ご利用者様インタビュー vol.2
フリーランスエンジニアの成功秘話
TECH STOCK(テックストック)をご覧になっている方の中には、フリーランスになることに不安を感じていたり、どうやって仕事を探したらいいか悩んだりしている方も多いでしょう。
そこで、TECH STOCK(テックストック)をご利用いただき、フリーランスとして活躍されているエンジニアの方にお話を伺いました。
フリーランスに転身されたきっかけや現在のお仕事、フリーランスを目指す方へのアドバイスまで、参考になること間違いなし! まずは、第一歩を踏み出してみませんか。
※このインタビューは2020年12月時点の内容です。
上流工程に関わりたい! その思いがすべての始まり。
「自分のやりたい仕事を目指して、走り続けてきました」
大学卒業後、システムエンジニアとして就職した会社は社員3000人を抱える大手でしたが、大企業の二次請けが主な業務でした。その会社では、システム開発の大枠が決まっている状態から関わるのですが、私はうまくいっていないプロジェクトのフォローをしていました。要は失敗プロジェクトの立て直しですね。
次から次へと発生する問題に対応して、徹夜を繰り返すような状況で、「なんでこんなに失敗し続けるのか」を考えるようになりました。たどり着いた答えは、「上流工程がうまくいっていないから、無茶なものを作ってしまう」でした。
上流工程で、システム開発の基本設計がきちんとなされていないのが原因なら、その上流工程に携わりたいと思うようになったんです。ところが、所属している会社には上流工程の仕事がなく、27歳頃から転職を意識するようになりました。
30歳のときに上流工程に関われる会社に転職したのですが、小さな会社だったので、雇用関係は結ばずに「個人事業主」として契約することに。それが最初にフリーランスになったきっかけです。その後は別会社の正社員を経て、フリーランスとして働いた会社に戻り、社長職を経験して、2年前に自分で法人を立ち上げました。
最初の会社では、失敗プロジェクトを見る機会があったことですね。システム設計を担う上流工程がうまくいっていないと、開発以降の下流工程でトラブルが発生する確率が高くなることを、身をもって体験しました。一方で上流工程に携わるようになると、これはあの失敗につながると予測ができるケースも多く、お客様にも説明ができるので、当時の経験が役に立っています。
また、最初の会社はベンダー(開発)側でしたが、2社目では業務支援でユーザー(お客様)側となり、両方の視点を持つことができました。例えば、開発会社にシステム作りを依頼している企業が、開発会社から説明されても専門外でわからないので、私が社員の代わりに話を聞き、わかりやすく説明するという業務です。通訳のようなものですね。
それまではお客様に作ったシステムの説明をしていたのに、逆に説明を聞く立場になったわけです。開発会社がごまかそうとしていることもわかるので、俯瞰してものが見える感覚と言ったらいいんでしょうか。ユーザー側に身を置くことで、見えること、気づくことが増えましたね。
上流工程に関わったことで、ベンダー側でなければできないことがあること、また、その視点も大切だと思うようになりました。予算や期限などに問題があって開発フェーズがうまく進まないときもありますし、上流工程の設計をしっかり行い、下流工程のトラブルの要因を減らすことも必要です。
上流、下流、両方の視点を持っていないと、いいものは作れない。そう気づいたことが大きな成長につながったと思います。
これまでずっと知り合いを通して仕事をいただいていたので、フリーランスエンジニア向けのエージェントを利用するという発想がありませんでした。「私のことをよく知ってくれている人が紹介した案件でないと、いい仕事はない」と思っていたくらいです。
でも、参画していたプロジェクトが終了したので、軽い気持ちでエージェントを探しました。そのなかで私がやりたい上流工程の案件がそろっていたのが、TECH STOCK(テックストック)だったんです。登録してみると、TECH STOCK(テックストック)はすぐにいろんな案件を提案してくださって、それも大きなプロジェクトで内容も大変良かったので、エージェントを見る目が変わりました。
初めて登録したのがTECH STOCK(テックストック)なので、比較はできないのですが、不満はまったくありません。知り合いに紹介された案件の場合、義理もあって引き受けないといけないなど、しがらみが発生しますが、エージェントの場合は豊富な選択肢の中から自分に合うものが選べます。
以前は、知り合いだと何かあったときに相談しやすいと思っていましたが、TECH STOCK(テックストック)は営業の方がちゃんと相談にのってくれるし、対応もすぐにしてくれるので、何の問題もありませんね。エージェントを活用していい仕事が得られるなら、フリーランスになることは間違っていないと思いました。
TECH STOCK(テックストック)に登録して9ヶ月経ちますが、最初に紹介していただいたプロジェクトが今も続いている状態です。同じチームにはTECH STOCK(テックストック)で紹介されたフリーランスの方が他に3人いまして、私はそのチームリーダーとして働いています。
フリーランスの場合、プロジェクトに途中から参加することが多いのでコミュニケーション能力も必要です。正社員のときは既にお互いを知っていて、信頼関係も築けていますが、外から入ってきたフリーランスが、定例会議でいきなり意見を言ったら「なんだこいつ」と思われますよね。信頼関係を築いて、私が話すとみんな聞いてくれるという状況になるまでには、少し時間がかかります。
そこで、私が心がけているのは、すべてを正直に話すこと。例えば、作業が遅れている部分があったら隠さずに伝えます。その場をごまかしても、後で遅れていることが発覚したら信用してもらえません。人の信頼を得るには、積み重ねが大切だと思っています。
上流工程になると、技術的なことは若い人に任せる傾向にあります。だからといって、新しい技術についてまったく単語を知らないのは良くないので、技術的な動向は常にチェックしています。
また、自分が関わるプロジェクトの業界について知ることも大切です。これまで携帯業界や金融業界のプロジェクトに関わった際は、それぞれの業界の本を買って読みあさりました。お客様との会話にも役立ちますし、情報収集や勉強は欠かせません。
自分の場合は、「今の会社にいて、自分のやりたい上流工程に関われるかどうか?」と問いかけたときに、NOでした。フリーランスになっても実力が伴わず、仕事が取れなくて困窮する人も、なかにはいると思います。でも、できるかできないかは、独立してみないとわかりません。
ずっと会社に所属して結局やりたい仕事ができないまま終わるのと、挑戦したけどうまくいなかった場合と、どちらがより後悔するのか考えることが大事だと思います。現状のままのほうが後悔する、と思ったら挑戦したほうがいいでしょうね。
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