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◆PPIH のIT戦略 への期待
現在、小売業は、デジタル/OMO(Online merged with Offline)による業態変革/競争力強化の熾烈なグローバル競争の時代を迎えています。
その中で PPIH は、2018 年～2020 年の 3 ヵ年で、売上高を約 9400 億円から 1.65 兆円、営業利益 710 憶円へと大幅に拡大、更に新中長期経営計画「Passion2030」では、売上高 3 兆円（うち国内 2 兆円、グローバル1 兆円）、営業利益 2000 億円を目指します。
新中長期経営計画「Passion2030」の達成を、IT/デジタル技術によるイノベーションとアナリティクスの視点から構想し、「勘と経験」中心だった PPIH に「デジタル/データによる科学」をもたらし、着実な売上高および粗利額の向上の達成を期待します。

■ハイレイヤーIT領域 の役割
(グループ経営における 役割)
一例ですが、CEO 直轄の指示のもと、CMIO(グループ全体のマーケティング/業務変革を統括)、CDO(グループ全体のデジタル戦略構想と新業態開発を統括)と連携し、新中長期経営計画「Passion2030」の達成を、IT/デジタル技術とアナリティクスの視点から推進。

(CMIO/CDO 連携し、ハイレイヤーIT人材が推進すべきこと)
CMIO/CDO と連携した業務変革/新業態開発については、主に以下の領域を検討する。IT/デジタル技術とアナリティクスの視点から、各変革が円滑に進むよう貢献することが求められる。
■経営の意思決定精度とスピードの向上、管理会計の高度化、社内コミュニケーションの円滑化
■ 店舗オペレーションの高度化（在庫・売価・人材マネジメントなど）
■ 商品/MD 変革（カテマネ、メーカー協業、PB 開発など）
■ 顧客起点のメンバーシップとマーケティングの高度化（会員サービス・アプリ・SNS・金融連携など）
■ヒューマンテックを活用した人材マネジメントの高度化（レジシフト、人材管理／育成など）
■ デジタルを活用した新業態開発（ラストワンマイル、越境 EC など）

(直接職掌すべき業務例)
各社の IT 部門を統括するとともに、新たに AI/デジタル技術を活用したアナリティクス部門を立上げ、以下業務を推進する。

■ 新中長期経営計画「Passion2030」達成に向けた技術戦略の構想と推進
・各社で個別に存在する基幹システムの統合/最適化（ドン・キホーテ／ユニーなど）
・ 経営のスピードアップ／店舗運営の高度化／デジタル変革の推進に向けたデータ基盤の整備
・ 各プロジェクトで求められる IT 技術の検討と提供
■ アナリティクス活用の高度化とアナリティクス組織の立上げ
・ 高度アナリティクス組織の立上げ（人材採用・育成など含む）
・ AI／アナリティクスの活用に向けた技術整備
・ 各プロジェクトへの高度アナリティクスの提供
■ 将来の拡張性やオープンイノベーションに向けたアーキテクチャの改善
・ 既存レガシーシステムとクラウド/デジタル新技術の最適配置
・ データマネジメントアーキテクチャの柔軟化/最適化
・ オープン化や PF 連携に向けたアーキテクチャの最適化
■ グローバル対応および技術起点のイノベーションの推進
・ IT のグローバル対応
・ テクノロジーベンチャーや先端企業の目利き、提携、買収の推進
・ 新中長期経営計画に資する各種技術 R&D の推進

(求められる成果)
■ PPIH の役員候補または、役員の一人として
・ 新中長期経営計画「Passion2030」の達成
（売上高 3 兆円（うち国内 2 兆円、グローバル 1 兆円）、営業利益 2000 億円）
■ 連携体制の一人として
・ マシュマロ構想の推進（デジタルによる科学の実現）
・ 各プロジェクトが目標とする粗利額などの KPI の達成
■ 直接的に求められる成果
・ 迅速なデジタル/IT インフラ整備（基幹・データ基盤・その他 IT すべて）
・ 迅速なアナリティクス組織立上げ（目標：3 年後 40～100 名規模）
・ 迅速な IT のグローバル対応