも多く使われており、またObjective-Cのスキルがあれば他の言語スキルを習得する際にも汎用性があります。
とはいえ学習の優先度としてはSwiftの方が圧倒的に上なので、Objective-CはあくまでもSwiftのついでと考えることをおすすめします。またiOSの案件を狙っていない場合は、別の言語を選択するべきでしょう。
Objective-Cエンジニアの実務外キャリアアップや資格について
Objective-C単体の資格はありませんが、「スマートフォンアプリ開発技術検定試験」というスマホアプリ開発全般に関する資格試験はあります。言語としてはSwift、Objective-C、Java、Kotlinが含まれます。
取得価値が高い資格かというとそうでもなく、特に必須とか積極的に狙うようなものではありません。特にスマホアプリの技術は日々進化しており、また網羅的にあらゆるスキルを身に付ける必要もありません。技術は陳腐化するもので、開発に関係ない部分の技術を身に付けてもあまり意味がないからです。
そのためObjective-Cのスキルを高めたいのであれば、SwiftメインでiOS開発を行い、必要に応じてObjective-Cも書いてみる、ライブラリを使う、といった方法がおすすめです。